苦手に飛び込んでいくということも、人間成長には欠かせない。

 「不得手なことや、興味が向かないことでも、上達したり結果を出すには…?。何にフォーカスすればいいのか?」というテーマのセッションでした。

 クライアントさんは、「苦手に取り組まないと先へ進めない」と感じたのでしょうか。私もアパレル店長だったときに、「嫌いな人と仲良くなりなさい」と社長に言われたことがあります。そもそもアパレルに転職しただけでも、ファッション分野は苦手な部類だったので、あの頃は結構つらいことがいっぱいありました。結局、違和感すぎるところに飛び込んでいったことが、自分の成長と成功を生みました。 

 つまり、クライアントさんもお察しの通り、苦手に飛び込んでいくということも、人間成長には欠かせないところなのではないかと、私も考えています。

 学生時代のことで例えると、「古文は好きだったけど、英語は苦手意識」だったり、今の職場で言うと「Aの販売は好きだからできたけれど、Bの販売は興味が薄いので難しい」みたいな感じだそうです。苦手だと壁をつくってそれまでで、その先に進まない感じ。私と似たような体験をされていました。

 ここは、「成長を考えると、突破することが、自分の可能性、視野を広げること」とチャレンジ目標をもって、未来へ向かっていきましょう。私のエピソードがクライアントさんも「できるかも」になっていきました。
 私も、社長から「具体的にどういうことなのか?」を教えてもらったから、「なるほどね!」となったのです。人生の先輩からイメージを補うための説明が必要なときもあるのです。

 具体的には、「相手に入り込んでいこうとする、興味を持とうとする、相手に質問することで、自分が知らなかった視点を知ることもできる。相手と協力も組める」という未来の世界が広がります。

 クライアントさんは、「自分を守るためのプライド」があったからこそ、これまでやってきたと、過去を認めたうえで、これからはプライドという壁を壊してみる考えに進みました。壁がなくなったとき、自分が流されるというのではなく、一見受け身のような時も、能動的に受け身をやっていくという感じになることです。そのように自分の出し入れができるようになると、自分が楽になっていくことが増えるのです。

 自分の主張を押し通すだけでなく、ディスカッションをするゆとりや、相手の話を「なるほどね」と聴くようにすることで、相手には相手の正解があると思うようにもなります。

 クライアントさんのなかで、「プライド」がなんか邪魔かもと、違和感が出てきたタイミングだったようです。次の自分の在り方のイメージを確認できたセッションとなりました。

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★セッション後メールをいただきました。

 セッション中は方向性は見えてきましたが、言葉ではまだ上手くまとまらない感じでした。セッション後に振り返ってみると…『今よりも自由に、軽やかになっていきたい!』という思いに気がつきました。
 いろいろな環境の変化で、自分を支えていたものがプライド(自分らしさ)であり、のほほんとした生活から「なんとかやっていかなきゃ!」という意思の原動力になってました。でもそのプライドが言い訳に繋がったり、仕事のときになじめなかったり、将来のことを考えると窮屈だったりとしていたので、もうそのプライドは手放してもいいんだ!と実感できました。これからは自由に柔軟性を持って生きていけるように、周りとの関わりあいを意識していこうと思います。

→「プライドを手放してもいいんだ~」という感じにクライアントさんが感じていらっしゃったことに、なるほどなぁと思いました。自分の心の中で折り合いがつくと、すっきりしますよね。今月中に末っ子ちゃんの出産が控えていらっしゃるので、母子ともに健康でありますように祈っています☆