自分を「うまくいかない」「不幸」と決め付けていたのは自分ということになる。

「雨が降ってて、嫌になってくる…」。
雨が降っているという事実に感情をつけて、そこからマイナススパイラルに陥っている人は少なくありません。ヨガの先生が「事実で止めるんです」ということを言っていました。

 「これ、高いから買えない…」お金にまで感情をつけるのは日本人。フランス人は「この服を買わないことを選んだ」と思考するので、お金に感情をつけません。服の値段にかかわらず、試着をして買わないことも多いそうです。というエピソードが書いてある本も読んだことがあります。

 4,5年前、私と播磨さんとのセミナー「コミコレ」のなかで、ロジカルシンキングというテーマを扱いました。テーマの真意は、「事実で止めて、感情をつけずに説明をする」という思考について考察するセミナーでした。
実は、私はそのセミナーを通して初めて、「そういうことか!」と理解が深まったのです。事実に感情がついているなんて、意識もしたことがなかったし、そこで思考停止している、というケースもあるということも気づいていませんでした。そこに気付いたら、セッションの仕方も大きく変化したのです。

 そのころ、事実を問いただしていくという本も読んでいました。クライアントさんのためにも、私も真実が見いだせる目を養う必要があると思ったのです。感情の渦に巻き込まれて、心が温かくなるような真実を見つけられなくて、暗黒の世界に自ら入っていってしまっている方もいらっしゃったので、どうにか助けになりたいと思いました。

 「真実を見つける視点」は、幸せに感じて生きてく上で必須科目です。『星の王子さま』は、そういう視点があるか? 大人が試される物語ですね。



 継続してセッションをしているクライアントさんが、「真実を自分で見つけられること」に取り組むことになりました。これまでは、私がクライアントさんの事実を問いただして、真実を見つけるのを手伝ってきました。自分でも真実を探せる目を見つけられるようにと、その本を紹介しました。

 正直、読んでみてもすぐには理解できなかったようです。私も5年前に読んだときはそんな感じでした。どれだけ事実をゆがめてみていたのか? 長年の習慣すぎて、問いただすことがとても難しいのです。訓練していくしかありません。私は、自分自身の闇からの脱出、クライアントさん、友人、家族など、かなり多くの事実を扱ったおかげで、身に着けることができ、今はすぐに真実が見えてくるようになったので、とても涙もろくなってしまいました。

 クライアントさんも本を繰り返し読まれて、今回のセッションで、クライアントさんがいくつかの事象について、ご自身で問いただして、真実を見出している様子がありました。

■従業員さんに誤字を指摘されたとき、バカにされたと思いイラっとした。
→しかし、漢字を間違ったとこは事実。教えてもらったのだから、「教えてくれてありがとう」だと気づいた。

 イラっとしたところで、たいていは思考停止するもの。相手がしてくれたことに感謝が見いだせないことになります。そこを、すぐに事実を問いただすことをしていけば、すぐに幸せに気付けるということなのです。クライアントさんも、ご自身で問いただしてみて、指摘がプレゼントであったことに気付けたようですね。

 これを知ってしまうと、感情に囚われている=架空の闇の世界の存在に気付いてしまうのです。今回のセッションでも、いくつかの事象について事実を問いただして、真実を見つけていく作業が続きました。「幸せかどうかは自分の心が決める」という言葉どおりなのです。




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