もう、やりたい仕事が世の中にないとき、どう考えればいいか？

　今年の最初からずっと転職活動をしていたクライアントさん、まだ決まりません。内定もとれたり、落ちたりもしながら、全然決まらず、今いる会社でも昇格試験をパスしてしまうほど、「やりたいことがない！」という状態に数か月前に気付いてしまいました。そう、もうやりたい仕事が世の中にない！ということに気づいてしまったのです。

　今の仕事場は、前職の10年のキャリアを生かせる場所で、クライアントさんはどの部署に配置されても、数か月で自分のメソッドをつかって、セールスアップしてきました。つまり、自分の中ではそういうのは簡単にできることであり、またそれを売りにして転職活動をしても、なんら変化のないこともだんだんと腑に落ちてきたのです。

　それで、秋ごろから自分のノウハウをとりあえず、ブログに書いてみよう…ということを試してみたり、ちょっとしたものを作って、ネットで販売しようとしてみたり、とにかく行動だけは色々とされていました。

　それで、今回のセッションを予約された理由は、「アイデアをどう動かしていけばいいかわからず、スタックしてしまったから」でした。しかし、クライアントさん、面白いことに気付いていました。

「世の中では、ここまではあるけれど、これはないですよね」というものに！　私もそのアイデアを聞いて、「確かに！」と。カテゴリーとしては飽和状態になってきていますが、もっと突っ込んで専門でやっている人はいないけれど、誰もが思う「あるある」ネタです。困ってはいないのかもしれないですけど、フォーカスが当たると、「それ、実は困っていた！」みたいな、穴場てきなコンセプトに気づいていらっしゃいました！
　なかなか転職も決まらないし、発信したことも決まらないし…で、随分試行錯誤してこられたご様子でしたが、遂に発見！　私もクライアントさんのアイデアに感動すら覚えました。（笑）

　そこから、世の中にないものをどうブームにしていくか？みたいな話へと進んでいったのです。私も、実はそういう作業の相手をしたいのだなと、クライアントさんに気付かせてもらいました。その日は相当頭を使い込んでいたはずなのに、しかもセッションは23時頃だったのに、どんどんアイデアが湧いてきてしまいました。（笑）

　ネーミングやドメインなどについても考えました。検索してみると、そんなドメインはまだ世の中に存在していない！　これはチャンスです。取得しておくように提案しました。

　そして、ビジネスのやり方についてです。フロントエンド商品、バックエンド商品など、私のようなビジネスをしているひとならば、有名な言葉ですが、クライアントさんはご存知なかったので、お客様になるまでのストーリーを説明して、今なにを構築していくか？　など、具体的にレクチャーしながら、一緒に考えていきました。

　「何を世の中に提供するのか？」試行錯誤して、行動したり、調べつくしたからこそ、クライアントさんが見つけた、「空き地」。セッションは、爆笑の連続でしたので、こういうのって実現性が高まるんですよね。ブームを作れると本当に面白いネタです。私もその分野、得意なので、どう育っていくか？　楽しみです。


以前にも紹介したこの本、ブームを作ることに関してきっかけになります！