自信のないところがいっぱいから、ひっくり返ったセッション。

 今年最初のセッションは、南の方からわざわざ対面セッションにいらしていただきました。
1月3日だったのですが、私は東京に実家もあるし、いつもどおりの生活でしたので、仕事始めにしました。ブログは今日から再開です。今年もよろしくお願いいたします。


 セッションは、「仕事、家事など忙しさに飲み込まれる。もっと長期的な視点も持てたほうがいいのではと思っている」ということで、モヤモヤしていることから話が始まりました。

 仕事の状況をお聞きすると、感情的にならないようにしたいとか、段取りが悪いからもっと先を見通せる想像力が必要だとか、人に伝える力が足りないとか、相手のことも尊重できて、自分のことも尊重できるように、共存できたらいいなど、自分に自信のないところがいっぱい出てきました。

 また、年配の同僚に自分の考えを伝えて、相手にもう一度作りなおすことを提案しようと思ったのですが、一方的に「こうするのが正しい」と言われたので、取りあっても仕方がないことと思い、自分がまた下に落とし込むために、もっとわかりやすく作りなおすこともしていると話していました。

 一通り、自分が身につけなくてはいけないことの話をお聞きした後に、「今の職場に来て成長できたことは何ですか?」とお聞きしました。
 すると、「段取りを考えられるようにはなった」と言いました。

 私はそれを聞いて感じたことと質問をしました。
「それは、スキルの成長のようだと思うのですが、心が成長した部分はありますか?」と。

「自分に正直になっているんですが、気持ちを伝えるのは苦手ですね。なんて相談したらいいか…。自己完結するって、同僚にも言われるんですよ。分からないし、言えなし、自分のことで精一杯なようです。相手を尊重できればいいんですがね」

「なるほど。本当に段取りを考えることが大事なんでしょうか? 将来の見通しを立てることで何かいいことはあるんでしょうか?」

「私、夢がありまして、大学院へ行きたいんですよ。段取りが付けられずに、なかなか進めることができないですね。TODOリストを作って、やっていかないと」

「夢の話が初めて出てきましたね。段取りをつけることができなと悩むのをやめれば、時間がとれそうですね。自分のできていないところを伸ばすよりも、既にお持ちのやさしさを伸ばしたらどうでしょうか?」

「やさしさを伸ばす。考えたこともなかった・・・」とにこっと笑って言いました。
クライアントさんの目に優しい光が差し込んだように映りました。

「段取りを作ろうとすると自然の流れに逆らうことになるでしょう。大学院に行きたいという段取りは、神様にお任せすればいいじゃないですか。流れに身を任せるんですよ」

 クライアントさんは、ふんわりとその考え方に納得できたご様子でした。心が理解したのかもしれませんね。

セッションで気づきたかったことは、伝える力を伸ばすとか、段取りよくなるには? ではなかったようです。本来の自分についてでした。

 自分の良さを認められ、苦手なことは人に頼めば、自然と共存もできるのではないでしょうか。職場というチームならば、互いに補え合えばいいのです。

 セッションの時間が随分あまったので、あとは、「これが正しい」と言い張るタイプの人にどう共感を示していけばいいのか? 知恵をシェアしました。これで、自分も相手も尊重し合えそうだとイメージが広がったようでした。

 セッション後、フィードバックシートをメールし、お返事を頂きました。

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フィードバックシート、受け取りました。
ありがとうございます。
読後、この先フィードバックシートを何度も読み返す自分を想像してしまいました。(笑)
自分が好きなんですね…かなり。(^o^)

セッション中、ご提案された堀口さんの「流れに任せてみる」
という方法に共感しました。私もやってみます。

それが自分の良さを活かすことなんですね。
本来の私の姿のままでいいんですね。
今日は本当に充実していました。
ありがとうございます。

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 自分の中では当たり前のことになっていることは、実は自分の良さなのだと思うのです。しかし、短所ばかり目につく人の方が多くて、まわりから短所ばかりフィードバックされていては、自分は足りないところだらけだと、誰だって思ってしまいそうですね。
 また、「相手をまずは、持ち上げて、最後に欠点を付け加える」ことが、相手に伝わることだと硬く信じている方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。クライアントさんも、そのような職場の風潮のようでした。
 
 私の考えは、持ち上げたのならば、横の関係が、縦の関係になってしまうので、相手は話しにくくなるように思います。なので、持ちあげることはありません。

 長所だなと思ったら、「・・・と感じました」とIメッセージで伝えます。クライアントさんが、欠点を自分で沢山述べていたら、「それを伸ばすことは必要ですか?」と聞いてみるのです。

 そして、本来の姿を見つけたとき、とてもホッとした気持ちになるのだと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

それを伸ばすことは必要ですか?

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