私は、「こういうクライアントさん、来てください」と、いわゆるターゲットを絞っていないので、クライアントさんの方から、私のブログを読んでいただくなりして、選んでいただいているかと思います。ある意味リスクがあるのかもしれませんが、頼まれごとは試されごと。きっと、自分の成長にも必要な出会いというものを引き寄せる気がしています。
コーチを初めて3年目くらいまでは、初歩的なミスが結構あったと思います。クライアントさんに意見をしてしまったことで、クライアントさんにお叱りの言葉を頂いたことも何回かありました。何も言わずに、去られてしまう方もいらっしゃいました。私が至らないことが多く、本当に申し訳なかったですが、みなさまのおかげで、成長できました。本当に感謝しています。
4年目くらいになると、初歩的なミスは起こらなくはなりましたが、今度は、傾聴の質を問われる方へと深まり始めました。深くなってきたことで、私も一緒に考えてしまうことが増えてしまったのです。同時進行で、自己探求をしているような感じです。かろうじて、クライアントさんよりも2か月前に気づけたことだったり、クライアントさんとシンクロすることが多いと感じました。不思議なご縁を感じていました。
2012年は6年目になり、自分の自己探求が終わり、一緒に考えてしまうことはなくなってきました。そうなると、次に必要なことは・・・・。と思って、メンタルケア講座を引き寄せられるように受講しました。
そして、7年目に入った2012年後半、メンタルケア講座での考え方を試されるセッションがありました。
最初は、「就職活動について」とおっしゃっていましたが、「就職活動のことですね」「はいそうです」と言うわけではなかったのです。クライアントさんは、カウンセラーや臨床心理士とのセッションの経験はおありでしたが、コーチングは初挑戦でした。しかも、対面ではなく、スカイプですから、なおさらハードルも上がります。
対話が自由な分、どうなるか若干不安もおありだったようですが、1回目のセッションで、コーチングで大丈夫そうだと感じていただけたようで、6回のセッションを継続して頂きました。
しかし、2、3回目のセッションでは、質問に対して返答が少ない分、私が補うように話してしまう。セッションのあと、毎回反省していました。自分が喋りすぎたと。
セッション4回目になって、ようやく気付けたことがありました。セッションで果たす目的は、こうなりたいことを具体的にするよりも、まず「言葉にしたい」ということなのかと。
セッションのとき、どんな傾聴を望まれるのか、聞いてみました。
臨床心理士に相談したこともおありだったそうなので、「どんな臨床心理士さんが、良かったと感じましたか?」と。すると、「こちらが話したいことを先回りして質問してくれて、話させてくれる人」とお答えになりました。私にとっては、それがヒントになりました。私も質問して話してもらいますが、相手が話したいだろうことまでは、予測していないことに気づきました。また、あまり自分からお話しされないけれど、話したいことがいっぱいあることを感じました。
しかしながら、その方だけでなく、いくら相手がコーチだからといっても、最初から、言いたいことが出てくるものではないでしょう。
本当に悩んでいることを口にすることは、たとえ自分ひとりでいる状況でも、自分にも怖すぎて言えないことだったりするのかもしれません。
しかし、相手がうまく引き出してくれたら、自分が自分に言うのが怖いことも、言えてしまうこともあるのではないかと思います。今よりもっと、引き出せるのだと可能性を感じました。自分の仕事は引き出すことなのだという自覚も高まりました。
相手が話したくなるような流れを生み出すにはどうしたらいいのか? と考えました。それは、質問というよりも、合いの手みたいなものなのかもしれません。もっと、相手と共にいることを意識しないと成立しないと思いました。
色々考えた末の6回目のセッションは、今まで考えていた共感と違うものを体験したようにも思えました。相手に入りこまないけれど共感している状態と言うのでしょうか。
セッションが終わったあとの自分の身体は、いつもの終わった時の感触と違うのです。緊張感を持って取り組むことに幸せを感じました。その感覚を持ったまま、次のセッションをしたときに、やはり違った感じを掴んでいました。 難しいことがいっぱい起きたほうが、幸せになるのかなと感じたほどでした。
追伸: 1/26「聴くことは幸せにつながる」セミナーは、一旦終了することを考えています。理由は、3回目で内容が固まったためです。よって、音声収録する予定です。(今回のセミナーにご参加者の皆様には、音声も差し上げます)ライブでお聞きになりたい方は、この機会にご参加くださいませ。尚、新しいセミナーも作りたいと考えておりますので、今後もよろしくお願いしいます。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
本当は言いたいけれど、相手に言えていない言葉はなんですか?
┏━┓
┃☆┃SEMINAR
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年1月19日(土) 冬コミコレクション
テーマ「バランス」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
コミュニケーションにおいての相手と自分との「バランス」について考えていきます。
■2013年1月26日(土)「聴くことは幸せにつながる」セミナー講師:堀口ひとみ
7年間の「聴く仕事」を通して学んだ「傾聴」のあり方を学べる講座です。
(こちらのセミナーは、今回で終了となります)
■2013年2月17日(日)第1回 コミラボ
講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
コーチングを専門としているふたりによる傾聴のエッセンスやメソッドが学べる講座です。
■2013年3月23日(土)春コミコレクション
テーマ「思考を芽吹かせる」講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
仮説、着想、ひらめきなど、自分自身の見つける力を磨いていきます。
■これから開催予定のまとめページはこちら。
コーチを初めて3年目くらいまでは、初歩的なミスが結構あったと思います。クライアントさんに意見をしてしまったことで、クライアントさんにお叱りの言葉を頂いたことも何回かありました。何も言わずに、去られてしまう方もいらっしゃいました。私が至らないことが多く、本当に申し訳なかったですが、みなさまのおかげで、成長できました。本当に感謝しています。
4年目くらいになると、初歩的なミスは起こらなくはなりましたが、今度は、傾聴の質を問われる方へと深まり始めました。深くなってきたことで、私も一緒に考えてしまうことが増えてしまったのです。同時進行で、自己探求をしているような感じです。かろうじて、クライアントさんよりも2か月前に気づけたことだったり、クライアントさんとシンクロすることが多いと感じました。不思議なご縁を感じていました。
2012年は6年目になり、自分の自己探求が終わり、一緒に考えてしまうことはなくなってきました。そうなると、次に必要なことは・・・・。と思って、メンタルケア講座を引き寄せられるように受講しました。
そして、7年目に入った2012年後半、メンタルケア講座での考え方を試されるセッションがありました。
最初は、「就職活動について」とおっしゃっていましたが、「就職活動のことですね」「はいそうです」と言うわけではなかったのです。クライアントさんは、カウンセラーや臨床心理士とのセッションの経験はおありでしたが、コーチングは初挑戦でした。しかも、対面ではなく、スカイプですから、なおさらハードルも上がります。
対話が自由な分、どうなるか若干不安もおありだったようですが、1回目のセッションで、コーチングで大丈夫そうだと感じていただけたようで、6回のセッションを継続して頂きました。
しかし、2、3回目のセッションでは、質問に対して返答が少ない分、私が補うように話してしまう。セッションのあと、毎回反省していました。自分が喋りすぎたと。
セッション4回目になって、ようやく気付けたことがありました。セッションで果たす目的は、こうなりたいことを具体的にするよりも、まず「言葉にしたい」ということなのかと。
セッションのとき、どんな傾聴を望まれるのか、聞いてみました。
臨床心理士に相談したこともおありだったそうなので、「どんな臨床心理士さんが、良かったと感じましたか?」と。すると、「こちらが話したいことを先回りして質問してくれて、話させてくれる人」とお答えになりました。私にとっては、それがヒントになりました。私も質問して話してもらいますが、相手が話したいだろうことまでは、予測していないことに気づきました。また、あまり自分からお話しされないけれど、話したいことがいっぱいあることを感じました。
しかしながら、その方だけでなく、いくら相手がコーチだからといっても、最初から、言いたいことが出てくるものではないでしょう。
本当に悩んでいることを口にすることは、たとえ自分ひとりでいる状況でも、自分にも怖すぎて言えないことだったりするのかもしれません。
しかし、相手がうまく引き出してくれたら、自分が自分に言うのが怖いことも、言えてしまうこともあるのではないかと思います。今よりもっと、引き出せるのだと可能性を感じました。自分の仕事は引き出すことなのだという自覚も高まりました。
相手が話したくなるような流れを生み出すにはどうしたらいいのか? と考えました。それは、質問というよりも、合いの手みたいなものなのかもしれません。もっと、相手と共にいることを意識しないと成立しないと思いました。
色々考えた末の6回目のセッションは、今まで考えていた共感と違うものを体験したようにも思えました。相手に入りこまないけれど共感している状態と言うのでしょうか。
セッションが終わったあとの自分の身体は、いつもの終わった時の感触と違うのです。緊張感を持って取り組むことに幸せを感じました。その感覚を持ったまま、次のセッションをしたときに、やはり違った感じを掴んでいました。 難しいことがいっぱい起きたほうが、幸せになるのかなと感じたほどでした。
追伸: 1/26「聴くことは幸せにつながる」セミナーは、一旦終了することを考えています。理由は、3回目で内容が固まったためです。よって、音声収録する予定です。(今回のセミナーにご参加者の皆様には、音声も差し上げます)ライブでお聞きになりたい方は、この機会にご参加くださいませ。尚、新しいセミナーも作りたいと考えておりますので、今後もよろしくお願いしいます。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
本当は言いたいけれど、相手に言えていない言葉はなんですか?
┏━┓
┃☆┃SEMINAR
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年1月19日(土) 冬コミコレクション
テーマ「バランス」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
コミュニケーションにおいての相手と自分との「バランス」について考えていきます。
■2013年1月26日(土)「聴くことは幸せにつながる」セミナー講師:堀口ひとみ
7年間の「聴く仕事」を通して学んだ「傾聴」のあり方を学べる講座です。
(こちらのセミナーは、今回で終了となります)
■2013年2月17日(日)第1回 コミラボ
講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
コーチングを専門としているふたりによる傾聴のエッセンスやメソッドが学べる講座です。
■2013年3月23日(土)春コミコレクション
テーマ「思考を芽吹かせる」講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
仮説、着想、ひらめきなど、自分自身の見つける力を磨いていきます。
■これから開催予定のまとめページはこちら。
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