自分が幸せになる方法について。「輝く女」戸田恵梨香[後編]より。

先週に引き続き、BSプレミアム「輝く女」戸田恵梨香[後編]を観ました。
先週の記事に、前編について書いております。




 戸田さんが、どうすれば自分に自信が持てるのか? の答えを得る後編でした。

 戸田さんは、ミャンマーの孤児院で、4日間、子供たちの世話をします。遊んだり、街につれて行ったり、料理を手伝ったり、様子を伺ったり…。
 親元を離れて来た初日、泣きだす子供たちに戸田さんが、「もっと泣け~」と言うシーンも印象的でした。泣くことで、強くなることを願って、そういう風に言ったそうです。

 街に出たとき、皆に洋服を1枚ずつ買ってあげたときの、子供たちのとても嬉しそうな顔。こちらも嬉しくなりました。
 日本のカレーライスを作って振る舞った夜、食事の前に「作った人の健康と幸せと商売繁盛を祈ります」と150人の生徒が戸田さんのことを祈るシーンも伝わるものがありました。

 戸田さんは、いじめにあっていたこともあって、集団生活について、あまりいい印象はなかったようですが、子供たちの様子を見ながら、人と時間を共有することの豊かさを感じたと言っていました。

 そんな、4日間を過ごした後、ミャンマーで医師をし、孤児院を寄付金で設立した吉岡先生が、どうだった? と尋ねるシーンがありました。そのとき、吉岡先生は自分が幸せになる方法について、今回の経験をした戸田さんの身に置き換えて教えるのです。

「人間て、自分が幸せになる方法は、たった一つしかなくて、今回やった方法しかないの。
自分がやることによって、周りの子供たちが喜んでくれたでしょ、そして幸せを感じてくれたでしょ。それを受け取ること。人を喜ばすことによってしか、僕らは幸せを感じることができない。いくら、いいものを着て、いくらいい車に乗って、いい家に住んでも、心は満たされない。そんな人は、いっぱいいるでしょ。物質的なものを求めても、物で心を満たすことはできないから。心は、心でしか、感情は、感情でしか・・・。だから、今回みたいなことしかないんだよね。絶対覚えておいてほしいのは、これだけの子供たちが、あなたに、あれくらいの愛情を求めたということは、あなたが、あれくらいの愛情を受け取るにふさわしい人間だってこと。そこなんだよね。それが、自分は価値がある人間なんだってこと。だから、それは、しっかり受け取って行くこと」

 この答えを聞いた戸田さんは、自分の価値を受け取れて、心からうれしそうでした。

 その後の撮影現場では、今までならば、「これで大丈夫ですか?」だったのが、今や、自分の意見を言えるようになったそうです。
 自分に自信が持てないから、「これで大丈夫ですか?」になっていたのに、今回、自分は、受け取るにふさわしい人間だと、考えられるようになったことでの変化が現れていました。変化ぶりが、目に見えてわかる番組でした。

 私にとって、この番組に出会えたタイミングは、まさに今と感じました。
聴くことは幸せにつながるセミナーで、「受け取ること」の話をしていて、私も去年、自分の価値を受け取るには、相手が幸せそうにしてくれている様子を見て、それを受け取ることだと、ようやく気付けたのです。見てはいたけれど、受け取れていなかったため、自分に価値はあるのか? と悩んでいたのだと思います。
 だから、戸田さんの変化、先生の言葉に共感し、力を頂きました。いい番組をありがとうございました。


★なお、オンデマンドで、輝く女 前編も後編も観られるようです。