クライアントさんからメールを頂きました。上司との面談が近づいていらっしゃるようで、やり方に対して反感を持っているのだそうです。面談で自分の評価だけを黙って聞いて終わらせるか、言いたい事を言うべきなのか迷っているとのことでした。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
▽クライアントさんからのメール
もうすぐ上司とのフィードバック面談があるのですが、
今回の上司は何かと言えばすぐに評価を引き合いに出し、
脅しの言葉もいう人で、周りからも不満が出ています。
私は別に評価はどうでもいいのですが、厳しすぎて、
部署全体が良くなるどころか、悪くなっている気がするのです。
上司なりのやり方で、良くしようとやっている事だとは思いますが、
私は共感できないし、評価を引き合いに出す点でむしろ反感してしまうのです。
フィードバック面談ではせっかくの機会なので、そのあたりの事を言いたいのですが、
やはり、私のような若輩者が上司に苦言を呈するのも違う気がするのです。
自分の評価だけを黙って聞いて終わらせるか、言いたい事を言うべきなのか迷っています。
堀口さんならどうしますか? 自分の役割を果たす事に徹しますか?
組織に属する以上黙って自分の役割を果たす事が正しいとは思いますが。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
確かに、上司のやり方に共感できないとき、私もたくさんありました。共感できたことを数えた方が、少ないのかもしれません。(笑)
①22歳の私は、上司のいない倉庫で、倉庫整理をしながら、
ダンボールを蹴飛ばして、ストレス発散していました。
「仕事で見返してやる~! いまにみてろぉ」と。
②26歳の私は、直属の上司の上の上司に「物を申す」策を講じたこともあり、
あとから、直属の上司にこっぴどく怒られました。
③27歳の私は、冷戦状態のまま、会社を辞めました。
④30歳の私は、何も言わずに、黙って聴くに徹するつもりが、
途中で頭に来て、乱暴に「帰ります」といって、席を立ってしまったこともあります。
今、思えば、問題を繰り返していたのでしょうか。ある日、この問題について、パターンが変わったことがありました。
④は、途中で帰ってしまい、あとから本当に悪いことをしてしまったと、罪悪感にさいなまれました。それから、苦しくなって、誰かにこの話を聴いてほしくて、メンターに相談のメールを打ったら、「まずは、ありがとうと言って下さい」と返信がありました。かなり、頭に来ていたのですが、メンターが言うならと思い、心にもなかった「ありがとう」とメールを打ちはじめたら、「お忙しい中お時間を作ってくださいまして、ありがとうございます」という言葉が出てきてびっくりしました。自分のことで精いっぱいで、相手がしてくれたことに目がいっていなかった自分に気付いたのです。
ようやく、相手側の立場から物が見えるようになり始めました。
しかし、④の「まずは、ありがとうを言おう」策は、途中から、疲れてきてしまいました。すごく腹がたっている場合もあったのでしょうが、自分の感情を押し殺して発言に徹していたのでしょう。そういうのが、溜りに溜ったことに潜在意識が気づかせるためか、謝らなくてはいけない出来事を引き寄せたのです。
お試しのように、何度も繰り返しました。繰り返しているのに、それにも気づきませんでした。
自分のことは気づきにくいものですが、クライアントさんとのセッションを通して気づきました。パターンは捉え方を変えないと、抜け出せないということに。それから、いろいろ試行錯誤して卒業できたのです。
そして、今の私だったらこう考えます。全てをありのままに受け止めます。
面談に時間を割いてくれたことに、「ありがとう」を伝えよう。上司の考え方について、とりあえずもっと詳しく聴いてみよう。聴いてみたけれど、やっぱり自分の考え方と違うことが分かった。やっぱり上司のやり方には反感という感情が湧いてくる自分がいる。セールスアップを目指していることは、同じベクトルだし、自分のやり方を信じてやってみよう。
つまり、上司の考えもありのままに受け容れて、(上司をゆるす)自分がそのときに感じた「反感」もありのままに受け容れる。(自分のありのままをゆるす)そうしてみたときに、もっとすんなりと、自分のやり方を信じてやってみよう、という気持ちが強くなるのかもしれませんし、違った気持ちや考えが浮かぶのかもしれません。
反感の気持ちを味わっているうちに、何か思い出すこともあるかもしれません。受け容れることで、もっと思考が進むのかなと思います。
また、感じている事実として「私も周りも厳しすぎると感じています」と言えるタイミングも来るのかもしれません。上司も部下からの言葉で成長をしていくのでお互い様と考えると楽になる気がします。
今、思えば「段ボールを蹴飛ばす私」は、①~④の中で、一番ありのままの自分だったのでしょう。マクドナルド1店舗目でしたが、2店舗目は、「ご栄転」と言われる注目店舗のグランドオープンをさせていただいたので、実は、店長が私のことを評価してくださっていたのだと、後から気づくことができました。(笑)いい子になろうとして小細工するほど、実は、自分の心に悪循環なのかもしれません。いい、悪いに囚われず、相手も自分も受け入れると楽になります。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の気持ちを押し殺していませんか?
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私は共感できないし、評価を引き合いに出す点でむしろ反感してしまうのです。
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やはり、私のような若輩者が上司に苦言を呈するのも違う気がするのです。
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確かに、上司のやり方に共感できないとき、私もたくさんありました。共感できたことを数えた方が、少ないのかもしれません。(笑)
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ダンボールを蹴飛ばして、ストレス発散していました。
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②26歳の私は、直属の上司の上の上司に「物を申す」策を講じたこともあり、
あとから、直属の上司にこっぴどく怒られました。
③27歳の私は、冷戦状態のまま、会社を辞めました。
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今、思えば、問題を繰り返していたのでしょうか。ある日、この問題について、パターンが変わったことがありました。
④は、途中で帰ってしまい、あとから本当に悪いことをしてしまったと、罪悪感にさいなまれました。それから、苦しくなって、誰かにこの話を聴いてほしくて、メンターに相談のメールを打ったら、「まずは、ありがとうと言って下さい」と返信がありました。かなり、頭に来ていたのですが、メンターが言うならと思い、心にもなかった「ありがとう」とメールを打ちはじめたら、「お忙しい中お時間を作ってくださいまして、ありがとうございます」という言葉が出てきてびっくりしました。自分のことで精いっぱいで、相手がしてくれたことに目がいっていなかった自分に気付いたのです。
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お試しのように、何度も繰り返しました。繰り返しているのに、それにも気づきませんでした。
自分のことは気づきにくいものですが、クライアントさんとのセッションを通して気づきました。パターンは捉え方を変えないと、抜け出せないということに。それから、いろいろ試行錯誤して卒業できたのです。
そして、今の私だったらこう考えます。全てをありのままに受け止めます。
面談に時間を割いてくれたことに、「ありがとう」を伝えよう。上司の考え方について、とりあえずもっと詳しく聴いてみよう。聴いてみたけれど、やっぱり自分の考え方と違うことが分かった。やっぱり上司のやり方には反感という感情が湧いてくる自分がいる。セールスアップを目指していることは、同じベクトルだし、自分のやり方を信じてやってみよう。
つまり、上司の考えもありのままに受け容れて、(上司をゆるす)自分がそのときに感じた「反感」もありのままに受け容れる。(自分のありのままをゆるす)そうしてみたときに、もっとすんなりと、自分のやり方を信じてやってみよう、という気持ちが強くなるのかもしれませんし、違った気持ちや考えが浮かぶのかもしれません。
反感の気持ちを味わっているうちに、何か思い出すこともあるかもしれません。受け容れることで、もっと思考が進むのかなと思います。
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