4年くらい変化していない感じがするので、変わりたくて90日コーチングを受けているクライアントさんです。セッションは、月1回のペースでゆっくりと進めています。今回は、4回目のセッションとなりました。
例えば、「言えなかったことが言えた」とか、「決意が出来た」とか、「希望の部署へ異動した」とか、「新しい一歩が踏み出せた」とか、「人間関係が良くなった」という変化が変化だとしたら、そういったことは、何もまだ起きていません。
仕事も楽しいし、友達にも信頼されているし、新しい趣味でも自分の中での結果を手に入れたしという状態で、「変わりたい」なのです。
3回目のセッションのとき、「自分の価値を自分で確認する」というテーマが出てきて、自分の子供時代から自分史を書くように振り返ることをやってみよう、と言うことになりました。そうアンテナを立てたら、周りの人からフィードバックされることで、気付いたことがあったようです。同僚に「○○さんて、愛されているんですね」と言われたことがとても印象に残り、「このままでよかったんだ」と思ったとか。そのとき、「私、変わるかも」と感覚的に感じたようでした。
でも、「どう変わるのか?」はまだ、具体的ではないとのこと。そのあたりを引き出して欲しいとのことでした。
段々と話しているうちに、「本来の自分とは?」というテーマが絞られていきました。
変わりたいと思っていたけれど、「愛されているんですね」と言われて、変わらなくていいと思ったことが、「変われるかも」であるということです。
クライアントさんは、悩んでいたり、元気がなかったりする周りの人を助けたいと思うところがあるようで、最近も悩み相談に乗ったようなのです。そこではっきりと「自分の中から元気が吸い取られる感じがして、やだな」と感じたそうです。そして、「無理することもない。頑張らなくていいのかも。そうすれば、いい意味で楽になれそう」と気づけたそうです。
「頑張らないことで、変われる?」という、1つ変われるかもポイントが出てきました。
となると、本来の自分らしさとは? もしかして、逆? という仮説が立ちました。
例えば、「言えなかったことが言えた」とか、「決意が出来た」とか、「希望の部署へ異動した」とか、「新しい一歩が踏み出せた」とか、「人間関係が良くなった」という変化が変化だとしたら、そういったことは、何もまだ起きていません。
仕事も楽しいし、友達にも信頼されているし、新しい趣味でも自分の中での結果を手に入れたしという状態で、「変わりたい」なのです。
3回目のセッションのとき、「自分の価値を自分で確認する」というテーマが出てきて、自分の子供時代から自分史を書くように振り返ることをやってみよう、と言うことになりました。そうアンテナを立てたら、周りの人からフィードバックされることで、気付いたことがあったようです。同僚に「○○さんて、愛されているんですね」と言われたことがとても印象に残り、「このままでよかったんだ」と思ったとか。そのとき、「私、変わるかも」と感覚的に感じたようでした。
でも、「どう変わるのか?」はまだ、具体的ではないとのこと。そのあたりを引き出して欲しいとのことでした。
段々と話しているうちに、「本来の自分とは?」というテーマが絞られていきました。
変わりたいと思っていたけれど、「愛されているんですね」と言われて、変わらなくていいと思ったことが、「変われるかも」であるということです。
クライアントさんは、悩んでいたり、元気がなかったりする周りの人を助けたいと思うところがあるようで、最近も悩み相談に乗ったようなのです。そこではっきりと「自分の中から元気が吸い取られる感じがして、やだな」と感じたそうです。そして、「無理することもない。頑張らなくていいのかも。そうすれば、いい意味で楽になれそう」と気づけたそうです。
「頑張らないことで、変われる?」という、1つ変われるかもポイントが出てきました。
となると、本来の自分らしさとは? もしかして、逆? という仮説が立ちました。
それから、子供のときは、どうだったのか? と訊くと、「母親の後ろに隠れていた。ひとりで留守番ができなくて、泣いていた。兄、姉にいつもついていった」という、今と逆の要素が出てきたのです。
高校生のときまで、人について行くようなタイプだったようなのですが、ある日、「ひっぱってくれる子は、いつも周りに人がいて、いいな」と思い、「このままではいけない!」と思ったそうです。そんな思いが続き、社会人としての私になっていき、今の私が出来ているという流れが見えてきました。
自分のありのままを、根底では自分で否定し続けているのかもしれません。一方で、本来の自分が、たまにひょっこり顔を出すようで、お姉さんタイプがいると、実は一番自分が楽な状態になるようで、このセッションを受けている自体、とっても楽ちんのようでした。(笑)
しかし、困っている人を見ると、「元気だしなよ」と言って、私が何とかしてあげなくちゃいけないと思い始めるのだとか。今では、兄、姉の相談にも乗ることがあるくらい、頼もしくなっていました。
ここまでの話を訊いて、「元気を出さなくてはいけない」という思い込みが見えてきました。
あるクライアントさんが、「私、泥沼に漬かっている感じなんです」と相手に言ったら、「元気だしなよ」と言われた場合は、泥沼から出ようと思わなかったけれど、「そのまま漬かっていれば、いいんだよ」と言われたら、「出た」という話をお聞きしました。
つまり、「元気だしなよ」と投げかけると、「私はダメなのかな?」と思って、相手はもっと悪くなるのかもしれないということです。また、助けてくれる人と感じて、相手も依存的にもなるし…、と私が言うと、クライアントさんは、「自分も自虐的にもなる…」と続けておっしゃいました。
「じゃあ、私はどうすればいいんですか! 堀口さん、引き出してください!」と笑っておっしゃいました。
私も、なんだか核心に迫っている感じがとてもしていました。
相手のセリフは、自分のセリフなので、相談に乗ったとき、相手にどんなセリフで返すことが多いのか? いくつか例をあげてもらうことにしました。
相手に投げかけているセリフ=自分の思い込みということです。だから、お訊きしました。
「元気だしなよ」
元気じゃなくちゃいけない。
「じゃーがんばろうよ」
頑張らなくちゃいけない。
「流れが変わるよそのうち」
ありのままを認めない。
最近、悩み相談に乗って自分が疲れてしまったとき、友達に言いたかったことは、「もっと自分を生きなよ」という言葉だったそうです。実際には、その本音は言えなかったとのことでした。
それを聴いて、「そのセリフは、自分にも言いたいことなのかもしれませんね~」と私は言いました。すると、ハッとしたようです。
「相手のありのままを認める。自分のありのままを認める」
そう見ていくことが、クライアントさんが変わるポイントなのだと、ここではっきりと見えてきました。
それには、「こんな自分もいるんだ、とただ認める」こと。
そして、小さい頃の自分を思い出してみることなのかもしれません。
社会人になって、「社会の中の私」になったこと自体も否定も肯定もすることはなくて、きっと自分のなかで、バランスを取ったのでしょう。そうしていくうちに、社会人としての自分の方が出過ぎてしまって、子供の私は、うんと小さくなってしまって、自分の中のバランスが悪くなって、それでもなお、「変わりたい」と言い続けていた…ということが、見えました。
社会人の私をそのままに、子供の頃の私をもっと出してあげることで、バランスが整うのでは? という見解になりました。内なる子供を日常生活で意識してみることなのかもしれません。
ちょうど、それを確かめられるようなことが、この3連休中にあるようで、まさにいいタイミングでのセッションとなりました。
自分も相手もありのままを認めはじめることで、クライアントさんが、とっても楽になるんだなと、思います。そして、「変われる」ことでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今日は話し相手にどんな言葉を投げかけましたか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年10月19日(土)開催
第20回 秋コミコレクション テーマ「真実と喜びの発見」
講師:堀口ひとみ・播磨弘晃 @東京国際フォーラム
高校生のときまで、人について行くようなタイプだったようなのですが、ある日、「ひっぱってくれる子は、いつも周りに人がいて、いいな」と思い、「このままではいけない!」と思ったそうです。そんな思いが続き、社会人としての私になっていき、今の私が出来ているという流れが見えてきました。
自分のありのままを、根底では自分で否定し続けているのかもしれません。一方で、本来の自分が、たまにひょっこり顔を出すようで、お姉さんタイプがいると、実は一番自分が楽な状態になるようで、このセッションを受けている自体、とっても楽ちんのようでした。(笑)
しかし、困っている人を見ると、「元気だしなよ」と言って、私が何とかしてあげなくちゃいけないと思い始めるのだとか。今では、兄、姉の相談にも乗ることがあるくらい、頼もしくなっていました。
ここまでの話を訊いて、「元気を出さなくてはいけない」という思い込みが見えてきました。
あるクライアントさんが、「私、泥沼に漬かっている感じなんです」と相手に言ったら、「元気だしなよ」と言われた場合は、泥沼から出ようと思わなかったけれど、「そのまま漬かっていれば、いいんだよ」と言われたら、「出た」という話をお聞きしました。
つまり、「元気だしなよ」と投げかけると、「私はダメなのかな?」と思って、相手はもっと悪くなるのかもしれないということです。また、助けてくれる人と感じて、相手も依存的にもなるし…、と私が言うと、クライアントさんは、「自分も自虐的にもなる…」と続けておっしゃいました。
「じゃあ、私はどうすればいいんですか! 堀口さん、引き出してください!」と笑っておっしゃいました。
私も、なんだか核心に迫っている感じがとてもしていました。
相手のセリフは、自分のセリフなので、相談に乗ったとき、相手にどんなセリフで返すことが多いのか? いくつか例をあげてもらうことにしました。
相手に投げかけているセリフ=自分の思い込みということです。だから、お訊きしました。
「元気だしなよ」
元気じゃなくちゃいけない。
「じゃーがんばろうよ」
頑張らなくちゃいけない。
「流れが変わるよそのうち」
ありのままを認めない。
最近、悩み相談に乗って自分が疲れてしまったとき、友達に言いたかったことは、「もっと自分を生きなよ」という言葉だったそうです。実際には、その本音は言えなかったとのことでした。
それを聴いて、「そのセリフは、自分にも言いたいことなのかもしれませんね~」と私は言いました。すると、ハッとしたようです。
「相手のありのままを認める。自分のありのままを認める」
そう見ていくことが、クライアントさんが変わるポイントなのだと、ここではっきりと見えてきました。
それには、「こんな自分もいるんだ、とただ認める」こと。
そして、小さい頃の自分を思い出してみることなのかもしれません。
社会人になって、「社会の中の私」になったこと自体も否定も肯定もすることはなくて、きっと自分のなかで、バランスを取ったのでしょう。そうしていくうちに、社会人としての自分の方が出過ぎてしまって、子供の私は、うんと小さくなってしまって、自分の中のバランスが悪くなって、それでもなお、「変わりたい」と言い続けていた…ということが、見えました。
社会人の私をそのままに、子供の頃の私をもっと出してあげることで、バランスが整うのでは? という見解になりました。内なる子供を日常生活で意識してみることなのかもしれません。
ちょうど、それを確かめられるようなことが、この3連休中にあるようで、まさにいいタイミングでのセッションとなりました。
自分も相手もありのままを認めはじめることで、クライアントさんが、とっても楽になるんだなと、思います。そして、「変われる」ことでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今日は話し相手にどんな言葉を投げかけましたか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年10月19日(土)開催
第20回 秋コミコレクション テーマ「真実と喜びの発見」
講師:堀口ひとみ・播磨弘晃 @東京国際フォーラム
【内容】
「事実」とは、実際に起こったこと。 「真実」とは、その人の内側にある思想によって、本当だと思い込んでいることです。 つまり、何を真実とするのかは人それぞれなのです。私たちは、相手の言った言葉や行動に解釈をつけて、自分の真実にするのです。その解釈は、人によって違うところがあり、人によっては、「怒り」に感じるかもしれませんし、人によっては「喜び」に感じられる場合もあるのです。 自分にとって、喜ばしい「真実」を発見できると人生はどう変わるでしょうか?
【ポイント!】コミコレのワークで、①自分軸(自分の受け取り方、解釈の癖を見る)
②相手軸(相手の好意を認める言葉を紡ぎ出す)について、扱うことになるので、
普段の自分の表現力も増えていくヒントが満載です。
★詳細はコチラです★
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