どこにエネルギーを注ぐかで変わってくるもの。

　元気のない人を見ると、「話、聴こうか？」と自分から自然に行ってしまうことがあり、「元気だしなよ！」と元気づけるけれど、実はあとから、疲れることを繰り返してしまう。家族から相談を受けると、家族だし、関係も断つことが出来ないからと思い、助けるそうで、家族との付き合いについてが、実は一番ストレスになることが多いというクライアントさんでした。それにもかかわらず、あなたも早くお嫁に行きなさいと、言われてしまうそうでした。「それだったら、私に面倒をかけないでよ！」と言いたいそうです。

　このことに関しては、もう何度も解決させたいと思っていたけれど、執着してしまっているくらい、自分とくっついてしまい、本当はもっと自分で自分を幸せにすることを考えたいのだけれど、つい人の方が気になってしまうことを繰り返していました。

　本当に心の優しい方だとは思いますが、ストレスになるほどというのは、どうしたらいいのでしょうか？　

　クライアントさんの優しい気持ちも大切にしたいし、私もどのような視点が、一番クライアントさんにしっくりくるのか、凄く考えました。

　その時に出てきた答えは、「助けて行けば、そのうちよくなるだろうと、願っているようで、執着になっている。だから苦しいんだ」ということでした。そこに気付いたときには、クライアントさんも、かなりびっくりしたご様子で、「じゃ、どうすればいいの？？？」と。

　「相手をありのままに見ること」そういう答えに辿りつきました。

　そのセッションから2カ月後…。相手のありのままをみるようになったことで、今回、クライアントさんがものすごく変化していたのです！

　今までは、「自分が引きあげてあげよう」と思っていましたが、それを辞めたことで、人間関係で引き寄せる人が変わっていき、自分のありのままの良さを認めてくれる人が多くなって、それこそ、自分が自分らしさをさらに引き上げてくれる言葉をかけてくれる人が増えたのだとか！　そして、お誘いを受けて行く先々、全て楽しいようでした。また旅行の際には、本当に現地の人たちが優しくしてくれて、感動したそうです。

　今までは「話、聴こうか？」と自分から相手のところへ行くことが多かったのが、自分の家に人が集まることが一挙に増えたそうです。趣味の料理も振る舞えたことで、自分としてもとても楽しめたようでした。

　つまり、「何とかしてあげなくちゃ、引き上げなくちゃ」と思っている人たちをありのままに、見ることができるようになったことで、楽になり、そこにスペースが空き新しいものが入ってきたかのようでした。そして、自分が楽しいなと思うことに集中できるような環境に自然となっていったのです。

　自分の趣味の時間もさらに充実し、これからは、自分が興味を持っていることについて、人に話せるくらいにもなりたい！　と新たにやりたいことも出てきました。
ゆくゆくは、それが自分のビジネスになるといいなと言うことです。

　コーチングを依頼された初夏頃は、「変わりたい！　変われそうな気がしているから。でも、何をするかわからない…」という状態だったのに、今では、エネルギーを注ぐべきところにちゃんとエネルギーが入ったかのような状態で動き始め、周りも盛り上げるような人たちばかりになり、私もその激変ぶりに驚きました。

　どこにエネルギーを注いでいるか？　執着を手放して入ってくるものがある。
宇宙が動くとても大切なポイントなのだと、改めて気づかされました。


　今日はこちらの質問はいかがでしょうか？

何にエネルギーを注いでいることが多いですか？