準備をしていれば、チャンスを掴む瞬間は省エネなのかもしれない。

 2.15sat 開催の冬コミコレクション、テーマ「セレンディピティ」のミーティング3回目を行いました。初めてのホーム開催です。ホームで行うことを考えると、時間の区切りも気にしなくてもいいですし、懇親会は近所のおいしいレストランなど、色々とご紹介したいと思っています。

 さて、今回のテーマであるセレンディピティは、英語ということもあって、あまり私たちに耳慣れない言葉かもしれません。私が通っている英会話のインストラクターが、「me,too」のサイトを読んでくださって、『すぐにはそうと気づかない速度で』の英語のタイトルを“SERENDIPITY”とつけたのですが、この物語が一番興味を引いたと言っていました。

 そのなかで、「あなたは何のために生かされているか?」という問いがあり、それはどういう意味? と尋ねられました。彼曰く、もう少し具体的な感じを知りたかったようでした。
 私としては、「何で、生きているの?」というような大きな質問で、その辺りは、日本人らしく曖昧にぼかしたいから、大きな質問を投げかけたんだと答えました。

 のはらさんは、その問いがきっかけになって、セレンディピティがいろいろと起き、エッセイでは数々のセレンディピティを体験をシェアして頂きました。あまりにも色々と起きていたので、実は、編集で相当削ったほどです。実際は、もっと詳しく書いてあったのですが、それでは読む人が段々と物語を追えなくなりそうに感じたので、セレンディピティがいくつもあって、それをただ描写するという見せ方に最終的にまとめました。

 3人の方に感想を伺ったのですが、のはらさんの『すぐにはそうと気づかない速度で』がもっともインパクトのあったストーリーだとおっしゃっていました。私にとっても、これまで扱ったことのないセッションのテーマで、のはらさんとのメールのやりとりを通して、私もインスピレーションを得て、初めて発する言葉を返事することが多かったのです。

 「そろそろ、受け取ってはどうでしょうか?」とか。
 
 あなたは日頃からどれくらい「受け取る」ということを意識されているでしょうか?

 そもそも、私のコーチが播磨さんになったのもセレンディピティです。私が勉強していたコーチングのクラスコーチが私のことを気に入って下さり、電話会議システムのなかでのクラスでしたが、そのクラスコーチが、私が働いていた渋谷の店まで来られたことから始まりました。

 その朝6時のコーチングの電話クラスは、「今日は何をしますか?」というAコーチの質問から始まったのです。
 私の順番になり、「これから店長会議で神戸へ行きます!売上1位だったので、行くのが楽しみです」と私が答え、そのAコーチは、「では、堀口さんが1位になった秘訣を今日は聴いちゃいましょう!」と、咄嗟に言ったのです。テキストはそっちのけとなり、急な展開に驚きましたが!

 そして、そのコーチが勝手に渋谷店に顔を出しに来て、(笑) 今度、他のコーチも連れてくるよということになり、4人のコーチに囲まれて、お茶することになりました。なぜかそのお茶の中で、「堀口さん、セミナーでもしたら?」とAコーチに言われ、「はい!やりたいと思っていたんです!」と答えると、「いつやりますか?」と言われ、一斉に4人のコーチの手帳が開いたときには、笑えました。(笑)
 そのなかのMコーチに、「初セミナーをするなら、コーチをつけ方がいいよ」と言われ、今度はあるコーチの紹介を受けました。しかし、そのコーチと時間が合わず、次に紹介されたのが、播磨さんだったわけです。そして、もう8年くらい私のコーチです。
 私は、独立を目指していましたし、潜在的にはいつかコーチとかつけるのかな? とは思っていたくらいで、気づけば自然と紹介される運びとなりました。探さなくても、向こうから来ることはよくあります。

 なぜ、そういうような偶然からの発見が起きたのか? そう考えてみると、「準備」が整っていると起きやすいのではないか? と播磨さんと話していて、キーワードが出てきました。
 「準備」と言えば、若手のハリウッドスターたちが、「自分は運がいいと思うか?」と質問されていたのですが、二人とも「準備してきたからです」と答えていたのがとても印象的でした。

 潜在的には、なんとなく願っているけれど、願っていたことを忘れるくらい準備、努力をしながら、やがてセレンディピティをそっと掴んでいくのかもしれません。

 日々、準備という行動を起こし、何気ない会話の中や、出来事の中から、受け取っていくことにアンテナを立てると、チャンスを掴む瞬間はいつでも省エネです。やってきたときに、「あれだ!」の感覚がクリアになっていく感じがしています。そして、チャンスに乗ることです。

 今回のコミコレの進め方として、「準備」「努力」「謙虚」「願う」「祈る」「決める」など、キーワードをひとつひとつについて考えていく予定です。 「考えるのをやめないこと」こそ、セレンディピティを生むのかもしれません。
 2014年、ようやく「さなぎ」から出られた私も、(me,too!) すごく楽しみなテーマになっています。

 2/15(土)冬コミ、あと2名ほどご参加可能です。
 Don't miss it!  お待ちしております。


* seminar / life coaching *

・堀口ひとみ&播磨弘晃コミコレ【第21回セレンディピティ】2/15(土)13:30-18:00東京 単発セッション付
・堀口ひとみ少人数制セミナー「伝える」3月2日(日)/8日(土)/19日(水)東京弊社事務所 単発セッション付
・90日コーチング(60分×6回のセッション)
・単発セッション(電話・スカイプ45分、対面90分)前日のお申し込みも対応可。
・相手が話したくなる傾聴力DVD発売中