単発対面セッションでした。先月行ったセミナー「伝え方」に参加されていた方で、あれから自分の伝え方を変えたことで、周りの人の反応が変わった! という体験ができたと喜んでいらっしゃいました。管理職として仕事に生かそうとセミナーに出られたようです。
対面セッションでは、その延長線上として「結果を出せていない」ことと、なんとなくもやもやとしていることについて、相談してみようと思ったようでした。
今の仕事は、辞めようと思ったけれど、役職が変わることを提案され、残ることになったようでした。「時間をかければ、そのうち結果がでるかもしれない。ここで学ぶことがあるかもしれないからここにいるのだ」と考えるようにしたそうです。
しかし、やはり辞めたい気持ちはまだあり、結果を出さないで辞めるのは逃げ? と感じていて、辞めない理由をいつも作っているかのようでした。
「自分はMGRとしてはダメなのではないか? 部下の方がよっぽどできる気がする。結婚したけれど、なかなかパートナーと時間が合わない。一生仕事をしたいと思っている。勉強になると思ってMGRの道を選んだのに。業務に追われている日々。会社が変わるときで、体制が整っていないから仕方のないこと。自分の能力は何なのかわからないほど、やりこなす日々。自信が持てない…」と正直に感じていることをお話しされました。
それを聴いて、自分を責める言葉、自分を縛る言葉でいっぱいになっている・・・と、私は感じました。そうフィードバックすると、クライアントさんは、自分を客観視できたかのような顔になり、「ハッ」としていました。
そこから、仕事のことと言うよりも、これからの道を模索していくことにしました。大まかにこのような対話の流れでした。
「辞めたいとは思いましたが、今の仕事は与えてもらっているのかな? って思うこともあるんです。どこかで、やればできるのかも? と思っている。いつかはできるようになるって。仕事での接客も時間が経過したら、できるようになった体験があります。だから、MGR業務も続けていれば、きっとできるようになるという風に希望を持っているんです」
「なるほど。続けていけばできるようになる。それはそうですよね。ただ、本当に好きなことの場合、飛躍が大きいんですよ。半年で、かなり成長するでしょう。あまりやりたくないことを続けること。とてもやりたいことを続けること。パワーが違いますよね。どこにフォーカスするかって大事ですよ。やりたいことってあるんですか?」
「なるほど、そうですよね。やりたいことは、フランス語の勉強と料理の勉強です。マクロビ、薬膳…そういったことにも興味はありますし。カフェもやってみたいんです」
「おー。いいですね~。やりたいことがあるってことなんですね。だったら、そっちの線路に行くか? それとも今の仕事をするか? 決めるのは自分自身です」
「そうですね。今の仕事、続けることに決めた時、2年はやってみようと思ったのです。2年やったら辞めようと」
「なるほど。辞める期限を決めてから取り組み始めたということですね。何だろう・・・責任感がとてもありますね。それに運命思考のような。自分の望みをあまり言わないところがあるんでしょうか?」
「はい。責任感があるとは言われたことがありますけど、そうなのかなって思っていました。でも、今、自分のことが客観視できてきた気がします。人にがっかりされたらいやだなというのがあります。一方で、喜んでもらいたいと言うのは本心です。私がやれば、周りの人たちが喜ぶのかな? とか」
「それって、少し自己犠牲的ですよね。やってはいるけれど、自分はあまり喜んでいない状況もありえそうですね。自分がやっていることで、自分もすでに喜んでいて、周りも喜んでいるという世界もあるんですよ」
クライアントさんは、またハッとしているご様子でした。
どうやら、「辞めることは逃げかもしれない」という考えは、「あと2年は続けるぞ」と自分で決めたことを頑なに守り続けていることと関係がありそうです。でも、1回の決断を頑なに守り続ける必要はあるのでしょうか。
対面セッションでは、その延長線上として「結果を出せていない」ことと、なんとなくもやもやとしていることについて、相談してみようと思ったようでした。
今の仕事は、辞めようと思ったけれど、役職が変わることを提案され、残ることになったようでした。「時間をかければ、そのうち結果がでるかもしれない。ここで学ぶことがあるかもしれないからここにいるのだ」と考えるようにしたそうです。
しかし、やはり辞めたい気持ちはまだあり、結果を出さないで辞めるのは逃げ? と感じていて、辞めない理由をいつも作っているかのようでした。
「自分はMGRとしてはダメなのではないか? 部下の方がよっぽどできる気がする。結婚したけれど、なかなかパートナーと時間が合わない。一生仕事をしたいと思っている。勉強になると思ってMGRの道を選んだのに。業務に追われている日々。会社が変わるときで、体制が整っていないから仕方のないこと。自分の能力は何なのかわからないほど、やりこなす日々。自信が持てない…」と正直に感じていることをお話しされました。
それを聴いて、自分を責める言葉、自分を縛る言葉でいっぱいになっている・・・と、私は感じました。そうフィードバックすると、クライアントさんは、自分を客観視できたかのような顔になり、「ハッ」としていました。
そこから、仕事のことと言うよりも、これからの道を模索していくことにしました。大まかにこのような対話の流れでした。
「辞めたいとは思いましたが、今の仕事は与えてもらっているのかな? って思うこともあるんです。どこかで、やればできるのかも? と思っている。いつかはできるようになるって。仕事での接客も時間が経過したら、できるようになった体験があります。だから、MGR業務も続けていれば、きっとできるようになるという風に希望を持っているんです」
「なるほど。続けていけばできるようになる。それはそうですよね。ただ、本当に好きなことの場合、飛躍が大きいんですよ。半年で、かなり成長するでしょう。あまりやりたくないことを続けること。とてもやりたいことを続けること。パワーが違いますよね。どこにフォーカスするかって大事ですよ。やりたいことってあるんですか?」
「なるほど、そうですよね。やりたいことは、フランス語の勉強と料理の勉強です。マクロビ、薬膳…そういったことにも興味はありますし。カフェもやってみたいんです」
「おー。いいですね~。やりたいことがあるってことなんですね。だったら、そっちの線路に行くか? それとも今の仕事をするか? 決めるのは自分自身です」
「そうですね。今の仕事、続けることに決めた時、2年はやってみようと思ったのです。2年やったら辞めようと」
「なるほど。辞める期限を決めてから取り組み始めたということですね。何だろう・・・責任感がとてもありますね。それに運命思考のような。自分の望みをあまり言わないところがあるんでしょうか?」
「はい。責任感があるとは言われたことがありますけど、そうなのかなって思っていました。でも、今、自分のことが客観視できてきた気がします。人にがっかりされたらいやだなというのがあります。一方で、喜んでもらいたいと言うのは本心です。私がやれば、周りの人たちが喜ぶのかな? とか」
「それって、少し自己犠牲的ですよね。やってはいるけれど、自分はあまり喜んでいない状況もありえそうですね。自分がやっていることで、自分もすでに喜んでいて、周りも喜んでいるという世界もあるんですよ」
クライアントさんは、またハッとしているご様子でした。
どうやら、「辞めることは逃げかもしれない」という考えは、「あと2年は続けるぞ」と自分で決めたことを頑なに守り続けていることと関係がありそうです。でも、1回の決断を頑なに守り続ける必要はあるのでしょうか。
「後に2年は頑張る。それから辞める」という決定は、自分の気持ちを納得させる行動となって、現れていました。やりたいことリストを作成しているのだそうです。その方が意識が高まり、できるようになるから作っているとおっしゃっていました。そして、そのリストにチェックを入れることで、これでよかったんだわ私、と言い聞かせるという習慣になってしまっていました。
「結果は出ていないから、そうやって納得しようとしていたんですね…私」と、ご自身で気づいていらっしゃいました。そうおっしゃったとき、クライアントさんの中で何かを納得されている風は、伝わってきたのですが、私はすぐに理解できなかったので、そのまま続けて話を聴いてみました。
すると、さらにクライアントさんに重くのしかかっている「モノ」が沢山みつかっていったのです。
・やったぞ!と思える日が来るまで待っている
・勉強になるからやろうかな。
・もし育児休暇のあと復職するときに役立つから。
全体的に、「終わりを決めて、やることを決めている感じ」が見えてきました。何しろ、まずスタートをまず決めることなのではないでしょうか?「○○をやりたい!」と。
クライアントさんはおっしゃいました。
「やっぱり料理ですね…。そのことを考えると、あれもしたい、これもしたい、って出てきます」と先ほどの話していた感じと、全く声のトーンも変化していました。フォーカスするところが変わると、アウトプットされる言葉も変わります。
セッションのあと、前回、セミナーの懇親会に急遽欠席になってしまった方だったので、懇親会振り替えとして、(笑)ご一緒に夕食へ。楽しすぎて、私も余計なことまで話しすぎましたが!
セッションにいらっしゃった19時の顔と、ディナーのあとの22時の顔が違って見えました。「明日からの会社の仕事も楽しく考えられそうです!」とおっしゃっていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分を囚われの箱にしまっていることはありませんか?
「結果は出ていないから、そうやって納得しようとしていたんですね…私」と、ご自身で気づいていらっしゃいました。そうおっしゃったとき、クライアントさんの中で何かを納得されている風は、伝わってきたのですが、私はすぐに理解できなかったので、そのまま続けて話を聴いてみました。
すると、さらにクライアントさんに重くのしかかっている「モノ」が沢山みつかっていったのです。
・やったぞ!と思える日が来るまで待っている
・勉強になるからやろうかな。
・もし育児休暇のあと復職するときに役立つから。
全体的に、「終わりを決めて、やることを決めている感じ」が見えてきました。何しろ、まずスタートをまず決めることなのではないでしょうか?「○○をやりたい!」と。
クライアントさんはおっしゃいました。
「やっぱり料理ですね…。そのことを考えると、あれもしたい、これもしたい、って出てきます」と先ほどの話していた感じと、全く声のトーンも変化していました。フォーカスするところが変わると、アウトプットされる言葉も変わります。
セッションのあと、前回、セミナーの懇親会に急遽欠席になってしまった方だったので、懇親会振り替えとして、(笑)ご一緒に夕食へ。楽しすぎて、私も余計なことまで話しすぎましたが!
セッションにいらっしゃった19時の顔と、ディナーのあとの22時の顔が違って見えました。「明日からの会社の仕事も楽しく考えられそうです!」とおっしゃっていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分を囚われの箱にしまっていることはありませんか?
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