予定調和でないことを考えてみる。

 クライアントさんからご質問のメールを頂きました。以下のような内容です。

 上司から指示された事をどう受け止めて良いか、戸惑っていらっしゃるようです。全店でクライアントさんの店舗だけが、目標を下回った日の悪かった理由と、目標をクリアした日の良かった理由を、最終売上報告メールで送るよう指示されたようです。上司が言わんとすることはわかるけれど、自店舗だけが理由を毎日報告する事に、クライアントさんもスタッフも納得できないでいるそうです。
 とりあえず一週間やってみようと思ったようですが、4日目にして、事実を書いているつもりなのに、達成出来なかった言い訳をしているように思えてきたとか。クライアントさんとしては、ダメだった理由よりも、どうすればもっと良くなるか?の視点で考える方が、もっと進んでいる感じがしているそうです。
 このような状況の場合、堀口さんだったら、どう捉えて行動しますか? というご質問でした。
以下のようなお返事を出しました。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

○○さん

なぜか集中攻撃にあっているかんじですね。
まあ、そうしろと言うなら、会社という組織上従わなければなりませんね。

私だったらこう改良します。

・目標を下回った日の悪かった理由+改善点

・目標をクリアした日の良かった理由+さらに改善点

どうすればもっと良くなるか?の視点で考える方が、
もっと進んでいる感じがしているのならば、
理由だけよりもさらに改善点も提出します。
しかも、パソコンでフォーマットを作って提出すると思います。

やらされている感が気持ち悪いのではないでしょうか。
店長ですから、自分の店、というような個人事業主感覚で、
取り組んでみたらいいと思います。

堀口ひとみ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

 私のサラリーマン時代を振り返って見ると、おそらく普通の人(普通の基準が曖昧ですが)と、違うことを、私はするようにしてきたところがあると思います。言われたことだけをやっていても、目立たないですし、やらされている感覚というのが、自分の中で嫌いでしたので、言われたこと+αのこと、または言われていないことを先に考えて実行するようにしていました。

 独立前に外食産業とアパレルを経験しましたが、2社ともそういった姿勢です。2社とも店舗勤務でしたので、そういう姿勢を見せていると、注目のグランドオープンのお店や、大型店舗などに異動することが決まったりしました。アパレルに入社して2か月で店長になれたのも、言われてもいないのに、入社後すぐに自分で店舗分析レポートを作成し、提出したからだと思います。

 たいていの人はここまでだろう、ということは予測がつきますので、予定調和でないことをすることは、そんなに難しくないと思います。常に、一歩向こうへ行こうとする姿勢が、アパレルでの大きな成果にもつながったと思います。そして31歳のとき、自分の仕事を持って独立することへもつながりました。もし、将来独立を考えていらっしゃる方は、サラリーマン時代から目立つ存在になることは、独立の予行練習のようなものです。そこで、出過ぎてしまったら、もう独立しなさいというサインですから、安心して出る杭になってみてください。(笑)


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

人と違うことをしていますか?