自分が本当にやりたいようにやっても大丈夫なのか?という恐怖心について。

人は長年の自分の習慣を変えることに恐怖が伴うことがあると思います。

私も、「動いてないと死んじゃう!」というタイプだったのですが、

去年秋からその癖を辞めてみて、何が見えるか?今実験をしているところです。


実験を始めて5カ月が経ちましたが、私の感性が変化したのを感じています。

それに伴い、コーチングセッションの深みも増して、

2,3年、継続でセッションを受けているクライアントさんのことは、

いろいろ熟知しているつもりでしたが、今になって気付くことも多々あるのです。



昨日がまさにそうでした。

販売員をされているクライアントさんで、もう3年くらいセッションをしています。

売上アップはもちろん達成し、楽しそうに仕事をしていると思いきや、

ここ半年くらいは、楽しくなさそうなのです。


私もどこからのアプローチがいいのか?

一緒に考えながらセッションをしていました。

たとえば、「お父さんお母さんに手紙を書く」。

そんなアプローチも聞いたこともありましたが、

彼も、あまり親と話をしないというタイプだから、

そういうことをしたらいいのかもしれないですが、

そんなことを言っても急にできるわけがありませんでした。



そんな、急に手紙を書いて・・・

ということよりも、やはり自分を満たすほうが自分自身でできますから、

Sさんは「自分を満たすことについて」をテーマにしたいと

今回、思いついたようでした。




毎日、仕事仕事なのだそうです。

仕事中は、「やらされている感」をとても感じていて

あまり楽しくないそうでした。


しかしながら、販売中は、自分がお客様に接しているわけですから、

自分の好きなようにできる場面もあるけれど、それは楽しいのか?と聞いてみると、

それも楽しくないという答えが返ってきました・・・。



「じゃあ、どうするの?」

セッション中、しばし沈黙です。


思ったことを口にしてみても、

「ちがう・・・」と、違和感の連続でした。



それから、こんな質問をしてみました。

「自分で接客をして、買っていってもらったこと自体はうれしいのですか?」

「というよりも悪い成績じゃなくてよかったという気持ちでやっています」



さらに質問を具体的にしました。

「お客様と話して楽しいと感じることあるんですか?」

「困っている人に提案することは楽しいです」

「そっか、そっか、楽しいことやっと見つかりましたね」

ちょっとホッとした様子でした。




次なる質問をしました。

「『困っている人に提案するのが楽しい』毎日にすることはできるんですか?」


「会社の数字を意識しないで過ごすことで売り上げが上がるのかが怖いです。
 あ・・・多く契約をとるこに意識が向いていて、いつの間にか楽しくないに
 なっていたのだと思います」


「じゃあ、楽しくないなら数字意識するの辞めたらどうでしょう?」


「意識しないで売り上げは取れるのでしょか?」


「だ・か・ら!いつも同じことを繰り返す癖があり、
 それで苦しくなっているんでしょ!じゃあ、多くを獲るという意識を
 辞めてみるしかないですよね」


「そうですね・・・」


「今まで同じようにやってきて、苦しんでいるんだから、
 怖いからと言って、このまままた同じことをするのですか?答えは、逆にある。
 今まで苦しいし、面白くないんだから!自分が本当にしたいことに集中して、
 数字は気にしない。真逆へいくということですよ」


「うまくいっている人はどうなのでしょうか?」


「自分が楽しいと売り上げが落ちる・・・・と言うことは考えづらいですね。
 うまくいっている人は、楽しんでいるからではないですか?」


「そうですね。ようやく分かってきました」


Sさんの恐怖は「自分が本当にやりたいようにやっても大丈夫なのか?」

というところに不安感を持っていらっしゃる感じですね。


私は、本当にやりたいようにしか人生やってこなかったので、

それで大丈夫!と、太鼓判押してあげたいですよ。



まあ、今回のセッションを踏まえて、段々と大丈夫だ!って

現場で感じられるようになるといいなぁって思います。




「苦しい道が、苦しいと言っておきながらも、やはり苦しい道しかしらず、

そちらへ行こうとする。答えは別のアプローチにあるのに、気づかない」。

そういうものですね。

私もそうでした。ゆっくりする発想なんてなかったので・・・。

自分の中だけで考えていても答えは見つからないですね。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

今苦しくなっていることについて、

別のアプローチが見つかるとなると、なにをしたらいいのでしょうか?