イライラしない方法についての話し合いの結末。

時間内に終わるように計画を立てたのに、

思った通りのベストに進まない時はイライラが募り

結局終えたとしても、イライラしている・・・。

そして、ストレスとなり、ひどいときは耳が痛くなってしまう。

とのことでお悩みでした。


計画停電が実施され、家事も仕事も時間内との格闘で

以前からイライラしがちだったことが、

かなり表面化してきたようでした。



そこで、今日はイライラしない方法について話あうことになりました。

まず、よくありがちなイライラの理由として、

どうしようもコントロールできない時間というものに追われていることが

原因かと思ったので、聞いてみると、


仕事は時間に気にせずに、

満足いくところまでやるスタンスをとる場合もあるということでした。

「時間内に終わらせなければ」が直接の原因でもないようでした。



他のイライラについて聞いてみると、

たとえば、車で20分で着くところが30分になると、

時間が無駄になったと感じて、

それもイライラの原因になっていました。



料理を作っていても、作りながら片づけのことばかりを考え、

お皿は大きいのにのせるとか、便利なことを考えるのだそうです。

どうも、意識が未来に行きがちです。



ここまで話してみて

たとえば、イライラ対処法として

時間はコントロールできないものだからそこは考えないとか、

料理の片づけのことまでは考えずに、今している作業を楽しもう!とか

今を生きるとか、対処していく策をいろいろと考えれば出てくるのですが、

「そもそも気持ちのコントロールはできるのか?」

という疑問がクライアントさんから沸きました。


「できないです」。

これが、自然な答えのような気がしました。



ということは、やはりイライラに対峙するしかないという結論になりました。

「今、イライラしているな」

「いま、無駄だと思っているな」

「今、洗い物のことまで考えているな」

と自分の今の気持ちについて受け止めること。

そのほうが「今を生きる」に自然となるのだと思います。

受け止めたほうが、よっぽどすっきりとしてくるのだと思います。


クライアントさんもここまでの話になったころ、

気持ちがかなり落ち着いたようでした。


イライラするとき、無理に楽しむ方法を考えたり、

プラスの価値を見出さなくてはいけないものだと思っていたようです。



このセッションで、「イライラ」についてだけをずっと話していたのですが、

実はそれだけでも「イライラと向き合う」時間になったから、

気持ちの中の整理ができたのだと思います。




向き合うというつながりで、思い出したことがありました。

震災後の心のケアについて、twitterで印象に残ったものです。

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毎日新聞・東日本大震災希望新聞取材班 (3/25)

「津波ごっこ、地震ごっこをはじめたら、ちょっとほっとできたんだなーと思って下さい。叱らないで見守って。一杯描いたね。一杯遊んだね。と声をかけ、抱っこして、肩をぎゅーふわーとリラックスできるようなからだ遊びをして下さい」。積み木を積み上げて崩すという「津波ごっこ」をしていても、叱ってやめさせたりしないで、とのことです。それは少し安心感が戻ってくると出てくる「再体験」だそうです。冨永教授のブログ(http://traumaticstress.cocolog-nifty.com/test1/2011/03/post-7fff.html)も参考に。

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この記事からも心について学べると思いました。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

向き合って考えたいことは何ですか?