「怒り」の気持ちとも付き合うことについて。

人間関係で悩まないようにとわりきって考えて、

それ以上口出ししないという方も多いのではないかと

ここ数日のセッションをしていて思いました。


たとえば、

「この人達、頭が悪いからいいや」
「別に親しくする必要はないし」

そのように、割り切っていると話を聞きました。


でも、そうやって割り切って付き合っていたとしも、

「怒り」が溜まっていくばかりでしょう。

胃が痛くなる方もいらっしゃいました。


胃が痛いのは「意に反する」から。

と知り合いに教えてもらいましたが、

なるほど、と思いました。



この場合、どこに意が反しているかと深めていくと、

「自分の気持ちに反している」ことが分かってきました。



本当は怒っているんだけど、
それを押し殺して付き合っている。



本当は怒っているんだけど、
怒りを鎮めて業務に立ち向かわなくてはいけない。
職場の人には誰にも相談できない状況。



怒っている、やり場のない気持ちを

自分自身がまずは、感じていいんだと思います。

直接相手にぶつけるのではなく、

第三者ならば、冷静に聞けるから話していいと思います。



以前セッションをしていた男性クライアントの方から

SOSメールが久々に来ました。

1カ月間、誰にも相談できずに怒りが溜まって、

限界になり私にメールを書いたそうです。


私が、「自分の領域でできること」に焦点を当てた

質問と視点を投げかけたら、彼なりに考えて解決策が見つかったそうです。


ちなみに以下③つに答えていただきました。

①相手が自分に悪意を持っていると思うのならば、
 自分も相手に悪意を持っている状態です。

②その考えがなかったら淡々と仕事はこなせるのですか?

③冷静にやりたいと思っているのならば、やったらいいと思います。
 無駄なことは一つもないですね。


その答えに、また私から返事をしました。

言葉が穏やかになっていきました。


おそらく、「自分は怒っている」とアウトプットした時点で、

解決に向かい始めていたんだと思います。


翌日、彼からメールが来ました。

今回の教訓を言葉にしたみたいで。


「真剣だと知恵が出る
 中途半端だと愚痴が出る
 いい加減だと言い訳ばかり」


いいと思いました!



ネガティブな感情を出すことは、悪いことではありません。

逆に、そう思っているんだ、と感じないと「意に反する」のではないでしょうか。

胃が痛くなります。


そうやって自分の気持ちと付き合っていけば、

自分のことが大切にできて、次第に「怒り」という感情も

あまり出てこなくなるのではないかと思っています。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

今、どんな気持ちを感じていますか?