「毎日仕事のことについてブログを書こうとしているけど、挫折してしまうので、毎日アウトプットする秘訣を教えて下さい」とご質問を頂きました。私も仕事をしていて、気づいたことをこちらのブログにアップしています。そのほかに、プライベートブログやひとことブログ、写真ブログもやっています。メルマガも週1書いています。1日のうちにアウトプットに費やしている時間は多い方かもしれません。やらなくちゃ、という義務感はありません。入ったら出るという、自然現象です。
例えば、仕事にしている人だと、「アウトプットしなくてはいけない」と囚われてしまっている人もいるかも知れません。アウトプットしなくても別にいいとは思うのです。ですが、アウトプットしたいけど、できていないと言う方も中にはいらっしゃるのかもしれません。
以前の私は、美術館へ行くと、一つの作品に立ち止まって観る人の気持ちがわかりませんでした。ゆっくり観られるタイプの人と一緒に行くと、出口で先に待っているね、というパターンになっていました。けれども、絵の見方を知ったら、ゆっくり鑑賞することができ、楽しめるようになりました。だから、楽しめるヒントが分かったら、アウトプットしたくなるのかもしれませんね。
前に勝間さんが、『トイストーリー3』について、“チームワーク”というテーマでアウトプットしている記事を見たことがありました。純粋に心が洗われる映画なのに、お仕事視点で書かなくてはいけないのも、仕方ないのだろうな(笑)と思って読んでみました。
読み手側のメリットとしては、専門家の視点での感想は、それこそ自分のアウトプットのための、インプットの視点が増える要素だと思います。私はよく、映画を観た後に、色々な人が書いたレビューを読みます。私では見えていなかったことが、書いてあったりすると、とても感心してしまいます。そして、なぜ、そんな見方ができたのだろうか?と、その感想を味わって読むようにしています。
私が、『英国王のスピーチ』を観た時には、セラピストとクライアントのやり取りの中に、目には見えない「信頼感」をはっきりと感じました。この感覚は、私にも欲しいなと思いました。最初の方のシーンで、吃音のクライアントに、音楽を大音量にして朗読させるシーンがありました。結局、クライアントは、こんなことは意味がないと言って、怒って帰るのですが、帰る前にセラピストが、朗読を録音したレコードを、クライアントに持って帰らせるのです。そのやり取りから、セラピストの自信を感じたし、クライアントが戻ってきてもいいようにさせてあげた、見守る姿勢をすごく感じられたんですよね。見守る姿勢とは、相手に自発的な行動を促すことへもつながるなぁと思いました。コーチ目線での感想です。
自分では、当たり前と思っている感想が、他の人からすると、「へぇ!」になります。私は、書きながら、自分は以前、そんな見え方をしたことなかったなぁと思えるから、きっと他の人からすると、「へぇ」になるのかな?と思って書いています。単純に自分が前は見えていなかったところが見えたりするのにも、嬉しいと感じます。だから、書きたくなると言うのもありますね。
自分の仕事目線で、日常のあらゆるシーンを見ようとすると、専門性も高まり、自分自身をより深める訓練にもなると思います。流してしまえば、スルーのところも、見ようとすれば、そこに感想を生むことができると思います。
アウトプットしよう、と言うのは、感想を生み出そうとする、生産的な行動です。コーチングセッションでも、クライアントの話を聞いて、感じたことを伝えてみよう、と思って聞くのと聞かないのとでは、断然、聞こえるところが変わると思うのです。相手の使うボキャブラリーからも、その人の価値観が見えてきますし、考え方の傾向も見つかります。
また、「泣いた」と言うのは2次的感情で、その中に、「悔しい」「悲しい」「辛い」「寂しい」「嬉しい」など、さまざまな感情があります。だから、「どんな気持ちで泣いたのか?」と聞く必要があると思うのです。
アウトプットもそれと似ていると思います。先ほどの絵画の話からすると、「何故、この藁の色をピンク色に塗ったのだろうか?」これは、実際に私の妹が、ある名画を観ている時に、投げかけていた質問だったのですが、私はそこまで観ようともしていませんでした。
「トイストーリー3ーをチームワークで見るとどうなのか?」という問いがあるから、アウトプットが生まれているのだと思います。「なぜ、セラピストに心を打ち明けたのか?」という問いを私が持っているから、私は、あのような見方をしたのだと思います。
アウトプットの前には、必ず「問い」が存在しています。アウトプットが苦手な人は、「問い」がないからかもしれません。
『How to Talk to Children About Art』
例えば、仕事にしている人だと、「アウトプットしなくてはいけない」と囚われてしまっている人もいるかも知れません。アウトプットしなくても別にいいとは思うのです。ですが、アウトプットしたいけど、できていないと言う方も中にはいらっしゃるのかもしれません。
以前の私は、美術館へ行くと、一つの作品に立ち止まって観る人の気持ちがわかりませんでした。ゆっくり観られるタイプの人と一緒に行くと、出口で先に待っているね、というパターンになっていました。けれども、絵の見方を知ったら、ゆっくり鑑賞することができ、楽しめるようになりました。だから、楽しめるヒントが分かったら、アウトプットしたくなるのかもしれませんね。
前に勝間さんが、『トイストーリー3』について、“チームワーク”というテーマでアウトプットしている記事を見たことがありました。純粋に心が洗われる映画なのに、お仕事視点で書かなくてはいけないのも、仕方ないのだろうな(笑)と思って読んでみました。
読み手側のメリットとしては、専門家の視点での感想は、それこそ自分のアウトプットのための、インプットの視点が増える要素だと思います。私はよく、映画を観た後に、色々な人が書いたレビューを読みます。私では見えていなかったことが、書いてあったりすると、とても感心してしまいます。そして、なぜ、そんな見方ができたのだろうか?と、その感想を味わって読むようにしています。
私が、『英国王のスピーチ』を観た時には、セラピストとクライアントのやり取りの中に、目には見えない「信頼感」をはっきりと感じました。この感覚は、私にも欲しいなと思いました。最初の方のシーンで、吃音のクライアントに、音楽を大音量にして朗読させるシーンがありました。結局、クライアントは、こんなことは意味がないと言って、怒って帰るのですが、帰る前にセラピストが、朗読を録音したレコードを、クライアントに持って帰らせるのです。そのやり取りから、セラピストの自信を感じたし、クライアントが戻ってきてもいいようにさせてあげた、見守る姿勢をすごく感じられたんですよね。見守る姿勢とは、相手に自発的な行動を促すことへもつながるなぁと思いました。コーチ目線での感想です。
自分では、当たり前と思っている感想が、他の人からすると、「へぇ!」になります。私は、書きながら、自分は以前、そんな見え方をしたことなかったなぁと思えるから、きっと他の人からすると、「へぇ」になるのかな?と思って書いています。単純に自分が前は見えていなかったところが見えたりするのにも、嬉しいと感じます。だから、書きたくなると言うのもありますね。
自分の仕事目線で、日常のあらゆるシーンを見ようとすると、専門性も高まり、自分自身をより深める訓練にもなると思います。流してしまえば、スルーのところも、見ようとすれば、そこに感想を生むことができると思います。
アウトプットしよう、と言うのは、感想を生み出そうとする、生産的な行動です。コーチングセッションでも、クライアントの話を聞いて、感じたことを伝えてみよう、と思って聞くのと聞かないのとでは、断然、聞こえるところが変わると思うのです。相手の使うボキャブラリーからも、その人の価値観が見えてきますし、考え方の傾向も見つかります。
また、「泣いた」と言うのは2次的感情で、その中に、「悔しい」「悲しい」「辛い」「寂しい」「嬉しい」など、さまざまな感情があります。だから、「どんな気持ちで泣いたのか?」と聞く必要があると思うのです。
アウトプットもそれと似ていると思います。先ほどの絵画の話からすると、「何故、この藁の色をピンク色に塗ったのだろうか?」これは、実際に私の妹が、ある名画を観ている時に、投げかけていた質問だったのですが、私はそこまで観ようともしていませんでした。
「トイストーリー3ーをチームワークで見るとどうなのか?」という問いがあるから、アウトプットが生まれているのだと思います。「なぜ、セラピストに心を打ち明けたのか?」という問いを私が持っているから、私は、あのような見方をしたのだと思います。
アウトプットの前には、必ず「問い」が存在しています。アウトプットが苦手な人は、「問い」がないからかもしれません。
『How to Talk to Children About Art』
この本は、パリへ行ったときに美術館で見つけて買いました。子供が「なんで?」と思うことについての、回答というか、絵を理解するための説明が書いてある本です。
アウトプットの原点は、「なんで?」と問いを持つことなのでしょう。スルーせずに、日常でも「なんで?」と思うようになると、色々なことについてアウトプットできるようになるのです。問いを持てば、自然と意識化出来るものが増えることは確かです。あまり考えずに、「なんで?」といちいち思ってみて、感想を述べようとしてみることから始めるといいと思います。私も、アウトプットが苦手でしたけど、「問い」を持つようになったら、こうしてできるようになったのです。色々なことが発見できる毎日は、楽しくなります。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
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★10月1日(土)11:00~@銀座にて★秋コミコレクションテーマ 「我慢」
言いたいことを我慢しないで、相手にうまく意見も言えたり、言いたいことを我慢しているような人の話を引き出したりするコミュニケーションについて考えていきます。
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