昨日のメルマガを書いたあとにセッションがあって、相手の話を聞きながら、私はそのメルマガの文章の中に、全部失敗談ばかり書いていたことに後から気づいて笑ってしまいました。
相談をしてきたひとは、「自分を受け入れる」ことが、うまくできていない気がする。というところから話が始まりました。
受け入れられないエピソードとして、よく携帯の電話番号を変更するとか。今の自分を消去して、新しく生まれ変わるつもりで変えるのだそうです。電話番号を変えるというのは、迷惑電話でかなり困ったことが原因になることなら分かりますが、「自分消去」のために消してしまうとは、とても辛いことのような気もします。
消したい自分というのは、ダメな自分や、失敗した自分になったとき。そのことについての自分を知っている人がいることも嫌になって、電話番号を変えてしまう。
そうやって、いつも新しい自分になってとても気分がすっきりして、成長出来る方向なら気持ちよくてそうしているという理由になりますが、何度も消して変えていくとなると、自分の思ったような自分にまた変わることができなかったというしるし。また、自己否定の上塗りです。とりあえず、上からセメント塗っておけばいい、みたいな繰り返しだと、心のほうは、全く耕されないのではないでしょうか。自分のことを自分で消して、否定している。自分でそうしてしまう癖があると気づけば、自分のことだから、その心地悪さから抜け出すこともできると思います。
冒頭に戻りますが、「自分の失敗談」、もしくはちょっと自虐的なギャクでも、自分のことを話せる人は、ありのままの自分を受け入れている人だと思います。きっと失敗したことも、人へ安心できる体験談になるとか、自分が失敗したことでリベンジができて、新たに自信がつくだとか、失敗は、成長ができることだと捉える事ができるのは、挑戦する気持ちもあわせて持てるような気もします。
その人は、自分の失敗談は、絶対に人に話したことがないと言っていました。また、笑い話として、話しのおつまみ的にも提供したこともないそうで、そんな風に話せる人は、楽そうで羨ましい気もすると。
失敗談を人に話したことがないということは、個人的にはびっくりしました。いつも失敗がもとになって、成功談も生み出されるわけで、両方ないと成り立たないというか。講演などでも、話の半分は失敗談を話している私にとって、失敗はなくてはならないものです。失敗を話すことによって、自分のことをありのままに受け入れているのだと思います。
今回のひとり旅は、「不安」と「不便」がたくさんありました。「不安」な自分のときは、けっこうちっぽけな自分だったりするのですが、「不安」があるからこそ、「今を生きる」ことに繋がっていると、とても思えたのです。
「この電車は、本当にパリに着くのだろうか?」、「この道であっているのだろうか?」という不安で、何度もGPSで地図を確かめていたとき、「今大丈夫かどうか?」にとても必死でした。
先ほど、播磨さんとのコーチングセッションがあり、「不安は今に生きることに繋がる」という話を私がしたら、「日本は安全すぎ」という話になりました。もちろん安全にこしたことはないですが、例えば、電車に乗っていてもカバンを無防備に開けっ放しとか、暇つぶしに携帯電話を見るとか、色々できるわけです。レストランの入り口も、ロウとかプラスチックで作られた、セットの見本が置いてある。瞬時に決めることができます。フランスでは、そのようなものは一つもなく、メニューは、文字がぎっしりで、写真さえもないのです。最初は、不便だと感じたのですが、逆にその方が、ゆっくりと選んで楽しむことができることに気付きだしました。どんなものが出てくるのか?想像してみる楽しみもありました。ランチタイムがフランスだと2時間、日本だと1時間と言うのが決まりなので、その違いもあるでしょうが、日本にいる時も、時間がたっぷりある時は、メニューをじっくりと読む楽しみの時間も持ちたいと思いました。
そのように、安全、便利すぎることによって、見えなくなっている、感じ取れなくなっていることもあるのだと思います。特に、「不安」を過ごすことって、今を生きることをしている実感を感じ取れたことは、体感としてとてもよかったです。旅を通して改めて、不安な気持ちになることも必要であると感じたのです。
また、ちょっとした失敗なら、人に話すと笑い話になって、盛り上がることもよくあります。
妹とPARISへ行ったとき、マクドナルドに入って、非常に混んでいたのですが、妹は、3番のセットを頼みたくて、混んでいるから大きな声で「トリオ!トリオ!」と叫びました。店員は、「?」となっていましたが、手で3番のアクションをしていたので、「ああ、3番のセットね」と分かったのでしょう。ちゃんと商品が出てきました。
日本に帰ってあとあと考えてみると、フランス語の3は、「トリオ」ではなく、「トロワ」です。(笑)日本だとお笑いの3人トリオとか言うので、そのイメージが先に出てきて、「トロワ」と言うところが「トリオ」になったのではないか、と日本で大爆笑でした。
失敗からの方が学びがあります。また、人は思ったより自分のことについて気にもしていません。自分の失敗談を話すことで、自分のことを自然と受け入れる行為になるでしょうから、人にちょっと話してみることも気持ちが楽になります。
自分の失敗を自分で許せない、と厳しくするよりも、「まあまあまあ・・・次からリベンジしよう」と自分を許してあげてください。そのほうが、吸収し、学ぶ速度もアップして、同じ失敗を繰り返すことがなくなります。失敗した自分を帳消しにしようとすればするほど、同じ失敗をまた繰り返すのです。また、人間的にも経験したことによって、さらに魅力UPするものだと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近の失敗は何ですか?
相談をしてきたひとは、「自分を受け入れる」ことが、うまくできていない気がする。というところから話が始まりました。
受け入れられないエピソードとして、よく携帯の電話番号を変更するとか。今の自分を消去して、新しく生まれ変わるつもりで変えるのだそうです。電話番号を変えるというのは、迷惑電話でかなり困ったことが原因になることなら分かりますが、「自分消去」のために消してしまうとは、とても辛いことのような気もします。
消したい自分というのは、ダメな自分や、失敗した自分になったとき。そのことについての自分を知っている人がいることも嫌になって、電話番号を変えてしまう。
そうやって、いつも新しい自分になってとても気分がすっきりして、成長出来る方向なら気持ちよくてそうしているという理由になりますが、何度も消して変えていくとなると、自分の思ったような自分にまた変わることができなかったというしるし。また、自己否定の上塗りです。とりあえず、上からセメント塗っておけばいい、みたいな繰り返しだと、心のほうは、全く耕されないのではないでしょうか。自分のことを自分で消して、否定している。自分でそうしてしまう癖があると気づけば、自分のことだから、その心地悪さから抜け出すこともできると思います。
冒頭に戻りますが、「自分の失敗談」、もしくはちょっと自虐的なギャクでも、自分のことを話せる人は、ありのままの自分を受け入れている人だと思います。きっと失敗したことも、人へ安心できる体験談になるとか、自分が失敗したことでリベンジができて、新たに自信がつくだとか、失敗は、成長ができることだと捉える事ができるのは、挑戦する気持ちもあわせて持てるような気もします。
その人は、自分の失敗談は、絶対に人に話したことがないと言っていました。また、笑い話として、話しのおつまみ的にも提供したこともないそうで、そんな風に話せる人は、楽そうで羨ましい気もすると。
失敗談を人に話したことがないということは、個人的にはびっくりしました。いつも失敗がもとになって、成功談も生み出されるわけで、両方ないと成り立たないというか。講演などでも、話の半分は失敗談を話している私にとって、失敗はなくてはならないものです。失敗を話すことによって、自分のことをありのままに受け入れているのだと思います。
今回のひとり旅は、「不安」と「不便」がたくさんありました。「不安」な自分のときは、けっこうちっぽけな自分だったりするのですが、「不安」があるからこそ、「今を生きる」ことに繋がっていると、とても思えたのです。
「この電車は、本当にパリに着くのだろうか?」、「この道であっているのだろうか?」という不安で、何度もGPSで地図を確かめていたとき、「今大丈夫かどうか?」にとても必死でした。
先ほど、播磨さんとのコーチングセッションがあり、「不安は今に生きることに繋がる」という話を私がしたら、「日本は安全すぎ」という話になりました。もちろん安全にこしたことはないですが、例えば、電車に乗っていてもカバンを無防備に開けっ放しとか、暇つぶしに携帯電話を見るとか、色々できるわけです。レストランの入り口も、ロウとかプラスチックで作られた、セットの見本が置いてある。瞬時に決めることができます。フランスでは、そのようなものは一つもなく、メニューは、文字がぎっしりで、写真さえもないのです。最初は、不便だと感じたのですが、逆にその方が、ゆっくりと選んで楽しむことができることに気付きだしました。どんなものが出てくるのか?想像してみる楽しみもありました。ランチタイムがフランスだと2時間、日本だと1時間と言うのが決まりなので、その違いもあるでしょうが、日本にいる時も、時間がたっぷりある時は、メニューをじっくりと読む楽しみの時間も持ちたいと思いました。
そのように、安全、便利すぎることによって、見えなくなっている、感じ取れなくなっていることもあるのだと思います。特に、「不安」を過ごすことって、今を生きることをしている実感を感じ取れたことは、体感としてとてもよかったです。旅を通して改めて、不安な気持ちになることも必要であると感じたのです。
また、ちょっとした失敗なら、人に話すと笑い話になって、盛り上がることもよくあります。
妹とPARISへ行ったとき、マクドナルドに入って、非常に混んでいたのですが、妹は、3番のセットを頼みたくて、混んでいるから大きな声で「トリオ!トリオ!」と叫びました。店員は、「?」となっていましたが、手で3番のアクションをしていたので、「ああ、3番のセットね」と分かったのでしょう。ちゃんと商品が出てきました。
日本に帰ってあとあと考えてみると、フランス語の3は、「トリオ」ではなく、「トロワ」です。(笑)日本だとお笑いの3人トリオとか言うので、そのイメージが先に出てきて、「トロワ」と言うところが「トリオ」になったのではないか、と日本で大爆笑でした。
失敗からの方が学びがあります。また、人は思ったより自分のことについて気にもしていません。自分の失敗談を話すことで、自分のことを自然と受け入れる行為になるでしょうから、人にちょっと話してみることも気持ちが楽になります。
自分の失敗を自分で許せない、と厳しくするよりも、「まあまあまあ・・・次からリベンジしよう」と自分を許してあげてください。そのほうが、吸収し、学ぶ速度もアップして、同じ失敗を繰り返すことがなくなります。失敗した自分を帳消しにしようとすればするほど、同じ失敗をまた繰り返すのです。また、人間的にも経験したことによって、さらに魅力UPするものだと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近の失敗は何ですか?
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