冬コミコレクションセミナー テーマ 『言葉』 開催しました。

今日は、冬コミコレクションセミナーテーマ『言葉』を開催しました。

このたび、より深く長く考える時間を提供する場にしていこう
という主旨で定員10名と決まった人数にすることになりました。
また、コンセプトは、教わるセミナーではなく、
考えてもらうセミナーづくりを極めるということを
はっきりと打ち出すことで、より主旨に合致した企画を
考えることができたと思っています。


と、企画段階まで、まずは試行錯誤もありながら、
スムーズに完了させることができました。

問題は当日です。笑
どんなセミナーになったのか?
レポートをお届けいたします!




今日の飛行機、新幹線組は、鹿児島、神戸、名古屋の皆様です。
本当に遠くまでありがとうございました!

さて、今日のセミナーでは「お口が滑らかになって言葉が紡ぎだされる状態」を
提供する場ということで、ワークを考えました。


最初の質問は、「何しに来たの?」です。




自分の内面を言葉にすることについて考えてみたい人や、
相手にあう言葉をかけてあげたいとお考えの人や、
沈黙した時に、言葉を言わなくちゃいけないかなと思って困ることがあったり、
仕事の場では、スラスラ言葉を言うのに、OFFの場では言葉が出てこないだとか、
言葉にまつわるお悩みもいろいろありました。


★ワーク1『自己紹介ワーク』。
30秒、1分、2分とそれぞれ別のテーマで自己紹介をするというものです。




みなさん、テーマを決めてお話しなさっていたのですが、
意外とスムーズに表現しているようでした。
時には、いいところで、タイムアウトになって、
そんなときの余韻もいいよね、なんて言いながら、
とにかく、どんどん話してもらいました。

自己紹介ワークを一人3回も行うと、その人のキャラクター
みたいのが、どんどん浮き彫りになっていくのを感じました。
外見のイメージとは違う感じを受けたりだとか、
自分から見ると普通と思っていることが、言葉を発して、
相手に伝えることで、相手から見たら面白い部分だったりとかが見つかり、
やはり、表現してみないと人ってわからないところだらけなんだと思いました。
先入観で人のことを、こうだろう、って思ってしまうことは
楽しさを半分にしているようなものだったり、
表現する方も、半分しか自己開示していないと、あまり面白くなかったり。笑

制限時間があっても、気にせずいつもの調子で話して、
途中で終わっちゃった方が、結構それも面白かったりして、
自己紹介ワークだけでも沢山の発見がありました。


★ワーク2『けっこう、けっこう、コケッコーワーク』。
前に一人出てきてもらい、その人に向かって、
事実から見て感じたことや直感的に思ったことを言って、
相手を喜ばせるというワークです。

褒めて喜ばせるのではなく、「事実」を見て、
そこから推測できる相手についてを伝えるのです。
普段の生活の中で、思っていても素通りして、
何も言わないなんてことは、割とあったりしますよね。
でも、そんな風にスルーしないで、思ったときに伝えることで
コミュニケーションが生まれるのだ、と言うことを体験する場が
提供できたらいいなと思いました。


前に出てきた人は、その言葉が「当たっている!」とか、「嬉しい」と感じたとき、
ニワトリの人形がついた棒をあげてもらいました。




今日、初対面なのに、みなさんよく観察されているというか、
鋭い洞察力で、ニワトリポイントをGETされていました。


ここで、ランチタイム。
ロケ弁で有名な「金兵衛」のお弁当です。
今回は、7種類頼みました。
同じ種類のお弁当を発注しないことはコミコレのこだわりです。笑





では、後半戦へ・・・


★ワーク3『銀ブラワーク』。
15分間、テーマを持ってひとりで銀座の街を歩いて
感じたことを発表するワークです。

初めての銀座・銀座を暴く・座ってみた銀座・銀座にいる人のファッション
などテーマも様々でした。

同じく銀座を観察するだけでも、
いろいろな観察ポイントがあるんだなぁと思いました。
アウトプット意識を持って観察すれば、伝えたいことは
言葉にできることを体感していただけたかなと思います。


★ワーク4『寸劇ワーク』。
その名の通り5分の寸劇をするワークです。
こちらであらかじめ、テーマと配役を決めておきました。
くじ引きをしてもらい、配役が決まります。
そして、チームで集まって、シナリオ決めです。
30分近く考える時間を取って考えてもらいました。




このワークを考えた時、果たして初参加の人も
抵抗なく劇に楽しく容易に参加できるのかどうか?
多少心配ではありましたので、色々考えました。




が、心配無用。笑
みなさん入りきって演技していましたよ。
ちゃんとオチのある劇で、お笑い番組のようでした。


社内:社長・課長・新人


学校:母・息子・教頭


家庭:爺さん・母・娘

ミラクルをみさせていただきました。笑
参加者を信じることは大事です。


★ワーク5 『直感的質問ワーク』。
相手に考えさせる質問をするワークです。
私の仕事は、質問をする仕事ですが、
「あ、そんなこと考えたことありませんでした」と
相手が思うときに、話が展開していくことは多いです。
私の感覚で言うと、相手から話を聞いて、聞いて、聞いて・・・
そして、統合するような質問が出てくる感じでしょうか。




だいぶ、ワークを繰り返してきたので、コミコレ初参加の方も、
相手の話を聞くことに慣れたご様子に見えました。
きっとセミナーの最初に、このワークをしたら出てこなかった
だろう質問がするっと生みだされている方がいらっしゃいましたね。

セミナーを受ける前の自分と受けたあとの自分の変化を
感じていただけるワークだったかと思います。


最後は『コミコレカード』をお配りし、ちょっと遊んでいただきました。
相手思いになれる言葉を32枚のカードに記しました。




後はまとめと感想の時間を持ち、
6時間のセミナーは幕を閉じました。
お疲れさまでした。



しかし、ここから先も長かった。笑 
懇親会は、全員参加。22時まで続きました。
セミナー後、3時間半も飲み食いしていたということです。


コミコレ司会者の私たちについてのフィードバックを全員に頂きました。
主に、私と播磨さんのしゃべる割合の話になりましたが。笑

今日のセミナーは、体感的に「播磨さん9割、私1割しか話していない」
という感想を初参加組からいただきました。
常連のみなさんからすると、いつものこととのご意見。笑

私が、自分が喋らないからな…と、それが居心地悪いと感じるなら、
とっととコラボセミナーを辞めるでしょうから。爆
播磨さんもそうでしょう。

播磨さんとのコーチングセッションの時は、私が45分中40分話しています。
私なりに相手とのバランスは、いい塩梅を察知しながらするほうなのです。
接客のときのお客様とのバランス、NO2のときの店長とのバランス、
店長をしていたときの部下とのバランス、そして、このブログもそうです。
自分の今の状況はどうかを感じて、自分の出方を決めるところがあります。

ということで、セミナーレポートはがっつり書きました。
ここは、私の場所ということで。笑




セミナー初参加の人が、
「こんなに考えたことはなかった」とおっしゃっていました。

きっと、今日考えたことが種みたいになって、
やがて日常生活で発芽すると思います。
考えるセミナーなので、「ああ、こうだったか!」と完結しない分、
引き続き考えることになるからです。

どこかで「あ!」ってなることを願って・・・。
でも、その「あ!」はその人にしかわからないですね。
コミコレ後に、何か面白い発見があるといいです。


2012年は、コミコレ4期目に入ります!
今年も、春、夏、秋、冬、と開催していきます!
教えないセミナーを私たちもどんどん極めたいと思っています。


ご参加の皆様、特典コーチングもお待ちしております。
今日はありがとうございました。