「自己評価が低いのは、自己肯定が上手く出来ないから?」の悩み。

 「自己評価が低いのは、自己肯定が上手く出来ないから」ではないか?というテーマで、コミコレセミナーの特典30分セッションでした。

 最近、会社でも、いい成績を残して最高ランクを貰ったようでした。しかし、そのことについて、心の底から喜べない自分がいて、『まだまだダメ、喜んだらいけない、まだまだ先があるのだ、浮かれちゃいけない』と、心の中の自分が、喜ぶことを拒んでいるようでした。

 「成果を出せたのも周りのおかげなんですよ」という謙虚な感じとは違って、本当に喜べていないというか、何を他人から言われてもきっと、ずっと喜べなさそうな、そんな雰囲気でした。

 そもそも、「まだまだダメ」と思う様な事が、過去にあったのかと聞くと、会社で上司から、「話し方がまだまだだめ」と言われて、そこから話し方の教室やボイストレーニングへも通っているそうです。でも、私が話を聞いていても、言葉ははっきりと、話せている方だと感じました。だから、そこじゃない気がしました。

 「話し方がまだまだだめ」ということから、私が23歳の頃、アルバイトの面接をしているところをチェックすると、店長に言われことを思い出しました。

 そりゃ、ひどすぎる面接をしました。(笑)当たり前のところしか聞けていないガチガチの…。店長がいたのもあって、すごく緊張していたのもありました。そして、ボロボロになって、店長にも当然のように指摘をたくさんされました。すごく恥ずかしかったけれど、まだ2年目だし、しょうがないなと思いました。それから、面接の時に必ず言う質問リストを、自分で作ったりして、だんだんと上手くなっていきました。

 1店舗目の店長は、そんなチェックをしてくれなかったのに、2店舗目の店長にチェックしてもらったおかげで、上手くなったので、その店長には感謝しています。そして、そんな未熟だった自分を許してあげています。


 「上司にダメと言われた自分を許していますか?」と聞いてみました。
「許していません」と返ってきました。ここに自己否定がありました。
言われたことは、初めての挫折で、相当落ち込んでしまったようでした。だから、そんな自分を補強しようと、TRを積んで、自信をつける事をしてきたようでした。
そのおかげで、いい結果も色々出せてきているはずでしょうが、まだ受け取れていない…。過去の自己否定が取れていないからでしょうか。

 「素直に受け入れるって何ですか?」
「自信をつけるのは、ちいさな成功体験を積み重ねて行くことでできるようになるんでしょうか?」

二つの質問が私のほうに飛んできました。

 「初めての挫折で、悔しい思いをした自分を受け入れること。未熟だったから仕方ないよね、と許してあげること。自信をつけるために補強することで、悔しさを埋めることはできないのかもしれませんね。悔しいとか、怒りとかも感じるようにしないと、喜びの感情を感じるセンサーが弱っていくのだと思います。感じるということは、どこの回路も同じです。喜怒哀楽、いい悪いを付けずに、なんでも味わってみればいいんですよ。それが素直に受け入れるってことです。そこがあっての補強です」

とお伝えしたら、まさに、「ストン」と音がしたかのように、クライアントさんは腑に落ちていました。


 毎日、ブログを読んでくださっているようで、なんとなく分かっているつもりでも、1対1のセッションは、やっぱり凄いと、初のコーチングに驚いているご様子でした。

 セッションのあとに、「ストンと落ちました」という題名でメールを頂きました。
お付き合いをしている彼に、いい評価をもらったことをようやく素直に伝えることができたとか!そして、彼が自分のことのように喜んでくれた、ということに自分で不思議な気分になったようでした。

 「シンプルに物事を捉えることで、事実をありのままココロに入れられたら、きっと自己肯定ができる。そう思えました♪♪」とまとめも頂きました。
 ありがとうございました。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

素直に喜べていますか?




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日時:4月7日(土)@渋谷 11:00~18:00
特典:30分電話セッション付
概要:コミュニケーションにおける相手と自分の余白とは?
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