「自分が何をしたいのか分からない」というテーマで、スカイプでの単発セッションでした。20代後半の男性の方です。
「自分が何をしたいのか分からない」とは言われていますが、もう分かっているという前提で、私はお話しを聞きます。
「何が原因で分からなくしているのか?」
「相手の強みを承認すること」
「相手が今感じていることを捉えて、フィードバックしていくこと」
「相手がアイデアが思いつかないときは、アイデアを提供すること」
を意識してセッションを行います。
これまでやってきたことをまずお聞きしました。
今は仕事を辞めているけれど、以前の仕事は楽しかったし、ただ、会社内では、仕事で結果を出すために、根回しをする人たちが増え、そんなところが合わなくなった。自分は公平にみて、ちゃんと結果を出したいと思っていたからと、価値観の違いでの退職でした。
仕事の内容や辞めた理由から、その人らしさを発見できました。
「公平にみる」という見方は、一つの強みではないかと思いました。また、「1対1」で人とかかわることは、好きなのではないかとFBしました。
私は別にほめたわけでもなく、ただ「そういうところがありますね」とお伝えしただけなのですが、なかなかそのように人に言われたことがなかったようなので、「そんなことを言われたのは初めてです。ありがとうございます」と返答されていました。
それだけで、相手のエネルギーがアップしている様子を感じました。
おそらく、世の中的に「いい」「わるい」で判断する人が多いため、なかなか「ありのまま」をフィードバックされたという経験が少ないのではないでしょうか。
コーチは、「ありのまま」をフィードバックしてくるので、私も初めてコーチングを受けた時に、ものすごくエネルギーが高まったのを感じました。
「ありのままのフィードバックを受ける」ことを体感することができるところに、コーチングを受けるひとつの価値があるのだと思っています。
さて、セッションの半分くらいで、少し強みが分かってきました。
後半で、将来のことについて聞いてみたところ、親に頼まれたわけではないけれど、「実家の家業を継承したいと実は思っている」というお話しが出てきました。
実際に、家業の手伝いをしたことが2年くらいあったそうなのですが、仕事に対して厳しい父親から、いつも怒られてばかりであることと、任された仕事が、単純作業ばかりで、いやになったと言っていました。
なのに、家業を継ぐことがずっと気になっているご様子でした。
そんなに気になっているならば、家業を継ぐことを視野にいれて、新しく職業を探せばいいだけのこと。
実家は、お店をされていますから、「店舗」の業態のところで働く経験を持つのもひとつではないかと、お伝えしました。意外とそのアイデアは考えたことがなかったようでした。
「今」そう思うのなら、そうすればいいのです。「未来」は思うかどうかわからなくても。
明日の天気は明日にならないとわからないくらい、未来は不確かですから、「今」の決断をするしかありません。
また、思考がぐるぐるし始めると、「そんなことをやってどうするのか」とか、過去のよくなかったことを理由に挙げて、「やっぱりやっても仕方ない」というサイクルに陥りがちなのだそうです。
「未来」と「過去」の事ばかり考えすぎて、「今」したいことが分からなくなっているのだと思いました。
「ご飯を食べている時、『今』食べていることに集中できているか?」
この質問だけでも、「今」を生きている度 が計れますね。
「過去」の感情が、何かが引き金になって出てきてしまい、ひどく落ち込み気味のときも、あると思います。きっと、過去のその時に、「今」を感じ取らなかったから、起きたのでしょう。
そんなときは、「今」その感情を味わい尽くせば、昇華されていくでしょう。
過去の未消化のことが今になってでてくるならば、「今」から「今」を味わうようにしていけばいいのだと思います。
「人からの発言を気にしないようにするにはどうしたらいいですか?」という質問も受けました。
人からの「そんなことをやっても意味ない」とか言われる言葉に翻弄されて、身動きが取れなくなるところがあるようでした。
案外、人からの発言が気になっている人って、その発言をしっかり聞いていない場合が多い気がします。
相手が怒っていそうだとか、批判していそうだ…と構えて聞いたり、見たりするから、「自分は悪いことを言われているのではなかろうか」となっているのです。
よくよく聞いてみると、「相手がそう見えたという事実」です。相手がそう見えたことに関して、こちらは、「そう見えたんですね」と受け止めることしかできません。もし、自分の中で引っ掛かるところがあったら、改善するとか、成長できるポイントがあるかもしれないので、そこは必要かどうか自分で吟味してみればいいのです。
一つ一つ吟味していけば、自分がぶれにくくなるでしょう。
そのようにして、「今」よりも、未来や過去、人の発言などに左右されがちで、「自分のやりたいことが分からなくなっている」ことが、セッションで見えてきました。
「今」感じていることを大事にして、「今」の決断の積み重ねで、どの道を選んだとしても、きっと意味をなしてくるのではないかと思うのです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今月はどんな決断をしましたか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
★堀口ひとみ×播磨弘晃コミコレセミナー
考えることやコミュニケーションがもっと深くなるセミナーです。
6時間、思考を巡らせてみませんか?
■春コミコレクション 2012年4月7日(土)@渋谷
テーマ 『余白』 相手と自分、自分の中の余白について考える。
「自分が何をしたいのか分からない」とは言われていますが、もう分かっているという前提で、私はお話しを聞きます。
「何が原因で分からなくしているのか?」
「相手の強みを承認すること」
「相手が今感じていることを捉えて、フィードバックしていくこと」
「相手がアイデアが思いつかないときは、アイデアを提供すること」
を意識してセッションを行います。
これまでやってきたことをまずお聞きしました。
今は仕事を辞めているけれど、以前の仕事は楽しかったし、ただ、会社内では、仕事で結果を出すために、根回しをする人たちが増え、そんなところが合わなくなった。自分は公平にみて、ちゃんと結果を出したいと思っていたからと、価値観の違いでの退職でした。
仕事の内容や辞めた理由から、その人らしさを発見できました。
「公平にみる」という見方は、一つの強みではないかと思いました。また、「1対1」で人とかかわることは、好きなのではないかとFBしました。
私は別にほめたわけでもなく、ただ「そういうところがありますね」とお伝えしただけなのですが、なかなかそのように人に言われたことがなかったようなので、「そんなことを言われたのは初めてです。ありがとうございます」と返答されていました。
それだけで、相手のエネルギーがアップしている様子を感じました。
おそらく、世の中的に「いい」「わるい」で判断する人が多いため、なかなか「ありのまま」をフィードバックされたという経験が少ないのではないでしょうか。
コーチは、「ありのまま」をフィードバックしてくるので、私も初めてコーチングを受けた時に、ものすごくエネルギーが高まったのを感じました。
「ありのままのフィードバックを受ける」ことを体感することができるところに、コーチングを受けるひとつの価値があるのだと思っています。
さて、セッションの半分くらいで、少し強みが分かってきました。
後半で、将来のことについて聞いてみたところ、親に頼まれたわけではないけれど、「実家の家業を継承したいと実は思っている」というお話しが出てきました。
実際に、家業の手伝いをしたことが2年くらいあったそうなのですが、仕事に対して厳しい父親から、いつも怒られてばかりであることと、任された仕事が、単純作業ばかりで、いやになったと言っていました。
なのに、家業を継ぐことがずっと気になっているご様子でした。
そんなに気になっているならば、家業を継ぐことを視野にいれて、新しく職業を探せばいいだけのこと。
実家は、お店をされていますから、「店舗」の業態のところで働く経験を持つのもひとつではないかと、お伝えしました。意外とそのアイデアは考えたことがなかったようでした。
「今」そう思うのなら、そうすればいいのです。「未来」は思うかどうかわからなくても。
明日の天気は明日にならないとわからないくらい、未来は不確かですから、「今」の決断をするしかありません。
また、思考がぐるぐるし始めると、「そんなことをやってどうするのか」とか、過去のよくなかったことを理由に挙げて、「やっぱりやっても仕方ない」というサイクルに陥りがちなのだそうです。
「未来」と「過去」の事ばかり考えすぎて、「今」したいことが分からなくなっているのだと思いました。
「ご飯を食べている時、『今』食べていることに集中できているか?」
この質問だけでも、「今」を生きている度 が計れますね。
「過去」の感情が、何かが引き金になって出てきてしまい、ひどく落ち込み気味のときも、あると思います。きっと、過去のその時に、「今」を感じ取らなかったから、起きたのでしょう。
そんなときは、「今」その感情を味わい尽くせば、昇華されていくでしょう。
過去の未消化のことが今になってでてくるならば、「今」から「今」を味わうようにしていけばいいのだと思います。
「人からの発言を気にしないようにするにはどうしたらいいですか?」という質問も受けました。
人からの「そんなことをやっても意味ない」とか言われる言葉に翻弄されて、身動きが取れなくなるところがあるようでした。
案外、人からの発言が気になっている人って、その発言をしっかり聞いていない場合が多い気がします。
相手が怒っていそうだとか、批判していそうだ…と構えて聞いたり、見たりするから、「自分は悪いことを言われているのではなかろうか」となっているのです。
よくよく聞いてみると、「相手がそう見えたという事実」です。相手がそう見えたことに関して、こちらは、「そう見えたんですね」と受け止めることしかできません。もし、自分の中で引っ掛かるところがあったら、改善するとか、成長できるポイントがあるかもしれないので、そこは必要かどうか自分で吟味してみればいいのです。
一つ一つ吟味していけば、自分がぶれにくくなるでしょう。
そのようにして、「今」よりも、未来や過去、人の発言などに左右されがちで、「自分のやりたいことが分からなくなっている」ことが、セッションで見えてきました。
「今」感じていることを大事にして、「今」の決断の積み重ねで、どの道を選んだとしても、きっと意味をなしてくるのではないかと思うのです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今月はどんな決断をしましたか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
★堀口ひとみ×播磨弘晃コミコレセミナー
考えることやコミュニケーションがもっと深くなるセミナーです。
6時間、思考を巡らせてみませんか?
■春コミコレクション 2012年4月7日(土)@渋谷
テーマ 『余白』 相手と自分、自分の中の余白について考える。
★第2回『Hitomism Awards2012』開催決定。参加者募集中!
今回の『ひとみずむ4』の中から、監督賞・作品賞・脚本賞
そして、ひとみずむ大賞が決まります!
『ひとみずむ4』の続きが見られます。
日程:2012年5月27日(日)@帝国ホテル 蘭の間 18時~20時
ひとみずむ4の中から「ひとみずむ大賞」が決まる!
アワードは誰の手に!!!
■『読むサプリ!!!』メルマガ登録で、毎日がメッセージ77フレーズプレゼント!
0コメント