信頼している知人から仕事の紹介を受けて仕事を始めたけれど、当初描いていた仕事内容とは違うことになり、だんだんとやりたくない作業になっているようでした。
やりたくないことを週5続けるのは大変なので、次回の契約更新のときに週4に減らすことで、継続していくことにします、とお話しされていました。
これは聞いていて、やりたくない仕事が1日減ったからといって、根本的解決になるとは思えないと感じました。
そういう対処の仕方ではなく、そもそも、なぜ知人に「最初に言っていた仕事内容には、いつ変われるのでしょうか?」と聞けないのかと、そちらばかりが、私は気になりました。
そのクライアントさんは、「きっと、今は立ち上げの頃だから、3ヶ月か半年すれば、自分がやりたい仕事にきっとなるに違いない」と、自分で思い込ませるようにして、我慢をして働いているというのが、現状であることがさらに分かりました。
なぜ、知人に相談できないのでしょう。
そんなに我慢してでも、働き続けたいのでしょうか?
「嫌われたくないから?」
「ん・・・・」
「はっきり言うと相手を傷つけるのではないかと思っているから?」
「嫌われたくないというのはあります・・・」
すると、過去に自分が管理職をしていた頃、部下に「あなたがいるから辞めたいです」と言われたことが、引っ掛かっているというのが出てきました。
結局、その件は部下に「私のどこを直したらいいですか?」と聞いて、改善するように努める形で、部下が辞めることをとどめたらしいのです。
その話を聞いて思ったのは、「あなたがいるから辞めたい」と単刀直入に言う人は、あまりいないのに、よっぽど何かあったのかなと…。話を聞いてみると、部下は、精神的な病でお医者さんにもかかっていたそうです。
ですが、よっぽどショックだったのでしょう。自分を変えないといけないと自分を責め続けて、随分、改善したそうです。人の話の聞き方を特に変えたのだそうでした。
また、そこがきっかけで、コミュニケーションのことをもっと学ぼうと思い、色々なセミナーや本を読んだりし始めたのだそうです。
その時から、「人から言われた自分の欠点は、すべて受け入れて直していこう」と誓ったようでした。その向上心のおかげで、いいことにもつながっていますが、どうやら、自己否定はまだ続いているようでした。
「そういう言い方すると、人から冷たく思われるよ」と、言われたら、冷たく思われないような言葉を選ぶようにして、改善したそうです。
一方で、そんなことを言われても「私はこうだからいいんです」と、あっさりと返答しちゃうタイプをみて驚き、そんな風に言っていいんだ・・・とも思ったそうなのです。
そう思うということは、「ありのままの自分」を否定し続けていることが、まだ終わっていないのではないかというのが、段々と浮き彫りになっていきました。
あの時の自己否定が、そのまま続いていたのです。
私も、全く同じ経験があったので、大変身につまされました。
昔、結構、ストレートに物事を言ってしまう時があって、人から誤解をされてしまったことが何度かありました。
段々と大人になるにつれ、誤解を生まない表現を考えたり、自分を押し殺して、相手を立てることに注力したり、今思うと、へんてこな形を随分やってきたことがありました。自分らしさを重んじる自分が、自己主張を避けることばかりを考え出したのです。
そんなことばかりをしていたら、知らぬ間にだいぶ心が折れてしまいました。
そして、あるとき過去のことを振り返っていた時に、もう、解決しただろうと思っていたある出来事から時が止まったまま、「自分が悪いんだ」とずっと否定してきたことに気付いたのです。それに気づくと、涙が自然と零れ落ちて、自分でもびっくりしました。
クライアントさんもその様な状況になっていたみたいです。
セッション中でしたが、涙が出そうになったと言っていました。
あのときの自分のことをもう責めるのはやめて、「今、本当にやりたい仕事ができているのか?」シンプルに考えることでいいのです。
「知人に今の本心を伝えて、今後どうしていくのか? ニュートラルに相談できそうです」とセッションの最後におっしゃっていました。話しているうちに、心が変化したようです。
「堀口さんのコーチングは、セラピーとカウンセリングが混じっているから、お得なんですよね」と言われました。身近に、セラピストとスピリチュアルカウンセラーがいて、私も観てもらっているうちに、そちらのアプローチが分かってきたようです。
プラスとマイナス、考えと気持ちの両方を見ることで、ニュートラルなセッションになってきたのだと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
ずっと、否定し続けている自分のことはありませんか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
★堀口ひとみ×播磨弘晃コミコレセミナー
■春コミ 2012年4月7日(土)@渋谷 テーマ 『余白』
概要:相手と自分、自分の中の余白について考える。
深い会話ができることを目指していきます。
やりたくないことを週5続けるのは大変なので、次回の契約更新のときに週4に減らすことで、継続していくことにします、とお話しされていました。
これは聞いていて、やりたくない仕事が1日減ったからといって、根本的解決になるとは思えないと感じました。
そういう対処の仕方ではなく、そもそも、なぜ知人に「最初に言っていた仕事内容には、いつ変われるのでしょうか?」と聞けないのかと、そちらばかりが、私は気になりました。
そのクライアントさんは、「きっと、今は立ち上げの頃だから、3ヶ月か半年すれば、自分がやりたい仕事にきっとなるに違いない」と、自分で思い込ませるようにして、我慢をして働いているというのが、現状であることがさらに分かりました。
なぜ、知人に相談できないのでしょう。
そんなに我慢してでも、働き続けたいのでしょうか?
「嫌われたくないから?」
「ん・・・・」
「はっきり言うと相手を傷つけるのではないかと思っているから?」
「嫌われたくないというのはあります・・・」
すると、過去に自分が管理職をしていた頃、部下に「あなたがいるから辞めたいです」と言われたことが、引っ掛かっているというのが出てきました。
結局、その件は部下に「私のどこを直したらいいですか?」と聞いて、改善するように努める形で、部下が辞めることをとどめたらしいのです。
その話を聞いて思ったのは、「あなたがいるから辞めたい」と単刀直入に言う人は、あまりいないのに、よっぽど何かあったのかなと…。話を聞いてみると、部下は、精神的な病でお医者さんにもかかっていたそうです。
ですが、よっぽどショックだったのでしょう。自分を変えないといけないと自分を責め続けて、随分、改善したそうです。人の話の聞き方を特に変えたのだそうでした。
また、そこがきっかけで、コミュニケーションのことをもっと学ぼうと思い、色々なセミナーや本を読んだりし始めたのだそうです。
その時から、「人から言われた自分の欠点は、すべて受け入れて直していこう」と誓ったようでした。その向上心のおかげで、いいことにもつながっていますが、どうやら、自己否定はまだ続いているようでした。
「そういう言い方すると、人から冷たく思われるよ」と、言われたら、冷たく思われないような言葉を選ぶようにして、改善したそうです。
一方で、そんなことを言われても「私はこうだからいいんです」と、あっさりと返答しちゃうタイプをみて驚き、そんな風に言っていいんだ・・・とも思ったそうなのです。
そう思うということは、「ありのままの自分」を否定し続けていることが、まだ終わっていないのではないかというのが、段々と浮き彫りになっていきました。
あの時の自己否定が、そのまま続いていたのです。
私も、全く同じ経験があったので、大変身につまされました。
昔、結構、ストレートに物事を言ってしまう時があって、人から誤解をされてしまったことが何度かありました。
段々と大人になるにつれ、誤解を生まない表現を考えたり、自分を押し殺して、相手を立てることに注力したり、今思うと、へんてこな形を随分やってきたことがありました。自分らしさを重んじる自分が、自己主張を避けることばかりを考え出したのです。
そんなことばかりをしていたら、知らぬ間にだいぶ心が折れてしまいました。
そして、あるとき過去のことを振り返っていた時に、もう、解決しただろうと思っていたある出来事から時が止まったまま、「自分が悪いんだ」とずっと否定してきたことに気付いたのです。それに気づくと、涙が自然と零れ落ちて、自分でもびっくりしました。
クライアントさんもその様な状況になっていたみたいです。
セッション中でしたが、涙が出そうになったと言っていました。
あのときの自分のことをもう責めるのはやめて、「今、本当にやりたい仕事ができているのか?」シンプルに考えることでいいのです。
「知人に今の本心を伝えて、今後どうしていくのか? ニュートラルに相談できそうです」とセッションの最後におっしゃっていました。話しているうちに、心が変化したようです。
「堀口さんのコーチングは、セラピーとカウンセリングが混じっているから、お得なんですよね」と言われました。身近に、セラピストとスピリチュアルカウンセラーがいて、私も観てもらっているうちに、そちらのアプローチが分かってきたようです。
プラスとマイナス、考えと気持ちの両方を見ることで、ニュートラルなセッションになってきたのだと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
ずっと、否定し続けている自分のことはありませんか?
┏━┓
┃☆┃Information
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★堀口ひとみ×播磨弘晃コミコレセミナー
■春コミ 2012年4月7日(土)@渋谷 テーマ 『余白』
概要:相手と自分、自分の中の余白について考える。
深い会話ができることを目指していきます。
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今回の『ひとみずむ4』の中から、監督賞・作品賞・脚本賞
そして、ひとみずむ大賞が決まります!
『ひとみずむ4』の続きが見られます。
日程:2012年5月27日(日)@帝国ホテル 蘭の間 18時~20時
ひとみずむ4の中から「ひとみずむ大賞」が決まる!
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