メンタルケア・スペシャリスト養成講座2日目でした。
2日目も貴重なお話しを拝聴でき、今のタイミングで
受講して本当によかったなと感じました。
2日目も貴重なお話しを拝聴でき、今のタイミングで
受講して本当によかったなと感じました。
本日も名誉教授の先生たちでした。1時間45分の講義を歳なんて関係なく、熱く面白く、具体的に教えてくださるそのお姿にも尊敬します。
研究者の目線といいますか、やはり洞察力が素晴らしいですし、日々の生活の中も研究材料にされている点も、私もとても共感しました。
講義の仕方も学ばせて頂きました。いろいろな研究や書物からの引用により、さらに論じられている内容に深みが増してきます。また、問題提起から最後のまとめまでの流れが勉強になりました。
今日も、確認できたこと、新たに学んだことなどメモを書き記したいと思います。
(私の備忘録を兼ねているので、メモ書きだけで失礼いたします)
■人間論Ⅱ
・人間の問題は何か? 人と人とが共に生きること。
・希望も絶望も失意も生きがいも人と人との間にある。
・愛は全てを完成させる絆
・今、自分の目の前にいる人がすべて。
・人生の基本構造は、「来て」「会って」「去る」
・人生は数多くの他者との出会い。
・「会って」を何よりも大切にする。
・「会って」は、過去も未来も全く存在していない。今を生きる。
・目の前に存在している他者との関係を「いとおしむ」(柔和・思いやる・心に祈る)
■メンタルケア論Ⅰ
・心性・身体・文化・言葉の共有
・心性(メンタリティー)。日本人のメンタリティー(集合的無意識)
・心と気持ちは違う。
・傾聴は、気持ちを確認する。気持ちに寄り添う。
・クライアントとは、日本語では、依頼者という意味。
・日本語には「気」言葉が多い。例)気が遠くなる・気を失う・結婚する気はあるの?
・心は沈んでいたが、気は高ぶっていた。
・ジョハリの窓…自己開示は、開放領域(相手は知っていること)を出してもらうこと。
・大切なことは、未知領域。(自分も相手も知らない領域)対話して行くうちに発見。
・対話士は、相手の苦しみや悲しみを背負うという身体反応を起こす。相互発見により、変容し、治癒する。
・気があうとは、相手の呼吸と合わせること。
・気分とは、広がりのある雰囲気。気持ちとは、その人固有の現象。
・まなざし状態…気が合う、息が合う・合意・深い沈黙・これ以上言葉を発することのない状態。
・聴くとは、遮断する(激励・説得・詰問・同情)ではなく、対話を継続すること。すなわち、受け入れること。
・見返る・振り返ることをする。
・相互治癒とは聖なるもの。魂の触れ合い。
■安楽死と尊厳死
・終末期医療…最後をどう生きるか。
日本、欧米の裁判の例などを挙げて説明。
・積極的安楽死…致死量の薬品を投与したりして死に至らしめる。日本では、積極的安楽死の容認については慎重。
・消極的安楽死…治療行為の中断などによって、間接的に死期を早めること。
・尊厳死…事前に延命行為の是非に関して宣言する(Living Will)が有効な手段。
今日学んだことが、日々の生活を通して、また体験に結びつくことで、身にしみていきそうです。個人的には、傾聴をしている時の自分の身体感覚や、気持ちを語っている言葉に、さらに注意深く意識を高めて行きたいと思いました。日本人的な、細かな表現なども意識を高めたいです。普段、こうして書いている言葉が、自分の内側の言葉と一致しているかどうかにも、さらに敏感になりたいと思いました。
今日もありがたい講義でした。
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