新しいことをしたいと思っているけれど、何をしたいのか分からなくて、とにかく頭の中を整理したいということで対面セッションでした。
同じ会社で16年勤めているようです。何でも一生懸命にするタイプで、体を壊すくらいに猛烈に働くこともあったとか。仕事をいかに楽しむか? についても、色々考えて、実行もしてきたようでした。
今は、仕事も慣れて、会社のスピードも緩やかになって、頑張っていた時期に比べると5割くらいの力で働けてしまう自分に、ちょっと力が有り余っている感じもするそうです。
だからと言って、お給料も悪くないし、仕事も慣れているので、転職をして…というわけでもない。だけど、変わりたい。どう変わっていったらいいのか? 変わろうと思っても、でも今のままでも別にいいと思えるし、いや、でも変わりたい…と、1人で考えていると堂々巡りになって、結局どうしたいのか? 分からなくなってしまうようでした。
現在、会社の仕事は、早く帰れるようになったので、お稽古ごとや、忙しかった頃にできなかったような活動も少しずつはしているとのことでした。
でも、何をしたいのか? コレというのがまだよくわからないのだそうです。
前回お会いしたときは、「ゆっくりしたい」というのもおっしゃっていたので、その状態が叶っているといえば叶っていました。
また、今は、昔のようにあまり考えないで決定する自分ではなく、10日くらい考えて、ようやく予約をするとか。以前よりも、決定するスピードが鈍っているのではないかということも不安のようでした。
「10日で決められるのなら、全然遅くない」と言ったら、笑っていらっしゃいました。(笑)
急いで決めようとすると、決定するための条件を頭で探して決定に持って行ってしまうということもあるのです。頭の回転が速い人ほど、ありそうかもしれませんね。
段々と自分の最近気になることを話されていくうちに、自分の周りにいる、自分の仕事を持って働いている人たちの話が多く出てきました。
先日、その方のご友人が、著名人たちのある集まりに誘ってくれたそうです。みんなとてもゆったりとして、気配りのできる優しい方ばかりのようでした。そんな中、自分だけが会社員だったそうです。
色々な人に「何をしているのですか?」と聞かれたときに、「私はこれです」と言えない、恥ずかしいような、言いにくい気持ちを持ったのと同時に、「私はこれをしてます」と言ってみたい、とも感じたようでした。
「恥ずかしい気持ち」。私は、そこが気になり始めました。
相手と共感できるところがありそうだと思ったので、過去の私の「恥ずかしい気持ち」について、心の検索をしてみました。
私がアパレルに入った頃、「アパレル店長です」と言うのに恥ずかしい気持ちを持ったことがありました。肩書きはあるのだけれど、なんとなくイスにちゃんと座れていない感じです。
しかし、店長として結果を出した後から、「アパレル店長をしています」と言うことに、抵抗がなくなりました。
特に、自分でお仕事をされている方とお会いすると、「今度コーディネートしてくださいね」と言われ、必ずと言っていいほど、ご来店くださいました。
私からしたら、そんな方々が、「作家です」とか「社長業です」とおっしゃるのを聞いて、「私もそう言いたいなぁ」という思いはありました。
そこで、クライアントさんの気持ちの整理について、一つの考え方が出てきました。
「恥ずかしい気持ちを認め、自分もそうなりたいという気持ちも認めてみる」ということです。
「私もそうなりたいです」。
そこを認めたら、まだ、なっていない自分に、引け目とか恥ずかしさとか、全く消えていました。
その時点での真実は、「私は店長をしていて、そのうち独立をしたいと思っている」です。
実際、独立前に、既に個人でお仕事をされている方に、沢山お会いしました。お食事へ行ったり、お家、オフィスに遊びに行かせていただいたりしました。
その体験を積み重ねることで、「私もそうなりたい」から、「きっとそうなれる」と信じられる状態になっていきました。
ということは、今のクライアントさんの状態を「今は、会社で働きながら、次の自分らしい仕事を探しています」と決めることで、頭と心の整理もつくかもしれません。
ちょうど、仕事にも余裕が出てきて、仕事以外の活動もし始めているし、友人に誘われた集まりで、気持ちを揺れ動かされたし、無意識の流れともリンクしていそうです。
私の父は、40代後半から、専門学校へ通って手に職を付けました。そのクライアントさんのお姉さんも、子育てしながら勉強もして、最近開業をしたばかりだそうでした。
人生いつの地点からでも、自分らしい仕事がしたいと思ったら、始められるチャンスがあるのですから、ゆっくり探してみてもいいのではないでしょうか。
「今、自分らしい仕事を探し始め出したところにいる」。
自分の今の状態を言い表すことができたことで、スッキリとされたようでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
心に秘めている夢は何ですか?
同じ会社で16年勤めているようです。何でも一生懸命にするタイプで、体を壊すくらいに猛烈に働くこともあったとか。仕事をいかに楽しむか? についても、色々考えて、実行もしてきたようでした。
今は、仕事も慣れて、会社のスピードも緩やかになって、頑張っていた時期に比べると5割くらいの力で働けてしまう自分に、ちょっと力が有り余っている感じもするそうです。
だからと言って、お給料も悪くないし、仕事も慣れているので、転職をして…というわけでもない。だけど、変わりたい。どう変わっていったらいいのか? 変わろうと思っても、でも今のままでも別にいいと思えるし、いや、でも変わりたい…と、1人で考えていると堂々巡りになって、結局どうしたいのか? 分からなくなってしまうようでした。
現在、会社の仕事は、早く帰れるようになったので、お稽古ごとや、忙しかった頃にできなかったような活動も少しずつはしているとのことでした。
でも、何をしたいのか? コレというのがまだよくわからないのだそうです。
前回お会いしたときは、「ゆっくりしたい」というのもおっしゃっていたので、その状態が叶っているといえば叶っていました。
また、今は、昔のようにあまり考えないで決定する自分ではなく、10日くらい考えて、ようやく予約をするとか。以前よりも、決定するスピードが鈍っているのではないかということも不安のようでした。
「10日で決められるのなら、全然遅くない」と言ったら、笑っていらっしゃいました。(笑)
急いで決めようとすると、決定するための条件を頭で探して決定に持って行ってしまうということもあるのです。頭の回転が速い人ほど、ありそうかもしれませんね。
段々と自分の最近気になることを話されていくうちに、自分の周りにいる、自分の仕事を持って働いている人たちの話が多く出てきました。
先日、その方のご友人が、著名人たちのある集まりに誘ってくれたそうです。みんなとてもゆったりとして、気配りのできる優しい方ばかりのようでした。そんな中、自分だけが会社員だったそうです。
色々な人に「何をしているのですか?」と聞かれたときに、「私はこれです」と言えない、恥ずかしいような、言いにくい気持ちを持ったのと同時に、「私はこれをしてます」と言ってみたい、とも感じたようでした。
「恥ずかしい気持ち」。私は、そこが気になり始めました。
相手と共感できるところがありそうだと思ったので、過去の私の「恥ずかしい気持ち」について、心の検索をしてみました。
私がアパレルに入った頃、「アパレル店長です」と言うのに恥ずかしい気持ちを持ったことがありました。肩書きはあるのだけれど、なんとなくイスにちゃんと座れていない感じです。
しかし、店長として結果を出した後から、「アパレル店長をしています」と言うことに、抵抗がなくなりました。
特に、自分でお仕事をされている方とお会いすると、「今度コーディネートしてくださいね」と言われ、必ずと言っていいほど、ご来店くださいました。
私からしたら、そんな方々が、「作家です」とか「社長業です」とおっしゃるのを聞いて、「私もそう言いたいなぁ」という思いはありました。
そこで、クライアントさんの気持ちの整理について、一つの考え方が出てきました。
「恥ずかしい気持ちを認め、自分もそうなりたいという気持ちも認めてみる」ということです。
「私もそうなりたいです」。
そこを認めたら、まだ、なっていない自分に、引け目とか恥ずかしさとか、全く消えていました。
その時点での真実は、「私は店長をしていて、そのうち独立をしたいと思っている」です。
実際、独立前に、既に個人でお仕事をされている方に、沢山お会いしました。お食事へ行ったり、お家、オフィスに遊びに行かせていただいたりしました。
その体験を積み重ねることで、「私もそうなりたい」から、「きっとそうなれる」と信じられる状態になっていきました。
ということは、今のクライアントさんの状態を「今は、会社で働きながら、次の自分らしい仕事を探しています」と決めることで、頭と心の整理もつくかもしれません。
ちょうど、仕事にも余裕が出てきて、仕事以外の活動もし始めているし、友人に誘われた集まりで、気持ちを揺れ動かされたし、無意識の流れともリンクしていそうです。
私の父は、40代後半から、専門学校へ通って手に職を付けました。そのクライアントさんのお姉さんも、子育てしながら勉強もして、最近開業をしたばかりだそうでした。
人生いつの地点からでも、自分らしい仕事がしたいと思ったら、始められるチャンスがあるのですから、ゆっくり探してみてもいいのではないでしょうか。
「今、自分らしい仕事を探し始め出したところにいる」。
自分の今の状態を言い表すことができたことで、スッキリとされたようでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
心に秘めている夢は何ですか?
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