人間関係の悩み:相手にぶつかって話しあってみたほうがいいのか?

 昨日、90日コーチングのオリエンだったクライアントさんが、早速、ブログを始めましたとメールを頂きました。とくに、ブログの話はしていなかったのですが。
非公開ブログということで、私にだけ記事を送ってくださいました。

 オリエンで、「ここまで話してみて、今どう感じていますか?」と質問したとき、クライアントさんは、少し沈黙してから「どう感じているのかが、わかりません」とお答えになりました。
 そのことがきっかけで、自分の感じていることを言葉にして行くことが必要と感じ取ったようです。自分の感じていることを自分が知るため、だから、「非公開」という形がとてもいいと思いました。

 これからの仕事のことについても、テーマにしたいそうなのですが、友達関係の悩みで、仲が良かったのに、あるとき離れてしまうケースを繰り返しているのだそうです。

 友達に相談すると、「相手に本音でぶつかってみたら」とよく助言をされるそうなのですが、クライアントさんがおっしゃるには、今、その友達と向き合ったら、傷つけるようなことを言ってしまいそうで怖いとおっしゃっていました。

 「相手に本音でぶつかること」について、私がどう思うのかと質問を受けました。
私は、「今ぶつからなくてもいいと思う」と答えました。そのことに、クライアントさんは、びっくりしたようです。

 私も同じような悩みを持っていました。友達と仲が良かったのに、「私が相手にとって不都合なことを起こしたから、それっきり合わなくなった」と記憶していることが、思いつくだけで4つくらいありました。その出来事を反省し、自分で悪いと思うところを、改善してきたことは沢山あります。

 それで解決していけば、会って話し合う必要はないと思いました。だから、「ごめんなさい、だけど、ありがとう」と思える出来事だったと上書きされていきました。

 そんな、すっかり昇華されたはずの出来事と思っていたのにも関わらず、ゆっくりしていたら、また、ぶり返してきたのです。内側から突き上げてきたメッセージは、「自分が悪かったと、あなた、ずっと思っているでしょ・・・そこが問題だよ」というものでした。自分の心の中の声が自分に言ってきたのです。

 どう言うわけか、寝ている間に友達が出てくる夢を何度も、何度も繰り返し見ました。
クライアントさんにも夢の話をしたら、「よく夢に見ます」とおっしゃっていました。夢にでるとは、自分の心は、昇華して欲しいと願っているのかもしれません。

 経験としては受け入れて、糧にしていたのですが、そのときの自分の気持ちをちゃんと受け止めていなかったようなのです。自分の思い込みによって、相手のこともよく見えなくしていました。

 そして、今の視点から過去のその出来事をすべて見返して、自分のことを責めるのをやめました。今は、違った感覚で、過去の出来事を眺めることができています。

 苦しい夢も見なくなりました。また、現在の知り合い、初対面の人たちとのかかわりかたも、随分リラックスすることができるようになりました。前からリラックスしていたつもりでしたが、どことなくコントロール感があったのだと思います。

 自分のそんな体験からも、相手との問題というよりも、自分の中の問題なのだと感じているのです。自分の中で、自分に対して思い込んでいること、思い込んでいるから、見えなくしている事実に、自分で気づいていけばいいのです。きっと、いい発見があることでしょう。

 むりやりこじ開けるのではなく、自然にセッションでお話しを聴いていこうと思っています。そして、また友達に会いたいなと自然に思ったら会えばいいのではないでしょうか。

 「まずは、自分と良い友達になりたい」と書かれていたクライアントさんの言葉に、私も頷きました。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分の気持ち、ちゃんと感じていますか?


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