自分の考えの中だけでは、これからの成長が見えてこない・・・ということで90日コーチングのご依頼がありました。
20代後半のクライアントさんで、私も同じ年齢のころ、そんなことを思ったことがありました。自分の考える範囲では、これ以上の突破口がない気がしていたのです。ちょうど、マクドナルドからアパレルに転職したころでした。
クライアントさんには、1回目のセッションまでに質問集をやっていただきます。価値観は? のところに「自分で決めること」と書いてあり、他のところにも、全部で5回位、書いてありました。それほど連呼するとは、余程、強く思うようにしてきたのだと感じました。
先延ばしにしていることリストで、10項目書く欄があるのですが、「本場にJAZZを聴きに行く」という、楽しそうなことも書いてありました。そして、「その中でも実際にやろうと思っていることは何ですか?」と聞いたら、「本場のJAZZ」の話は上がらず、今の範囲のちょっと延長戦上のことを2項目お答えになりました。
「10項目中、実際にやろうと思っていることは2つなんですか? それは今の自分の延長線上のことですよね。NYにでも、JAZZ聴きに行ったらいいじゃないですか! 調べてみて、行くだけですよ」とフィードバックしたら、「本当だ、自分は殻に閉じこもっている・・・」と明らかに気づいたようでした。
変わりたいならば、今の自分と違う選択肢を選択して行くだけなのです。新しい行動をして行くことです。
かつて、『ひとみずむ15』でミュージシャン兼ゲーム屋店長のストーリーがありました。その彼も「変わりたいです!」ということで、コーチングを依頼してきました。そこで、最初に決めたことは、「新しい行動を常にして行く」という方向性です。
『ひとみずむ15』のクライマックスの話は、イタリア旅行のツアーに一人で参加するというシーンなのですが、私が「せっかく行くなら、ミニギターを持って行って、現地で弾いてみたら?」と、ちょっと面白い課題を出しました。彼は、ミニギターを買って、本当に現地に持って行きました。そして、ピサの斜塔の前で、弾き語り動画を撮影し、ツアーの中で人気者になって、帰ってきたのです。
その後、ミュージシャンとしての活動も増え、最下位の店だったのに、売り上げもアップし、店舗増床にもなったそうです。常に新しい行動をしてきたことで、石橋をたたいても渡らないタイプだった彼は、かなりの変貌を遂げたのでした。
コーチングで、変化していく感覚を得られたのだと思います。だから、その後もその時の感覚が持続して、行動の結果がどんどん現れているのかと想像します。
クライアントさんは、自分のできる範囲のことは、結構一生懸命にやってきたけれど、その先に進むとなると、もう自分の枠の手持ち札が無くなった状態をなんとなく感じたのでしょう。
自分で決めると言っても、自分の視点の範囲内。それでは、もったいないと私はフィードバックしました。すると、自分がアクリルのシェルターの中にいるようなイメージが浮かんだようで、外の様子は見えるけれど、自分はずっと中にいる状態であると、現状を捉えたようでした。
街を歩いていても、イヤホンで自分の好きな音楽を聴くだけで、そのまま自分の行こうとしているところへ一直線。イヤホンを外してみたら、街の人の声、車の音、虫の声、小鳥の声、風の音・・・色々聞こえてくるのではないでしょうか。
お仕事の専門外なのに、自分がもともと興味のあった合格率10%台の試験に合格したという話をオリエンの時に聞きました。そんな達成力や集中力も持ちながら、視野も広げて行くことをバランスよくやっていったら、これからの未来がもっと楽しみになるイメージが広がりました。
私の中で、今でも忘れることのない人生が変わった言葉があります。アパレル時代に社長に言われた「嫌いな人と仲良くなりなさい」でした。この言葉は、自分の可能性を引き出すうえで、的を射たキーワードに思います。
自分と似ていない人と一緒にいれば、驚くことが沢山あります。「え、そんな見方があるの?」と知ることで、自分も見えるようになったことが増えていきました。今まで、ファッションやインテリアの部分は、そこそこの興味でしたが、自分の見る範囲が広がったことで、かなり楽しめるようになりましたし、好きなことになりました。
変わりたいならば、自分が違う行動をとってみることと、自分と違う人と触れ合うことで、視点を増やすことが必要です。視点が増えれば、自分の答えもおのずと増えるでしょう。
実は、アパレルに転職した頃は、ずっと怖い思いがどこかにありました。自分の知らない世界で、何も答えられないからです。でも、店長の仕事というのは、色々な人たちを動かす仕事だから、私が怖いから近付かないままでいたら、絶対にセールスは上がらなかったでしょう。ここが、私の成長ポイントとして必要なことでした。
一体、何が怖かったのでしょうか。自分が答えられないことや、恥をかくこと、違うと指摘されること・・・・そういうことだったのでしょうか。私の体験からして、怖いことは、自分のプライドのような気もします。
クライアントさんも、ちょっと怖いけど・・・と言っていましたが、それは、「答えを言われること」というのもある気がしました。なので、「視点は、答えを導き出すためのもので答えとは違う」と、そこをはっきりとしたら、完全にアクリルの扉が開いたように感じました。
自分を変えたければ、いつもとちょっと違う行動をとってみようと意識する。新しい発見、新しい味わいがあるでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
明日、ちょっと違う行動をとってみるとしたら何をしますか?
□■□■□■□■□
■9/29 sat@銀座 「聴くことは幸せにつながるセミナー」
20代後半のクライアントさんで、私も同じ年齢のころ、そんなことを思ったことがありました。自分の考える範囲では、これ以上の突破口がない気がしていたのです。ちょうど、マクドナルドからアパレルに転職したころでした。
クライアントさんには、1回目のセッションまでに質問集をやっていただきます。価値観は? のところに「自分で決めること」と書いてあり、他のところにも、全部で5回位、書いてありました。それほど連呼するとは、余程、強く思うようにしてきたのだと感じました。
先延ばしにしていることリストで、10項目書く欄があるのですが、「本場にJAZZを聴きに行く」という、楽しそうなことも書いてありました。そして、「その中でも実際にやろうと思っていることは何ですか?」と聞いたら、「本場のJAZZ」の話は上がらず、今の範囲のちょっと延長戦上のことを2項目お答えになりました。
「10項目中、実際にやろうと思っていることは2つなんですか? それは今の自分の延長線上のことですよね。NYにでも、JAZZ聴きに行ったらいいじゃないですか! 調べてみて、行くだけですよ」とフィードバックしたら、「本当だ、自分は殻に閉じこもっている・・・」と明らかに気づいたようでした。
変わりたいならば、今の自分と違う選択肢を選択して行くだけなのです。新しい行動をして行くことです。
かつて、『ひとみずむ15』でミュージシャン兼ゲーム屋店長のストーリーがありました。その彼も「変わりたいです!」ということで、コーチングを依頼してきました。そこで、最初に決めたことは、「新しい行動を常にして行く」という方向性です。
『ひとみずむ15』のクライマックスの話は、イタリア旅行のツアーに一人で参加するというシーンなのですが、私が「せっかく行くなら、ミニギターを持って行って、現地で弾いてみたら?」と、ちょっと面白い課題を出しました。彼は、ミニギターを買って、本当に現地に持って行きました。そして、ピサの斜塔の前で、弾き語り動画を撮影し、ツアーの中で人気者になって、帰ってきたのです。
その後、ミュージシャンとしての活動も増え、最下位の店だったのに、売り上げもアップし、店舗増床にもなったそうです。常に新しい行動をしてきたことで、石橋をたたいても渡らないタイプだった彼は、かなりの変貌を遂げたのでした。
コーチングで、変化していく感覚を得られたのだと思います。だから、その後もその時の感覚が持続して、行動の結果がどんどん現れているのかと想像します。
クライアントさんは、自分のできる範囲のことは、結構一生懸命にやってきたけれど、その先に進むとなると、もう自分の枠の手持ち札が無くなった状態をなんとなく感じたのでしょう。
自分で決めると言っても、自分の視点の範囲内。それでは、もったいないと私はフィードバックしました。すると、自分がアクリルのシェルターの中にいるようなイメージが浮かんだようで、外の様子は見えるけれど、自分はずっと中にいる状態であると、現状を捉えたようでした。
街を歩いていても、イヤホンで自分の好きな音楽を聴くだけで、そのまま自分の行こうとしているところへ一直線。イヤホンを外してみたら、街の人の声、車の音、虫の声、小鳥の声、風の音・・・色々聞こえてくるのではないでしょうか。
お仕事の専門外なのに、自分がもともと興味のあった合格率10%台の試験に合格したという話をオリエンの時に聞きました。そんな達成力や集中力も持ちながら、視野も広げて行くことをバランスよくやっていったら、これからの未来がもっと楽しみになるイメージが広がりました。
私の中で、今でも忘れることのない人生が変わった言葉があります。アパレル時代に社長に言われた「嫌いな人と仲良くなりなさい」でした。この言葉は、自分の可能性を引き出すうえで、的を射たキーワードに思います。
自分と似ていない人と一緒にいれば、驚くことが沢山あります。「え、そんな見方があるの?」と知ることで、自分も見えるようになったことが増えていきました。今まで、ファッションやインテリアの部分は、そこそこの興味でしたが、自分の見る範囲が広がったことで、かなり楽しめるようになりましたし、好きなことになりました。
変わりたいならば、自分が違う行動をとってみることと、自分と違う人と触れ合うことで、視点を増やすことが必要です。視点が増えれば、自分の答えもおのずと増えるでしょう。
実は、アパレルに転職した頃は、ずっと怖い思いがどこかにありました。自分の知らない世界で、何も答えられないからです。でも、店長の仕事というのは、色々な人たちを動かす仕事だから、私が怖いから近付かないままでいたら、絶対にセールスは上がらなかったでしょう。ここが、私の成長ポイントとして必要なことでした。
一体、何が怖かったのでしょうか。自分が答えられないことや、恥をかくこと、違うと指摘されること・・・・そういうことだったのでしょうか。私の体験からして、怖いことは、自分のプライドのような気もします。
クライアントさんも、ちょっと怖いけど・・・と言っていましたが、それは、「答えを言われること」というのもある気がしました。なので、「視点は、答えを導き出すためのもので答えとは違う」と、そこをはっきりとしたら、完全にアクリルの扉が開いたように感じました。
自分を変えたければ、いつもとちょっと違う行動をとってみようと意識する。新しい発見、新しい味わいがあるでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
明日、ちょっと違う行動をとってみるとしたら何をしますか?
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■9/29 sat@銀座 「聴くことは幸せにつながるセミナー」
「傾聴」についての私の考え方をシェアいたします。
このセミナーを通して、聴くことで味わえる幸せや感動を
実感してくださることを心より願っています。
★詳細はこちらです。
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10/13 sat @渋谷にて開催。
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