病は気からといいますが、クライアントさんが、季節の変わり目とあって、鼻炎を患っていると言っていました。
私も、鼻炎になったことがありました。独立して1年目の時です。子供のころから、鼻炎になったことがなかったので、原因をネットで色々と調べました。ハウスダストなどかな? と思って、寝具を変えたり、空気清浄機を変えたり、引っ越しのタイミングで、部屋も変わったりしたのですが、引っ越し先でも、たまに鼻炎が襲ってくるときがありました。そうなると、環境と言うよりも、「病は気から」なのかなと思わずにはいられませんでした。
そんな風に、独立してから、鼻炎、右目のかすみ、歯ぎしり、顎~首のあたりにニキビができるなど、ちょっとしたトラブルはありました。ほとんど、病院には行かないのに、出向いてしまったほどです。今年の春に6年ぶりの風邪をひいたのも、「病は気から」のような気がしています。おそらく、今がベストで、何も患っていません。
鼻炎も咳もニキビも、内側から出る症状です。顎~首にかけてできたニキビは、言おうかどうか迷っていたことを言えた時から、すっと無くなったのです。
今、思い当たる節があるとしたら、言いたくても言えないことを我慢していたり、ありのままの自分じゃなくて、どこか無理している自分がいるから、内側から噴出してきたのかなと、患ったタイミングを振り返ってみるとそう思えます。
自分にそんな体験があるので、クライアントさんの鼻炎も少し片隅に置きながら、セッションで話を聴いていきました。
セッション開始から50分位、「自分を見つめるのが面倒くさい」「・・・しなくちゃいけない」「これもやっちゃだめ、あれもやっちゃだめ」「自分の思っていることなんて大したことはないんだ」と言うほど、気持ち的にしんどい様子が伝わってきました。
何を聞こうかなと、しばし、クライアントさんの沈黙に合わせて考えていました。
自分の体験で同じようなことはないかなと、自分の内側を検索し始めました。そうしたら、クライアントさんの気持ちが分かってきました。
そして、「今の状況を抜け出したいですか?」と聞きました。
「抜け出したいです」
「何から一番抜け出したいですか?」
「友達との問題が大きくて、ずっと持っている感じがしんどいです」
「持っている状態をやめることもできますけど、どうしますか?」
「持っていたくないです。疲れるから」
「持つのをやめて困ることはありますか?」
「困らないです」
「持つのをやめるとどんな気分になりますか」
「スッキリします」
「持つのをやめてもいいんですよ」
自分自身も人間関係で、「離れたくはないんだけど、離れた方がいい気がする」という問題を抱えていたことがありました。それは、自分の中の欠乏感の充足を意味しているものだと今は思います。
それまでは、その相手がいないと、自分でできないことがあったので、離れたくありませんでした。しかし、段々と相手からいろいろ吸収できてきたときに、逆に、苦しくなってしまったのです。できるのに、できないところを探して、その相手との関係の距離感を今までと変わらないものにしたいと、そこに一生懸命になっている自分に気付いたのです。
自分に必要だったのは、手放す勇気でした。
自問自答して、手放したほうが、自分に自信が持てるとイメージがついたので、手放してみたら、楽になったし、自分に自信が持てました。
それを持とうとして、自分をわざと弱くしたり、本来の自分でない状態になっていたところが、苦しくなっていたのです。
クライアントさんにその話をしたら、同じ状態であると思ったそうです。
その友達との間に、力関係があったそうです。友達は、楽しみ上手だから、自分もそうなりたいと思って友達として慕っていたようでした。今は、自分でも楽しみが探せるようになったようです。きっと手放してみると、もっと自分に自信が持てるのだと思います。
関係を保とうとして、自分をありのままでない状態に自分でコントロールすることで、苦しくなること。水が流れようとしているのに、せきとめられて、水が淀んでしまっているイメージが湧きました。石を片隅によければ、また流れるのではないでしょうか。また、その相手とは、違ったところで混じり合うこともあるかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
持っていると苦しいものは何ですか?
□■□■□■□■□
■9/29 sat@銀座 「聴くことは幸せにつながるセミナー」 残席3名です。
私も、鼻炎になったことがありました。独立して1年目の時です。子供のころから、鼻炎になったことがなかったので、原因をネットで色々と調べました。ハウスダストなどかな? と思って、寝具を変えたり、空気清浄機を変えたり、引っ越しのタイミングで、部屋も変わったりしたのですが、引っ越し先でも、たまに鼻炎が襲ってくるときがありました。そうなると、環境と言うよりも、「病は気から」なのかなと思わずにはいられませんでした。
そんな風に、独立してから、鼻炎、右目のかすみ、歯ぎしり、顎~首のあたりにニキビができるなど、ちょっとしたトラブルはありました。ほとんど、病院には行かないのに、出向いてしまったほどです。今年の春に6年ぶりの風邪をひいたのも、「病は気から」のような気がしています。おそらく、今がベストで、何も患っていません。
鼻炎も咳もニキビも、内側から出る症状です。顎~首にかけてできたニキビは、言おうかどうか迷っていたことを言えた時から、すっと無くなったのです。
今、思い当たる節があるとしたら、言いたくても言えないことを我慢していたり、ありのままの自分じゃなくて、どこか無理している自分がいるから、内側から噴出してきたのかなと、患ったタイミングを振り返ってみるとそう思えます。
自分にそんな体験があるので、クライアントさんの鼻炎も少し片隅に置きながら、セッションで話を聴いていきました。
セッション開始から50分位、「自分を見つめるのが面倒くさい」「・・・しなくちゃいけない」「これもやっちゃだめ、あれもやっちゃだめ」「自分の思っていることなんて大したことはないんだ」と言うほど、気持ち的にしんどい様子が伝わってきました。
何を聞こうかなと、しばし、クライアントさんの沈黙に合わせて考えていました。
自分の体験で同じようなことはないかなと、自分の内側を検索し始めました。そうしたら、クライアントさんの気持ちが分かってきました。
そして、「今の状況を抜け出したいですか?」と聞きました。
「抜け出したいです」
「何から一番抜け出したいですか?」
「友達との問題が大きくて、ずっと持っている感じがしんどいです」
「持っている状態をやめることもできますけど、どうしますか?」
「持っていたくないです。疲れるから」
「持つのをやめて困ることはありますか?」
「困らないです」
「持つのをやめるとどんな気分になりますか」
「スッキリします」
「持つのをやめてもいいんですよ」
自分自身も人間関係で、「離れたくはないんだけど、離れた方がいい気がする」という問題を抱えていたことがありました。それは、自分の中の欠乏感の充足を意味しているものだと今は思います。
それまでは、その相手がいないと、自分でできないことがあったので、離れたくありませんでした。しかし、段々と相手からいろいろ吸収できてきたときに、逆に、苦しくなってしまったのです。できるのに、できないところを探して、その相手との関係の距離感を今までと変わらないものにしたいと、そこに一生懸命になっている自分に気付いたのです。
自分に必要だったのは、手放す勇気でした。
自問自答して、手放したほうが、自分に自信が持てるとイメージがついたので、手放してみたら、楽になったし、自分に自信が持てました。
それを持とうとして、自分をわざと弱くしたり、本来の自分でない状態になっていたところが、苦しくなっていたのです。
クライアントさんにその話をしたら、同じ状態であると思ったそうです。
その友達との間に、力関係があったそうです。友達は、楽しみ上手だから、自分もそうなりたいと思って友達として慕っていたようでした。今は、自分でも楽しみが探せるようになったようです。きっと手放してみると、もっと自分に自信が持てるのだと思います。
関係を保とうとして、自分をありのままでない状態に自分でコントロールすることで、苦しくなること。水が流れようとしているのに、せきとめられて、水が淀んでしまっているイメージが湧きました。石を片隅によければ、また流れるのではないでしょうか。また、その相手とは、違ったところで混じり合うこともあるかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
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