どれもこれも中途半端な気がすることについてのセッションでした。
15年ほど身内の会社で働き、もういいかなと思って仕事を辞めてから、自分探しのためのワークショップやコーチングを受けたりして、「自然に触れるのが好き」と言うのが分かってきたそうです。
それから、自分の趣味を教えることを始めたそうです。また、興味を持ち始めたコーチングについても勉強し、資格を取り、今は、2人のクライアントさんがいらっしゃると言っていました。
確かに、15年間、遅くまで働いて、頑張ってきた頃に比べると、自由な時間がありすぎますし、まだ、生徒さんも少ない状況だから、稼ぎも少ない。何にも頑張っていない気持ちになって、自分は何もかも中途半端だと思ってしまうかもしれませんね。
それに、趣味とコーチングと、2足のわらじであり、何か一つを極めたほうがいいだろうに、2つも同時進行していることにも、これでいいのか・・・と思うようでした。
絶対に一つに絞らなくてはならないのでしょうか? 自分が興味のあることが2つに絞られたと思って、二つやっていけばいいのではないかと伝えたら、とても安心したご様子でした。世間の一般論は、あくまでも一般論だから、関係ないでしょう。
次に、一体何が不安なのか聞いてみました。
すると、このままやっていってどうなのかな? 現状と変わらないのではないかという不安があるとのことでした。
本当に現状ではいけないのでしょうか? 生活はできていますし、ゆっくりする時間があるのは人からしてみたら、とっても幸せなことです。
実際、遠方から私のセッションを受けに来られ、東京でのある講座を受講するため、自己投資をされているご様子からも、もっと自分の仕事を深めようとする意欲もあるように感じました。また、快く送り出してくれた旦那様もいらっしゃるようですが・・・。
それでも、怠けているし、もっと頑張らなくちゃ、と思うようでした。
お話しを聴いていて、沢山の思い込みがご自身を疲れさせているようにも感じました。
忙しくない自分はいけない。稼いでいない自分はいけない。2つ同時進行は、中途半端だ。働かない時間があることはいけない。クライアントが2人だけでは足りない。現状ではいけない。
今よりも、未来に+αの幸せがきっとあるのではないかという期待・・・。いつもそう思うのならば、ずっとこの先も幸せを感じることは難しいのではないでしょうか。
「クライアントが2人しかいない」と思いながらセッションするのと、「2人も来ていただいて、本当にありがとうございます」と思いながらセッションするのとでは、何かちがうのだと思います。
物の見方を変えるだけで、もっと幸せ感が増してくるでしょう。その幸せと思う気持ちがよりよい方向へ誘われるはずです。
自分で自分のことを疲れさせている様子から、私の頭の中で、ナメクジが塩をかけられて、水分を奪われて、脱水症状を起こしている図が浮かんできました。
クライアントさんに「ナメクジが自分で自分に塩をかけて疲れさせている感じですね」とお伝えしたら、そのイメージが合致したみたいで、「ナメクジですか~(笑)しかも、水分が奪われている上に、さらに塩をかけちゃっているようです・・・」と言いました。二人して爆笑してしまいました。(笑)
「塩をかけるの、やめられますか?」と聞いたら、「どうしていいかわからない」と言いました。
私も分かりません。(笑)
「塩をかけるのを自分でやめることもできますし、誰かに手伝ってもらうこともできますけど、どうでしょうか?」と聞いてみました。それでも、イメージが湧かないようでした。
「じゃあ、どうやるのかわからないのならば、塩をかけるのをやめたいですと願うしかないですね。そうすると何かしらの助けがきますよ」とお伝えしました。
90分の対面セッションでしたので、それからもう少しじっくり話しました。そして、90日コーチングのご依頼を引き続き頂き、対面セッションから4日経った今日、オリエンがありました。
その後の様子を伺ってみるととても興味深いお話を聞けました。
翌日に、予定していた講座へ行ったら、前列に座っている人に話しかけられたそうです。ほとんど話しかけられる自分ではなかったので、変化に驚いたようでした。大勢の人がいる会場だと、いつも緊張しがちだった理由もわかったようです。かっこつけようとしていたのだとか。
そのまた翌日、明治神宮へ行ったそうです。参拝が終わって、トイレに行ったときに、私が明治神宮で「願い事コーナー」にいつも立ち寄る話を急に思いだして、再び戻り、「願い事コーナー」で「自分で塩をかけることをやめたい」と書いたら、辛かったなぁ~とそのまま涙が流れてきて、帰りの参道では、ずっと涙が止まらなくなったようでした。
そして、もう塩をかけるのは、やめようとはっきりと思えたようです。
誰かに助けてもらいたいと思っていた誰かは、神様だったとおっしゃっていました。
その翌日、地元に帰ったら、知り合いの社長さんに「ふろ上がりみたいな顔しているね」と言われたとか。その社長さんは、後から電話もしてきて、何があったのか? 尋ねられたそうです。
そのほか、お弁当を車で食べようとして、一口ご飯を食べたら、外に公園が見えて、「車じゃなくてもいいのにね」と思い、公園のベンチに座ってゆっくりと味わって食べたようです。
そこを通った幼稚園の子供に「こんにちは!」と話しかけられて、とってもかわいくて、癒されたとおっしゃっていました。
「ナメクジ」のキーワードで、随分と世界の見え方、周りからの関わりが変化したみたいでした。私もとても興味深くお話しを聞かせていただきました。
これからもセッションが続いていくので、とても楽しみです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の辞めたい癖はなんですか?
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■堀口ひとみ・播磨弘晃 秋コミコレクション テーマ「好き」
10/13 sat @渋谷にて開催。
15年ほど身内の会社で働き、もういいかなと思って仕事を辞めてから、自分探しのためのワークショップやコーチングを受けたりして、「自然に触れるのが好き」と言うのが分かってきたそうです。
それから、自分の趣味を教えることを始めたそうです。また、興味を持ち始めたコーチングについても勉強し、資格を取り、今は、2人のクライアントさんがいらっしゃると言っていました。
確かに、15年間、遅くまで働いて、頑張ってきた頃に比べると、自由な時間がありすぎますし、まだ、生徒さんも少ない状況だから、稼ぎも少ない。何にも頑張っていない気持ちになって、自分は何もかも中途半端だと思ってしまうかもしれませんね。
それに、趣味とコーチングと、2足のわらじであり、何か一つを極めたほうがいいだろうに、2つも同時進行していることにも、これでいいのか・・・と思うようでした。
絶対に一つに絞らなくてはならないのでしょうか? 自分が興味のあることが2つに絞られたと思って、二つやっていけばいいのではないかと伝えたら、とても安心したご様子でした。世間の一般論は、あくまでも一般論だから、関係ないでしょう。
次に、一体何が不安なのか聞いてみました。
すると、このままやっていってどうなのかな? 現状と変わらないのではないかという不安があるとのことでした。
本当に現状ではいけないのでしょうか? 生活はできていますし、ゆっくりする時間があるのは人からしてみたら、とっても幸せなことです。
実際、遠方から私のセッションを受けに来られ、東京でのある講座を受講するため、自己投資をされているご様子からも、もっと自分の仕事を深めようとする意欲もあるように感じました。また、快く送り出してくれた旦那様もいらっしゃるようですが・・・。
それでも、怠けているし、もっと頑張らなくちゃ、と思うようでした。
お話しを聴いていて、沢山の思い込みがご自身を疲れさせているようにも感じました。
忙しくない自分はいけない。稼いでいない自分はいけない。2つ同時進行は、中途半端だ。働かない時間があることはいけない。クライアントが2人だけでは足りない。現状ではいけない。
今よりも、未来に+αの幸せがきっとあるのではないかという期待・・・。いつもそう思うのならば、ずっとこの先も幸せを感じることは難しいのではないでしょうか。
「クライアントが2人しかいない」と思いながらセッションするのと、「2人も来ていただいて、本当にありがとうございます」と思いながらセッションするのとでは、何かちがうのだと思います。
物の見方を変えるだけで、もっと幸せ感が増してくるでしょう。その幸せと思う気持ちがよりよい方向へ誘われるはずです。
自分で自分のことを疲れさせている様子から、私の頭の中で、ナメクジが塩をかけられて、水分を奪われて、脱水症状を起こしている図が浮かんできました。
クライアントさんに「ナメクジが自分で自分に塩をかけて疲れさせている感じですね」とお伝えしたら、そのイメージが合致したみたいで、「ナメクジですか~(笑)しかも、水分が奪われている上に、さらに塩をかけちゃっているようです・・・」と言いました。二人して爆笑してしまいました。(笑)
「塩をかけるの、やめられますか?」と聞いたら、「どうしていいかわからない」と言いました。
私も分かりません。(笑)
「塩をかけるのを自分でやめることもできますし、誰かに手伝ってもらうこともできますけど、どうでしょうか?」と聞いてみました。それでも、イメージが湧かないようでした。
「じゃあ、どうやるのかわからないのならば、塩をかけるのをやめたいですと願うしかないですね。そうすると何かしらの助けがきますよ」とお伝えしました。
90分の対面セッションでしたので、それからもう少しじっくり話しました。そして、90日コーチングのご依頼を引き続き頂き、対面セッションから4日経った今日、オリエンがありました。
その後の様子を伺ってみるととても興味深いお話を聞けました。
翌日に、予定していた講座へ行ったら、前列に座っている人に話しかけられたそうです。ほとんど話しかけられる自分ではなかったので、変化に驚いたようでした。大勢の人がいる会場だと、いつも緊張しがちだった理由もわかったようです。かっこつけようとしていたのだとか。
そのまた翌日、明治神宮へ行ったそうです。参拝が終わって、トイレに行ったときに、私が明治神宮で「願い事コーナー」にいつも立ち寄る話を急に思いだして、再び戻り、「願い事コーナー」で「自分で塩をかけることをやめたい」と書いたら、辛かったなぁ~とそのまま涙が流れてきて、帰りの参道では、ずっと涙が止まらなくなったようでした。
そして、もう塩をかけるのは、やめようとはっきりと思えたようです。
誰かに助けてもらいたいと思っていた誰かは、神様だったとおっしゃっていました。
その翌日、地元に帰ったら、知り合いの社長さんに「ふろ上がりみたいな顔しているね」と言われたとか。その社長さんは、後から電話もしてきて、何があったのか? 尋ねられたそうです。
そのほか、お弁当を車で食べようとして、一口ご飯を食べたら、外に公園が見えて、「車じゃなくてもいいのにね」と思い、公園のベンチに座ってゆっくりと味わって食べたようです。
そこを通った幼稚園の子供に「こんにちは!」と話しかけられて、とってもかわいくて、癒されたとおっしゃっていました。
「ナメクジ」のキーワードで、随分と世界の見え方、周りからの関わりが変化したみたいでした。私もとても興味深くお話しを聞かせていただきました。
これからもセッションが続いていくので、とても楽しみです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の辞めたい癖はなんですか?
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■堀口ひとみ・播磨弘晃 秋コミコレクション テーマ「好き」
10/13 sat @渋谷にて開催。
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