日々の出来事からメッセージを受け取ること。

 1年くらいセッションをしているクライアントさんが、「便秘をしなくなった」と言っていました。こういう変化もあるのか! と目新しい結果報告です。

 実は、体の変化から、いろいろなことを関連付けてみることができるのです。
便秘ですから、入口と出口がちゃんと開いているような、そんなイメージがしました。

 今までは、自分を守るために、入口を塞ぎ、出口が見えないイメージでした。今は、相手のこともちゃんと見て、自分のこともちゃんと見て、余裕を持って受け容れることができる。相手のこともちゃんと見られるようになると、感謝することが増えたようです。

 クライアントさんは、派遣社員をされているのですが、今の職場で関わっている人から、「好きなことを仕事にできてよかった」という話を、頼んでもいないのに、されたそうです。その話を聞いて、とても共感して温かい気持ちになり、「お話し聴かせてくれてありがとうございます」と伝えたとか。

 「頼んでもいないのにされた」というところが、私的には、凄く気になりました。流れに乗っているときは、そんなことが多いからです。また、温かい気持ちになったと言うことは、自分の内側の願いが共鳴しているようにも感じました。

 クライアントさんは、趣味で語学を外国人に教えるブログを書いていながら、派遣社員の仕事をされている方です。きっとその話を聞いたと言うことは、クライアントさんも、自分の本当にしたいことをしていきたいのです。

 きっと、その出来事からのメッセージは、「あなたは、いつまで今の仕事を続けるつもりですか?」ということが、含まれているのではないかと思いました。

 クライアントさんに伝えると、そういう取り入れ方は、したことがなかったとのことでした。いつも、ただ「そうですか」で終わっていて、自分へのメッセージがあるとは、解釈したことがなかったそうです。

 今こそ、自分の願望を宣言して、もっと、引きを強くすることができるのではないかと思います。願って委ねるという状態です。

 自分の中で、「ああなったらどうしよう、だったら、やらない方がいい」というふうに、出口が怖いから入口も塞いでしまうというようなことが、もう無くなったのですから。きっと、叶いやすい状況になっているでしょう。

 ドリカムの歌で『その先へ』というのがあり、大サビの部分について共感しました。

「何も起こらないように願って 誰とも関わりたくなくて 
そんな日々を過ごすために ここまで来たわけじゃない 
人生の意味なんて知らない 開き直りでも何でもいい 
眠れない夜の悲しみの海の出口の見えない暗闇のその先へ」

 私は、独立して3年目くらいまで、毎日がメッセージセミナーというのをしていました。日々の出来事から、メッセージを受け取るという、自分に起きたシンクロニシティーの話をシェアしていました。まさに、私の独立までのストーリは、流れに乗っていました。独立のキーマンになった、メンターの出現は、私が「メンターになってください」と頼んだ訳じゃないのに、自然とやってきました。ある本を読んで「私もメンターが欲しいな」と思ったことがありました。今思えば、願って委ねたのでしょう。


 しかし、独立してから、自分でコントロールすることの方が多くなって、いつしか、流れを感じ取れないようになっていたのでしょう。『その先へ』の歌詞のように、夜中に3回くらい目が覚める日々が続きました。悲しい気持ちもよく浮上してきました。今までならば、辛い気持ちは、避けるようにしてきましたが、アプローチを変えて、辛い気持ちがでてきたら、きちんと感じ取ることを繰り返しました。

 そして、今年のParis旅行から帰って来てからは、2年ぶりに、完全に眠れる日々がつづいています。きっと、流れに乗り始めたのだと感じています。それは、今までの流れよりも、もっと穏やかな気がしています。私も、願いを宣言するときのように感じています。

 そのセミナーをなぜ、辞めてしまったのかと言うと、シンクロの話をシェアできても、シンクロが起きる自分になる話が、欠落していたように思います。今ならば、コントロールしていた自分と委ねている自分を両方体験できたので、より伝わる気がするのです。

 今年も11月になり、そろそろ『ひとみずむ』制作の時期となりました。今年は、作ろうかどうしようか、テーマが私の中で定まらないので、決めかねていたのですが、このクライアントさんの変化を聞いて、やはり読みものにしてみたいと思えました。これで、一人は決定したので、続行が決まりました。今年も丁寧に取り組みたいと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

今年はどんな流れの中にいますか?