管理職をされている方で、仕事においての忠告や注意点などを部下に伝えたいのだけれども、相手のタイミングを伺っているうちに、言いそびれたり、帰り際になってようやく言ったりと、いつも言うタイミングを考えてしまうそうなのです。おまけに、好きな人ができたとき、告白しようかどうかも、いつもタイミングが掴めないとのことでした。（笑）そこで、セッションでは、伝えるタイミングについて考えてみたいとのことでした。
過去に、その相手に伝えたら一日中落ち込み、機嫌を損ねたことが何度かあったようなのです。なので、仕事の途中で伝えたら、そのまま1日中機嫌の悪いままになってしまわないかと心配されているようでした。
しかし、言わないと仕事のパフォーマンスも上がらないし、お客様にもいいものを提供できない状態が続いてしまうのです。仕事と割り切って、言えばいいのですが、なぜできないのでしょうか。
相手のパフォーマンスを指摘しようと思う。→相手は不機嫌になるだろう。→言えない。というサイクルになっています。つまり、相手は、言われたら傷つくと、相手のことを思っていることが、現実にも表れているように感じます。
相手のことについて考えていきました。クライアントさんから見ると、怒られることに慣れていない感じがするとのことでした。つまり、自分を正当化することに一生懸命な子供のようです。「怒られる」ことよりも、冷静に仕事のパフォーマンスのことについて、ただ話しあっているのだと、受け止められていないようです。
では、自分が指摘されて、「ごめんなさい」とか「すみません」を言うときに、どう感じているのか？ 考えていきました。クライアントさんは、ちょっとでもこっちが悪いかなと思う場合、すぐに「すみません」と口に出していうタイプのようです。
「すみません」と言うのは、円滑に次に進むステップだと思っていて、心がこもっていないかもということが見えてきました。
自分自身が、「すみません」と言うときに、どこを謝るところなのか？ を丁寧にみていくことができるようになれば、相手が受け取ったとき、どんな反応を示しても、相手のことがよく見えているようになるので、冷静にいられるのではないでしょうか。
私も、クライアントさんのおっしゃるように、円滑に次に進むステップだと思って、「ごめんなさい」をいう癖がありました。自分の中では、自分が悪くないと思いたいけれど、相手が嫌に思っているのは、自分が悪いからだと思って、自戒の念を抱いていました。謝っているのに、苦しくなるばかりで、自分が謝ることが、どんどん積み重なっていくように感じました。
ある時、謝った相手に「私の都合だから、謝らないでください」と言われたときに、ハッとしました。確かに、よくよく見ていけば、相手の都合だったのです。「了解しました」と言うだけでいいところを謝っていたのです。
「ごめんなさい」は、うわべだけだったのです。相手と自分をちゃんと見えていないなと感じました。
それからは、きちんと事実を把握し、自分の至らない点が見つかれば、そこを具体的に改善しながら謝るし、相手の都合ならば、「了解です」と返答することができるようになったのです。とても安心感を持つことができました。次第に、相手に伝える言葉も、ニュートラルに伝えることができるようになったのです。考えすぎて、言葉を飾りすぎたり、へりくだりすぎたり、変に遠慮したりすることもなくなりました。
円滑に進むからと言って、不確かな言葉をただ言うだけというのは、根底では、地雷を踏まないようにと願っているからではないでしょうか。踏まないようにと願うから、地雷を踏むのです。潜在意識は、否定と肯定の区別がないので、地雷を踏むことを引き寄せるでしょう。
きっと相手に届くだろうということを願って、言葉を選んで伝えればいいのです。そして、伝えていきながら、だんだんと感触を掴んでいけると思います。
フランス人のナンパくらいの軽さが必要だと言ったら、笑っていました。挨拶しないと悪いくらいに思っていますからね。（笑）だから、結果がどうあれ、伝えたことに満足で、あまり気にしていないのかもしれません。後は、受け取る相手次第です。
まるで、クライアントさんにとって、部下の人は鏡のようですね。自分が信じていることが、そのまま相手から跳ね返されているようです。
伝わるかどうかは、相手次第ですから、自分が言った後、自分自身がケロっとしていられる安心感が、とにかく大事だと思います。何かあれば、また相手の話も聞いてみようとゆとりを持っておきましょう。言ったら最後・・・みたいに、自分で恐ろしさを作らないことです。そのために、日々、自分の受け取り方をメンテナンスしてあげましょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか？
自分の受け取り方はどうですか？
過去に、その相手に伝えたら一日中落ち込み、機嫌を損ねたことが何度かあったようなのです。なので、仕事の途中で伝えたら、そのまま1日中機嫌の悪いままになってしまわないかと心配されているようでした。
しかし、言わないと仕事のパフォーマンスも上がらないし、お客様にもいいものを提供できない状態が続いてしまうのです。仕事と割り切って、言えばいいのですが、なぜできないのでしょうか。
相手のパフォーマンスを指摘しようと思う。→相手は不機嫌になるだろう。→言えない。というサイクルになっています。つまり、相手は、言われたら傷つくと、相手のことを思っていることが、現実にも表れているように感じます。
相手のことについて考えていきました。クライアントさんから見ると、怒られることに慣れていない感じがするとのことでした。つまり、自分を正当化することに一生懸命な子供のようです。「怒られる」ことよりも、冷静に仕事のパフォーマンスのことについて、ただ話しあっているのだと、受け止められていないようです。
では、自分が指摘されて、「ごめんなさい」とか「すみません」を言うときに、どう感じているのか？ 考えていきました。クライアントさんは、ちょっとでもこっちが悪いかなと思う場合、すぐに「すみません」と口に出していうタイプのようです。
「すみません」と言うのは、円滑に次に進むステップだと思っていて、心がこもっていないかもということが見えてきました。
自分自身が、「すみません」と言うときに、どこを謝るところなのか？ を丁寧にみていくことができるようになれば、相手が受け取ったとき、どんな反応を示しても、相手のことがよく見えているようになるので、冷静にいられるのではないでしょうか。
私も、クライアントさんのおっしゃるように、円滑に次に進むステップだと思って、「ごめんなさい」をいう癖がありました。自分の中では、自分が悪くないと思いたいけれど、相手が嫌に思っているのは、自分が悪いからだと思って、自戒の念を抱いていました。謝っているのに、苦しくなるばかりで、自分が謝ることが、どんどん積み重なっていくように感じました。
ある時、謝った相手に「私の都合だから、謝らないでください」と言われたときに、ハッとしました。確かに、よくよく見ていけば、相手の都合だったのです。「了解しました」と言うだけでいいところを謝っていたのです。
「ごめんなさい」は、うわべだけだったのです。相手と自分をちゃんと見えていないなと感じました。
それからは、きちんと事実を把握し、自分の至らない点が見つかれば、そこを具体的に改善しながら謝るし、相手の都合ならば、「了解です」と返答することができるようになったのです。とても安心感を持つことができました。次第に、相手に伝える言葉も、ニュートラルに伝えることができるようになったのです。考えすぎて、言葉を飾りすぎたり、へりくだりすぎたり、変に遠慮したりすることもなくなりました。
円滑に進むからと言って、不確かな言葉をただ言うだけというのは、根底では、地雷を踏まないようにと願っているからではないでしょうか。踏まないようにと願うから、地雷を踏むのです。潜在意識は、否定と肯定の区別がないので、地雷を踏むことを引き寄せるでしょう。
きっと相手に届くだろうということを願って、言葉を選んで伝えればいいのです。そして、伝えていきながら、だんだんと感触を掴んでいけると思います。
フランス人のナンパくらいの軽さが必要だと言ったら、笑っていました。挨拶しないと悪いくらいに思っていますからね。（笑）だから、結果がどうあれ、伝えたことに満足で、あまり気にしていないのかもしれません。後は、受け取る相手次第です。
まるで、クライアントさんにとって、部下の人は鏡のようですね。自分が信じていることが、そのまま相手から跳ね返されているようです。
伝わるかどうかは、相手次第ですから、自分が言った後、自分自身がケロっとしていられる安心感が、とにかく大事だと思います。何かあれば、また相手の話も聞いてみようとゆとりを持っておきましょう。言ったら最後・・・みたいに、自分で恐ろしさを作らないことです。そのために、日々、自分の受け取り方をメンテナンスしてあげましょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか？
自分の受け取り方はどうですか？
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