ありのままの自分でいられないから焦っていたケース。

 なぜ、上司から言われたことに対して、焦る自分がいるのか? について考えていくセッションでした。セッション後、メールをいただき、事の真相がさらにわかりました。
 
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FBシートありがとうございました。
自分のことが本当にわかっていないんだな、と思いました。
自分のこと「早くする人」と思っていたり、
相手をよくみていると思っていたり、共感力が高いと思っていたり。
こんなにも「自分、自分」の人間だったなんて、
なんだか情けないやら通り越して笑いがでるやら。

自分に過剰な期待をしていたから顔にブツブツも出たんでしょうね。
これからは、「ありのままの自分で」。
そしたらありがとうと相手のこと思えるようになるかもしれません。

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 自分の期待する自分になろうとして、それになっていない自分を責めていたようです。でも、クライアントさんいわく、自分のことは分かっていたつもりでした。そのわかっていた自分は、「こうでなくちゃいけない」という理想化した自分でした。ありのままの自分でいられないところが、焦りだったようです。

 上司から、「早く片付けてください」と言われたときに、「なぜ、そんなことにも気づかなかったのか、そんなはずじゃないのに。素早く行動するタイプであるのに、なぜできていない!!!」となっていたようです。いつもそういう状態になるので、その上司が何か発すると、ビクッとしてしまうそうです。

 なぜ、そんなに焦るのでしょうか?
自分はこうでなくちゃ、と思っている自分になれていない自分を感じたからのようです。
つまり、ありのままの自分以上の期待を自分にかけていたのです。

 しかし、セッションで話を聞いていくと、一つのことをじっくりと集中してやっていきたいタイプであるというのが見えてきました。自分は、もっと早くできるタイプと思いこんでいたことが、辛さを引き出していたのです。

 ありのままの自分に気づいていれば、相手には、こんな台詞になるのではないでしょうか。
「集中しすぎるところがあるから、言ってもらってよかったです。ありがとうございます」と。
 ありのままでいることで、相手への感謝もできるし、お互いに協力も要請できるようになるのだと思います。


 以前も「焦る」ことについて考えたセッションがありました。そのときに、「エンターティナーになろうとしない」とクライアントさんに言いました。その言葉が、クライアントさんにヒットしたようで、日常でも意識できたようです。その後は、ありのままの自分を見られるようになりました。とても楽になり、焦る時間がなくなったところで、余白ができて、自分のやりたいことを積極的にする意欲が自然と湧いてきていました。

 また、エンターティナーになろうとしていたとき、相手のことに関しては、相手のことをあまりよく思えていないと感じるときも、そんな風に悪く思う自分はいけないと、また、そこでもエンターティナーになろうとしていました。相手をありのまま以上に美化させて、自分を納得させるという小難しいことになっていました。相手のこともありのままに見えていなかったんですね。

 頑張りすぎる、無理しすぎる、強がる、わざと弱く見せようとする・・・、そうしたい気持ちがどうしても出てくるときもあるかもしれませんが、後から疲れます。自分らしいところで、とどまっておけばいいのです。それ以上、それ以下でもない感じが、周りも自分も楽にさせると思います。それに、自然と自分に必要な人も集まってくるのではないでしょうか。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

ありのままの自分は、どんな自分ですか?