沢山の人の集まりに参加するのが苦手から抜け出す考え方。

 沢山の集まりに参加するのが苦手で、集まりがあるときには、登校拒否したくなるそうです。この苦手意識を持っている方は、割といらっしゃるのではないでしょうか。

 クライアントさんとは、これまでも色々とコミュニケーションをテーマに話し合ってきました。毎回、自分の思い込みに気づき、相手をちゃんと見ていくようになることで、苦手意識がどんどんなくなってきているようです。
 そして、苦手意識が1つ1つクリアされるごとに、次の苦手意識がクローズアップされてくるようで、今回は、大勢集まる場所での苦手意識についてでした。

 大勢と言っても、自分が20人くらいを前にして話すことは、苦手意識は感じないようです。それは、自分がちゃんと練習しておけばいいからなのだそうです。1対20は大丈夫だけれど、自分が大勢の中にいる状態が苦手のようです。

 大勢の中にいる自分はどんな感じなのか、お聞きしました。

 多少人見知りするところがあり、おとなしくいるそうです。そして、しゃべりやすい人を見つけて、話をするというパターンになるそうです。

 会が終わって思うことは、結局二人しか話せなかったなぁとか、沢山人数がいたのに、あまり話せなかったことを悔み、やっぱり苦手だなぁと思って帰ってくるようです。

 会に行く前は、ほとんど誰ともしゃべらなかったら、どうしようということが不安になって、登校拒否状態になるとか。

 私は、その話を聞いて、参加の目的が、「1人でポツンとしないように、誰かと話すこと」になっていて、いつも話し相手を見つけることに必死になっているように感じました。
 だから、誰かと話せなかった自分はダメで、会に参加したのに、何もできなかった自分もダメと感じることが、苦手意識になってしまうのだと思いました。

 クライアントさんに、そうフィードバックすると、確かに、話しやすい人を探すことに必死であり、話し相手が見つかってよかった、間が持ってよかった、1人でポツンとならないでよかった・・・というところが重要になっていることに気づかれました。これでは、毎回、会や相手の状態によって自分が振り回されている感じもします。


 もっと、出会いを生かす意識を持ったり、自分が主体的になる目的について考えていきました。

 私が店長のときのアパレルの社長が、ビジネス誌のプレジデントに出ていました。仕事のできる人特集ということで、タイムマネジメントについて、インタビューを受けたものでした。

 色々な場に参加されて、とてもお忙しい方です。時間が限られています。なので、その会場の雰囲気で、自分がそこに留まるか、帰るか勘で決められるそうです。名刺交換を依頼されても、ピンと来なかったら、「忘れてきちゃいました」と言って、会場を後にする・・・というようなことが書いてありました。

 私は、待っているか、自分がピンと来たときだけ行くタイプです。そのためには、自分がどんな人と出会いたいのか? あらかじめイメージしておくと、案外出会うことがある気がします。

 誰か話しやすい人いないかな? と探すよりも、もっと多くの人が目に入り、周りもちゃんと見る余裕も生まれるでしょう。目的の持ち方次第で、出会い方も変わりますね。

 これは、考え方の一例です。他にも色々な目的を考えてみると楽しくなれると思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

どんな人に会いたいですか?


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