セッションを4ヶ月くらい継続されているクライアントさんが、「とくに心配ごとはなくなりました。今日は何をテーマに話したいのか色々考えて、あえて○○にしたんです」と言いました。
私のセッションは、心配ごとを話すクライアントさんが多いのですが、セッションのテーマは、それだけではないです。心のわだかまりがクリアになったあとが、本当の自分らしさを発揮するスタートラインのような気もします。
久々に心配ごと以外のセッションができることも、嬉しいなと思いつつ(笑)その、あえてという部分は、きっとご自身で考えて具体的にできそうなことのようでしたので、私の方でテーマを考えました。クライアントさんが気づいていない魅力や、これからの生きる課題を引き出す時間にしたいと、ふと思ったのです。
先日観た映画『モリー先生との火曜日』の中で、「死を考えることで、いかに生きるかが見えてくる」という言葉があり、印象に残ったので、クライアントさんの「死生観」についてお聞きするところから始まりました。
「生きることにはあまり執着がありません。さっさと終わってほしいと思っていたこともありました。高校生のとき、自殺願望はないのですが、他殺願望みたいなことを考えたことがあったんですよね…。だからと言って、自暴自棄ではないのです」という今までお聞きしたことのないようなことをお話しになりました。
続けて、「今よりできるようになりたいと思っているし、現状維持はないとも思っているし、やりたいことはやってきている方だと思います。これからも、やりたいと思ったことをしていくし、自分の好きなことをするんだということは、いつも思っています」と言いました。
私が導いたわけではなく、自然と死生観から、どう生きているかの話へと進んだことにも驚きました。
昨日、幼馴染の友人に会ったときに、話したことをふと思い出しました。
「自分がどうしても人にやってしまうこと」についてです。
友人は、フェイスブック内で売買ができるシステムを無料で提供することを1年前から始めました。日々改善を重ねて、無料提供を続けています。大きな会社の1部の事業ならありえそうですが、パートナーと二人で運営しています。普通ならば、有料サービスであるところを、無償で行うところが友人らしいところだと思いました。
誰もが簡単にお店を開ける環境を提供したい、商売の楽しみを分かち合いたい、沢山の人につかって欲しいという願いでしょう。
その話をしたら、クライアントさんは、開業を目指している人の相談に無料で乗っているという話が出てきました。自分が開業するときに、いろいろ調べて見つけた仕入先や店舗に必要な消耗品はどこで買っているかなど、シェアしているのだそうです。結構、簡単なところで困っている人が多いのでニーズもあるし、自分としても、情報収集と分析が好きだからやっているとのことです。
その話を聞いて、質問したいことが浮かびました。
「○○さん自身は、誰かに教わって、仕入れ業者を見つけたりしたんですか?」と。
すると、「私は人に相談したことがありません。好きなようにやりたいんです。だから、コンサルタンとよりもコーチを選びましたし。やりたいことをやって失敗したのなら、自分の責任だし、それはいい経験です。周りの人にも、やりたいことをやってほしいし、我慢するよりも自由に過ごして欲しいと思っているかもしれません」と言いました。
その割には、教えることをしていることに、少し矛盾を感じました。つまり、「自分がやりたいことをするんです」という領域から、次のステージへクライアントさんが行くときなのかなとふと思いました。それは、自分が満足という先の、願いが込められたもののような気もします。
また、ここまでの話しを聴いて感じたクライアントさんの魅力についてフィードバックしました。
先見と行動力です。パイオニア的な要素をお持ちなのではないかとも感じました。教えるというよりも、何か新しいものを作っていきそうな方です。ご本人は、当たり前すぎて気づいていらっしゃいませんでした。
教えるから人が集まってくるのとは違い、今後は、魅力があるところに人が集まるという形になっていくのではないかとも感じました。「自分がやりたいことをする」という視点よりも、「自分らしいことをする」にシフトするとどうなるのでしょうか。自分を認識することで、もっと吸引力がアップするのではないかと思いました。
クライアントさんは、あたかも当たり前に思って話しているから、その普通のテンションに飲み込まれると、対話の相手の私も気づきにくい部分です。「そうなんですね」と共感するだけでは見えてこない、「何かあるだろう」という一筋の光みたいなものを、今日は意識したセッションでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
何かある、と自分のことをそう感じたことはありませんか?
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┃☆┃SEMINAR
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■堀口ひとみ&播磨弘晃 冬コミコレクション テーマ「バランス」
2013.1.19 sat 東京開催。
相手と自分の「バランス」について考える冬コミは、「共感」の入り口からスタートします。
日頃、どんな共感をしているのか? 自分の普段の対話を振り返ってみたり、
共感表現を考えたり、言葉の裏にある感情を汲み取る対話について、
考えるコミコレになりそうです。
★詳細はこちらです★
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■聴くことは幸せにつながるセミナー 2013.1.26 sat 東京開催
7年間「聴く仕事」をしている私の視点から気付いた
様々なことを時間をかけてじっくりシェアしたいと思っています。
セミナーが終わったあとから、新しい視点へと変化し、
世の中の見方、感じ方がより幸せに変化する体験となるでしょう。
【内容】
・「聴く」知性のシェア。
・「その人の存在価値をそのまま生かす」世界の創造。
・「聴く」=「受け容れる」ことで体験できる感動を味わう。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
★詳細はコチラです★
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久々に心配ごと以外のセッションができることも、嬉しいなと思いつつ(笑)その、あえてという部分は、きっとご自身で考えて具体的にできそうなことのようでしたので、私の方でテーマを考えました。クライアントさんが気づいていない魅力や、これからの生きる課題を引き出す時間にしたいと、ふと思ったのです。
先日観た映画『モリー先生との火曜日』の中で、「死を考えることで、いかに生きるかが見えてくる」という言葉があり、印象に残ったので、クライアントさんの「死生観」についてお聞きするところから始まりました。
「生きることにはあまり執着がありません。さっさと終わってほしいと思っていたこともありました。高校生のとき、自殺願望はないのですが、他殺願望みたいなことを考えたことがあったんですよね…。だからと言って、自暴自棄ではないのです」という今までお聞きしたことのないようなことをお話しになりました。
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また、ここまでの話しを聴いて感じたクライアントさんの魅力についてフィードバックしました。
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教えるから人が集まってくるのとは違い、今後は、魅力があるところに人が集まるという形になっていくのではないかとも感じました。「自分がやりたいことをする」という視点よりも、「自分らしいことをする」にシフトするとどうなるのでしょうか。自分を認識することで、もっと吸引力がアップするのではないかと思いました。
クライアントさんは、あたかも当たり前に思って話しているから、その普通のテンションに飲み込まれると、対話の相手の私も気づきにくい部分です。「そうなんですね」と共感するだけでは見えてこない、「何かあるだろう」という一筋の光みたいなものを、今日は意識したセッションでした。
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