「正解」を知っていても、動けないのはどうしてでしょうか?

 毎年、この時期は、クライアントさんと一緒になって『ひとみずむ』を制作しています。
『ひとみずむ』とは、クライアントさんがコーチングで変化した軌跡のエッセイ集として、2009年から作ってきました。今までは、クライアントさんの変化の軌跡にフォーカスを当ててきたのですが、今年は違うものを作ろうと、構成を色々練っている最中です。

 以前、出版社の方に構成アドバイスを頂いたとき、「クライアントさんに小見出しを先に提示して書いてもらう」とおっしゃっていましたが、今までの『ひとみずむ1~4』では、「そうは言っても難しいですよね」と返答が続き、実行に移せないでいました。しかし、今回は遂にその形で作れそうです。ここまで来るのに、4年掛ってしまいました。本質をずっと模索していたからでしょう。だから、小見出しがつけられなかったのだと思います。

 そこで、書く前にテーマを明確にする必要があるので、執筆するクライアントさんからこんなメールを頂きました。私も考えるきっかけとなりました。

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疑問①「正解」を知っていても、動けないのはどうしてでしょうか?

私の家にはいわゆる「良書」がたくさんありました。
ビジネス本から、偉い人がかいた格言の本、心理学の本、ニーチェの教えの本、
世界のあらゆる法則の本も。

でも、たくさん読んでも、コーチングほど自分の行動までつながるものはありませんでした。
本を読んでも、頭で「なるほど、そうそう」と思うだけで
2日間ぐらいはわかったつもりでいい気分になって終わりでした。
または、落ち込んでしまうか。

良書であっても、自分の体の一部になるような感覚にはならなかったのです。
つまりは、行動に何一つ移せていなかったのです。
または、行動に移しても、すぐにやめてしまうことばかりでした。
読む本が行動レベルの本じゃなかったのでしょうか?

きっと、教科書に書いているような「正解」は知っているはずなのに。
動けるようになるには、何が不足しているのでしょうか?

心の声を聴いていないから?
自分への癒しがないから?
心の声を聴くための質問がないから?
心のスペースがないから?
自分への許しが不足しているから?
自分に必要な理論が足りないから?

私は上に書いたようなことを解決することで、徐々に動けるようになりました。
(動ける イコール 実際に行動して変化を感じる という感触です。)

質問もあまり整理できていませんが・・・。
分かる範囲での回答を宜しくお願いします。

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ということで、私は、3行の返信をしたら、
「そうかも」とお返事いただきました。
それが、クライアントさんの書くテーマになりました。

「疑問」考えてみてください!



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

「正解」を知っていても、動けないのはどうしてでしょうか?



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