ずっと何か足りないと思っていたこと。それが行動力だった。

 「毎日鍛錬を重ねることで、どうなれるのかを見てみたい」と、先日、イチローが会見で話していました。まさに1D1U thinking。今に生きる人の考え方なのだと思います。   

 90日コーチング6回目のセッションがありました。資格取得と勉強も重ねてきて、収入に結びつけようと以前トライしてきたそうです。しかし、コンサルタントの言ったとおりにやっても、全く結果がでなかったとのことで、私の90日コーチングのご依頼を頂きました。   

 「自分でどうしようもないことについて、もっといいやり方はないのだろうか?」ということで、コンサルタントに依頼されたのだと思いますが、結果がでない。その理由の一つとして、やり方というのは常々変わっていくものだし、何千通りもあるし、教わったときには、もう古いものになっているかもしれません。
 また、コンサルタントの目指すところと、クライアントさんの目指している規模の違いや、属性の違いもあるでしょう。ひとえに「やりかた」と言っても、当てはまりにくいことも少なくないでしょう。  

 そうなると、何が必要なのか? 私はそこのあたりをクライアントさんと一緒に考えていくようにしていきます。  

 しかし、今までのセッションを通して、無理のない形で進めてきたことは色々とあるのに、なぜかストップしていました。心のブレーキなのかとカウンセラーに相談すると、納得のいく理由は分かったようなので、手放してみたそうですが、それでもどうにもこうにもいかない。  

 クライアントさんは、「何が動けない原因なのだろうか?」と、ずっと探していたのでしょうか。しばし沈黙が続いていきました。私もしばし沈黙していましたが、質問で切り替えました。  

 「今やることは、来週の企画ですよね。これは何時間行うんですか?」と。そうすると話が進み始めました。  

 それから、クライアントさんから私が質問を頂き、答えたりしていました。私も起業12年の間に、意図的に静止していた時期もあったので、また再び動きはじめたところに何があったのかと。  

 私にとっては、「自分の違和感に対して、自分が何か足りないと思っていたことについて、習得できたあたり」から、また動き始めました。プロになるほど鍛錬は必要なのです。

 つまり、これからクライアントさんがやろうとしていることは、苦手なことにも取り組む必要もあるのです。これまでとは、違う次元に行こうとしているからです。過去にやってきたことは、全く別のことと思って、前進あるのみです。すると、クライアントさんが気づいたようです。 

  「私が次に取り組むことは、実行に移すことですね」 

 「そうですね。行動が辛いのではないのです」  

 その言葉にはっとされていました。クライアントさんは、「行動=辛いこと、重いこと」と思い込んでいたことで、行動のハードルを上げていた気になって、行動しづらくしていただけなのです。リアルの世界では、辛いことも、重たいことも、何も起きていないです。  

 クライントさんは、そこからようやく、過去から今に戻ってきました。 



  ★セッション後、ご感想を頂きました。  

 自分ではまったく気がついていなかったのですが、ものすごく過去に生きていたんですね。ついこの間まで今に生きていたと思ったのに、いつの間に過去に行ってしまったのか。。。もう自分でもビックリでした。でも、お陰で無事に今に帰ってこられました。ありがとうございました。  

 自分でもずっと何か足りないと思っていたこと。それが行動力だったのだと、今日気がつくことができました。私にとってずっと、行動は辛いこと・重いことだったので、「行動がつらいのではない」という言葉はものすごく大きな気付きでした。  

 「これやったらどうなるんだろう?」そんな軽い感覚で行動する堀口さんの感覚を色々 聞くことが出来たことで、すごく行動のハードルが下がった気がします。  

 私の「今」が思う通りにいかなかったのは行動が足りていなかったからなんだ。自分自身に色々とジャッジせず、行動を積み重ねていくことが、私の人生を開いてくれるだろうと思うことができました。ありがとうございました。  


 90日コーチングの1シーズン目は、「過去から今を生きる」でした。まずは、UPDATEして、「今」にしていくこと。必要な方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。