哲学の世界に入っていく一番いい方法。

 1D1U Camp "Environment 21 Days"が終わっているのにもかかわらず、今もコメントが入ってきます。今までで一番ゆっくりなペースです。お忙しいというのもあるかもしれませんが、内容を消化することに時間がかかっているともいえると思います。

 先日、14歳の姪が心理学や精神医学に興味があるとのことで、一緒に八重洲ブックセンターと丸の内オアゾの大きな本屋へ行きました。なんと、八重洲ブックセンターは、3月に44年の歴史に幕を閉じるというタイミングで、本が少なかったところが逆に見やすく、『10代からの心理学図鑑』というカラーでわかりやすい本を見つけたので姪にプレゼントしました。

 私の仕事はどちらかというと哲学かなと姪に言うと、「あなたは誰?」と返ってきました。(笑)そう、『ソフィーの世界』です。 1995年、大学生の頃になぜか買いました。結構な分厚さで、全部読んだのだろうか? 今検索したら、ニコ動に朗読がありました。2007年にアップロードされたものですが、今頃気づくなんて。(笑)ただの朗読でなく、音楽などもついて、TVドラマのようです。

 早速聞きはじめると11分あたりに、大切なことが述べられていました。

「親愛なるソフィー 哲学講座とは、すべての人間が深くかかわらなくてはいけない問題を扱うものです、問題は、昨日の白い封筒の中に入っていたはずです。あなたは、誰? 言い換えれば、人間とは何か? 世界はどのようにしてできたのか? そして何よりも私たちはいかに生きるべきか?という問題です。さて、哲学の世界に入っていく一番いい方法は、まず驚くことです。ソフィー、もし君が、もうこの世界に慣れっ子になって、驚かなくなっていたとしたら、危険はもうすぐそこまで迫っている。僕がこの哲学講座を贈るのは、君がこの世界に新鮮な驚きを持って、はつらつと生きる人であってほしいからなのです」

 

 「すべての人間が深くかかわらなくてはいけない問題を扱うものです」とは、1D1U Campの意義のようにも感じました。人は、既に知っている概念であるとしても、言葉にしてみようと思うと、曖昧になるのではないでしょうか? 例えば、「感性とは何ですか?」と質問されたとき、自分の言葉では語ることが難しいと思います。


 今回の1D1U Campでは、「環境とは何か?」ということについて、21日間探究してきました。最後に、「あなたにとって、環境とは何ですか?」と投げかけてみたところ、それぞれの回答がありました。おそらくキャンプ初日にこの質問をしても曖昧な答えだったでしょう。


★あなたにとって、環境とは何ですか?

  • 自分と周りとのコミュニケーションによって変化するもの。
  • 外的要因で自分の望まない環境にいた時にそのレベルに自分を落とす必要はない、一度上がったレベルは後退することはないと自分を信じることができました。
  • 自分や周りの人が活き活きと出来ること。
  • 私をカタチ作るもので、私自身の現れです。
  • ととのえるけれど、無理やり頭ではつくらない。自然の成り行きや関わりに感謝し、託すもの。
  • 自分で選択できないと思っていたけど、そうでもなさそう。
  • 自分や周りの人たちが養分を取り入れて育っていく土壌のようなもの、自分で選んだり改良を加えたりできる。
  • お互いに影響を与え合うもの。自分で作っていけるもの。
  • 自分で手入れできるもの。

 環境とは、一見外側にあるものですが、皆さんの答えが、全体的に能動的であることが、今回の意識の変化なのだと感じました。

 

 さらにこの続きは、第23回 1D1U Spin-off 「Environment Premir」で考察していきます。Spin-offでは、ネクストステージとして、自分の理想の未来に照準を合わせた環境づくりに取り組んでいきます。今が未来のプレゼントになるような毎日を過ごし、素敵な年度末を迎えることをサポートします。また期間中は、宇宙元旦、大阪セミナー、天河神社参拝、東京セミナーなど、リアルユニタスさんとのつながりも感じながら、盛り上がっていきたいと思います!

 Spin-offからの参加も可能です。ご搭乗ウェルカムです。そして、哲学の世界に入っていく一番いい方法は、1D1U Campに参加することです。(笑)


★2023.2.27スタート! 29泊30日のオンラインキャンプ ご搭乗お待ちしております。ご案内はこちらです