単発セッションがありました。2年ぶりでした。丁度やることが変わるというタイミングで、未来を描きたいとのことでした。
今の仕事を辞めて留学へ行くそうです。最初は、これからの発展のための様子でお話しされていましたが、だんだんと「今の仕事に疲れすぎたのもあり、その国の働き方の中に身をおいてみたい」という理由が聞こえてきました。
となると「疲れてしまいがちになる自己基盤」を見直してからでないと、国を変えても、立場を変えても、また同じことを繰り返す可能性もあります。1回のセッションでしたが、そのあたり細かく考え方をみていくことにしました。
「この留学が、将来どんなふうに繋がる可能性がありますか?」と質問してみると、とてもまじめな答えが返ってきました。もっと奇想天外であったり、使命感がどーんと湧いてくる答えがあると面白いですが!
「現在、考えられる範囲での未来は、自分の知っていることですよね。想定外の未来だってあるかもしれない、と思って留学へ行ったらどうですか? 自腹ですし、費用対効果も考えてみましょう。お金を払って終わりでは、もったいないですよ!」
考え方が全体的に、消耗して終わりのような感じで、循環していない傾向に感じたからです。いつどんなときも、なるべくしてなるわけです。クライアントさんのプランの中にも、勉強してきたことを発信するということも考えていらっしゃいましたが、そこをもっと「どんな人に発信すると喜んでもらえるか?」までフォーカスを絞ることを考えてみたりするだけでも、毎回の発信の質も変わっていきます。せっかく、素晴らしい経験の中で過ごせるわけですから、焦点を明確にしていくと、もっとアンテナにも引っ掛かりやすくなるでしょう。
きっと、フォーカスが定まれば、クライアントさんが周りの人たちに流されやすくなることもおのずと減るはずです。「あの人自分のやることがあるから」と、自然と放っておいてもらえるようにもなるからです。疲れる原因は、自分のフォーカス不足かもしれません。自分が何をすべきか決まっていないと、周りに振り回されるのです。
どこにフォーカスを合わせるか? アスファルトから花が咲けるのは、一点集中、フォーカスが定まっているからと言います。有限の命ですから、消耗している時間はできるだけ少なくして、突き抜けましょう。コーチングの時間は、未来へ向けて生産的になれる作戦会議なのです。
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