『ひとみの部屋』であるクライアントさんが、初めてダンス&歌の舞台に立つということで、教室にも通って奮闘中のようですが、ダンスとセリフと頭でわかっていることと、身体がつながっていない感じで、なかなかうまくいかない自分に困っているそうです。
そのように、何か習得する過程で、うまく行かないときのマインドはどのように保てばいいか?が、テーマとなりました。
英語を話すにも、ダンスをするにも、脳がどこまで、指令と身体の回路を繋げてくれるかということだけになるので、やはり繰り返しやることだとは思います。
しかしクライアントさんが考えるには、「子供はなんでもいいから、やりながら覚えますよね」ということ。
子供と大人の違いとしては、大人は、何ができないのかがわかってしまうし、何が理想なのかも理解することができてしまうので、右脳的な子供と比べると、なんでもいいからやるというのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
となると、「出来ないのはわかっているけど、今はここだよね」と、出来ない自分もそのまま受け入れていきながら、やっていくということになるでしょう。
クライアントさんは、あまりにもできないとき、心が沈んで、楽しいことも楽しめなくなって、「しんどい!」と口に出さないとしんどくなるような状況のようでした。
そんなときは、「しんどい」と言いながらも、やっていけばいいのかもしれません。それが、自分を受け入れていることになります。それでもやった分だけ、少しは成長していきます。だから「出来ない」という言葉ももはや不要になるのです。
私はほどんどの場面で「出来ない」と言いません。「まだできていないだけ」と言います。そういうマインドだから、新しいことに取り組むハードルが低く感じるのです。
登山について、妹から「足手纏い」と言われながらも諦めませんでした。なぜなら、自分の中では「今は試用期間だし」と思えていたので、そう言われるのも当然だと、受け入れました。(笑)
つまり、出来てもできなくても、自分を受け入れることです。
そして継続していけば、筋肉が覚えてくれて、出来るようになります。さらに、自分を集中できる環境に置くことも大事です。集中するほど筋肉への浸透率もアップしていくでしょう。私が先日グランドピアノで弾き語りを練習したのも、お金を払って、よりよい環境に身を置き、脳にプレッシャーを与えるためでした。お陰で2日間で進化したような気分です。
「出来ないとかいう必要ない、筋肉の仕業なので。筋肉に覚えさせるために、続けてやるだけ」とクライアントさんに言葉を伝えると、やる気が戻ってきたようでした。きっと、はじめてやることですし、脳がびっくりしているのでしょう。その回路使ったことないでしょうから。
「自分を責めるのではなく、筋肉を応援するのですね」と、ラストにクライアントさんの言葉でまとめられていました。この後、4時間のダンスレッスンのため、スタジオへ行くそうです!筋肉は喜んで成長していくでしょう。
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