店長の仕事は〇〇だ。

 店長のポジションで仕事をしているユニタスさんとの20分セッションがありました。店長になって、スタッフが増えて、いろいろとやることが頭に浮かんでしまい、今に集中できなくて、どうしたらいいのか? という悩みでした。

 店長ルーティンを話していただきながら、頭が整理されてきたようでしたが、結局私は、こんなフィードバックをしました。

「店長として、どこまでやるかを決めること」と。

 店に入りすぎても、スタッフからウザがられるのが店長ですし、店に入らな過ぎても、「店長もっと店に入ってください」と注意を受けるのも店長ですし、バランスが大事なんです。つまり、今回のユニタスさんの場合、「店長としてもっと楽をした方がいいですよ」ということだと思いました。

 私がマクドナルド時代、店に入りすぎる店長、入らなすぎる店長、バランスのいい店長と見てきました。

 店に入らなすぎる店長に関しては、私が副店長だったため、「店長、ちゃんと制服を着て、店に入ってください」と、異動して間もなく店長に忠告したことがあります。それから店長は店に入るようになって、店の空気もよくなってきましたし、私は店長を見て、「本当は店に入りたかったんじゃん!」と思えるほど、店長が生き生きしていました。(笑)

 

 偉そうに店長に意見をしていた私でしたが、私が店長になってみると、個人売上を上げることしか能がない店長だったころは、検品もせずに誰よりも接客をし、「店長、検品もやってください」とスタッフに忠告されました。(笑)

 それであるときようやく気付いたのは、「店長の仕事は集客だ」ということでした。私がお客様を集めない限り、お店のセールスは上がらない!とはじめて気づいたのです。

 そのためには、自分が店に入りすぎてもよくありません。店を外から眺めるというのも店長の仕事なのだと初めて悟りました。それから、会社に内緒で勝手にHPを作り始め、それがやがてブログになっていったのです。まだ、ブログというSNSがはじまったばかりの2004年のことでした。

 それから店長たるもの「客単価で勝負だ!」と思い、接客人数が少ないのに、売上がいい境地を意識して、接客レベルを上げていったことがあります。そうすると、暇になってきて、やがて独立に向けて副業をはじめていきました。(笑)

 「セミナーが近くであるので、2時間ほど抜けていいですか?」とスタッフに甘えて、店を抜けさせてもらったり、接客後のお客様とお茶をして、そのまま帰ってしまったり、最後の方は、不良店長=経営者ぶっていました。(笑)

  

 そんな話をしたら、「不良店長いいですね!」と、ユニタスさんも気楽に考えられる気持ちになれたようです。「店長がいなくても店が回る」そうすれば、店長の仕事は決めること」も遂行できるようになるでしょう。在り方が明確になれば、軸が決まりましたので、もう脱線しないでしょう。私の場合、「店長がいなくても店の売上が上がり続ける」を達成し、独立しました。(笑)


 こうして書いているうちに、クライアントさんよりご感想をいただきました。

★ご感想ありがとうございます。

ダラダラと漠然とした私の話を簡潔にまとめていただいてありがとうございました(笑)

フィードバックを読んで、自分で自分にツッコミを入れたくなりました(笑)じゃ、どーしたいの?って。

そうです。楽したいです。その通りです。でも、売り上げも上げたい。

そのために何ができるかを考えるのも楽しい、けど、色々手をつけているうちにとっちまりなくなってきていて。そもそも今の仕事を選んだのも、前職が寝る時間のない仕事だったので、今度は楽な仕事がいいとよこしまな気持ちで選びました。

ところが、楽ではあるものの、想像していた以上に楽しい仕事で、毎日楽しくて。ガラリと変わったのは、やはり自分が店長になってから。楽しいだけの日々は終わり、色々自分で決めないといけない。

店長になるのも初めてなので、どうしたら良いのかわからない、どうふるまったら良いのかわからないので、何でもやろうとしてたかもしれません。(接客以外は)

バランスよく、少しずつ模索しながら、不良店長目指して(笑)やっていこうと思います。

とても楽しかったです。明日からもっとゆるく構えていけそうな気がします。頭が柔らかくなった感じです。やっぱり、セッション、すごいです‼️

ありがとうございました。


 「不良店長」がお役に立てましてよかったです。(笑)