ずっとやってみたいと思っていることありますか?

  1D1U Campに参加して、毎日の習慣にしたい運動のルーティンなどができてきたら、趣味と言えるものを見つけていきたいという心境になったようです。仕事も子育てもしていらっしゃるので、なかなか時間を捻出するのも難しいようですが、何かをやってみたいようです。

 映画鑑賞などの鑑賞系は、単に時間つぶしのような感じがしているとのこと。でも何を趣味にしたらいいのか?と考えると、思いつかないようです。

 そういった鑑賞系は、ただ消費していることであり、生産をしていないから、時間つぶしのように感じるのかもしれません。ということは、何かを生み出すことや、自分が何かを表現するなど、生産的な趣味のほうを持つことで、満足を感じるのでしょう。クライアントさんにとって、自分で何かを生み出すという視点は、盲点だったようです。

 「趣味、何かありますかね?」と、私が聞かれたので、「ずっとやってみたいと思っていることありますか?」と質問返しをすると、「ギターを弾いてみたい」と返ってきました。意外と人は質問されないと、気づけないものですね。

 まずは、ギターを買わなくてはいけません。でも買ってみたら、弾かなくなってしまったなんてことも起こりうるかもしれないし、なかなか一歩を踏み出せないでいたようです。

「小さいギターとかもありますよね。中古でもいいかもしれないし。電子ギターもありますし。それに、ギターでコードだけ弾けば、弾き語りだってできますよ。歌が上手ですし、弾き語りに挑戦してみたらどうでしょう?」と私が言うと、クライアントさんは、全くそんなことを想像していなかったようです。ちょうど、近々東京にいらっしゃるとのことでしたので、さらに、次のように未来を描いてみました。

「東京にいらっしゃるのでしたら、お茶の水辺りの楽器やへ行って、店員さんにオススメ聞いたらいいですよね。そして、ギターを買って、ギターを担いで帰る!」

「それ、かっこいいですね(笑)」と、クライアントさんは、未来の楽しいイメージも広がってきたようです。そしてクライアントさんは言いました。「歌いたい曲を探さないと!」と。

 そして私は言いました。「最初は、簡単に弾ける曲を選んで歌った方がいいですよ。(笑)コードをジャラーンと弾いて、ほとんどアカペラで歌えばいいんですよ」と。クライアントさんも大爆笑です。最初からハードルを上げてしまうと、嫌になりますからね。簡単に弾けて、歌えるものからが、続けるコツです。

 セッションが終わってから、早速お茶の水辺りの楽器やを調べたそうで、東京旅行とこれからの趣味の妄想も広がり、15分のセッションで未来が変わったようです!