こちらのイラストは、イギリスで有名なキャラクターの「Mr. Men Little Miss」の中の、ミスタークラムジーと、ミスターファッシー。クラムジー=おっちょこちょい、ファッシー=こだわり屋、きちんと という意味です。
いろいろなキャラクターがいます。これを教えてくれたのは、英会話の先生で、もう9年前くらいのことです。私はどのキャラクター? と聞いてみたら、「君はギグルスだね」と言われました。いつも大爆笑している女の子です。(笑)
ちなみに英会話の先生は自分で、「僕は、ミスターファッシーだね」と言いました。とても細かい性格で、英会話の先生の行動には、いつもびっくりさせられていました。例えば、電化製品などに付いている商品説明シールを、すべて剥がすのだそうです。コンロ、トイレの蓋、窓、冷蔵庫、いろいろあります。もはやシールが貼ってあることが当たり前すぎて、シールが貼られていることも気づいていないくらいではないでしょうか。先月引越しをしたようで、トイレの蓋のシールは、なかなか剥がせなくて苦戦していると言っていました。(笑)
本当に細かいんです。私が差し入れであげたテントウ虫の銀紙に包まれていたチョコレートのその銀紙を丁寧に剥がして、テーブルの上できれいに銀紙を伸ばしました。(笑)何をしているのかと聞けば、「どんなデザインになっているのかみようと思った」と言っていました。私はそのとき、「私もミスターファッシーのようになりたい!」と憧れました。どちらかというと、その時の私は、ミスターファッシーには遠く、ミスタークラムジーに近かったと思います。
新しいクライアントさんの名前を間違えて、「名前を間違えるコーチのコーチングを受けたくありません」と、断れたことがありました。また無料小冊子の「『かないずむ』の内容はいいのですが、誤字脱字が多いのが気になりました。」というメッセージもいただきました。
12年前くらいに出版社の編集の人から、「堀口さんは、待てませんからね」と言われました。私は少しの変更でも、逐一メールを送るようにしていました。(笑)
また、知らぬ間に手や足にあざができていたり、待ち合わせには遅れはしないけど、時間ギリギリですし、どこかいつも慌てていました。足が速いのはいいのですが、走って間に合っても、汗だくになっていました。(笑)
それから、見本にしたい人たちを参考にして、自分の適当な部分を変えていく日々となりました。自分の痛々しい部分と向き合う日々は、結構辛いものがありましたが、自分に自信をつけるために、向き合っていったのです。それに、人からもうネガティブフィードバックを貰いたくありません。言う方にも、嫌な気持ちをさせてしまっていたわけですから、申し訳ないですし。
日常の所作がミスターファッシーのようになっていくと、日本製のドラム式洗濯機で40分だった洗濯時間も、今はMieleのドラム式洗濯機で、2時間近くかかって洗濯することを楽しめるようになりました。さらにスチームアイロンを使い、ハンガーにかけて、ミトンをはめてアイロンがけをする時間も好きになりました。ジムの洗面台で髪を乾かすときも、ドライヤーの仕上げモードに切り替えて乾かします。特別なボタンの押し方をしないと、そのモードに切り替わらないので、皆さん使っていないんじゃないかと思います。(笑)
日常のあらゆることに、得している感じですし、幸せと感じることが増えました。焦っていると目に入ってこなかった景色が、ゆっくり見ていったほうが、実は一度に情報を多くインプットすることもできるのです。私の部屋に宿泊しに来た母に、「あなたは丁寧な暮らしをしているので、安心したわ」と言われました。
17周年講演では、外からはわかりにくいのですが、自分ではよく知っている、そんな秘かなる変化についても話してみたいと思っています。
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