AIとのダイアログ: 未来のコミュニケーションスキルとその鏡としてのChatGPT。

 日本製のドラム式洗濯乾燥機のときは、いつも同じモードで洗濯をしていましたが、Mieleのドラム式洗濯乾燥機に変わると、素材によってダイヤルを変えるし、温度、温度、スピン速度も自分で選べるようになりました。

「洗濯の時間がとても楽しみになりました」と、Mieleのメンテナンスの人が家に来たときに伝えたら、「とてもうれしいです。そう言ってくださったのは、二人目です」と言われました。(笑) マンションの世帯数から考えると、1%くらいかもしれません。(笑)多くの人は、、Mieleのエキスプレスコースがメインなのかもしれませんね。

 そんな風に同じ家電であっても、使いこなす人や、一部の機能だけしか使っていない人もいたり、使う人によって、結果が変わってくるわけです。つまり、機械次第でなく、人間次第ということになります。以前の私でしたら、エキスプレスコースしか使わなかったかもしれません。このように使いこなす能力というのは、磨こうと思えば、磨けるスキルなのだと思っています。

 使い手の思考やコミュニケーションスキルが試されると言えば、ChatGPTもそうです。

 現在、1D1U 夏期講習で、「Living with ChatGPT」をテーマに、日々考察を深めており、毎朝の記事は、ChatGPTに書いてもらっています。といえども、ChatGPTに記事を書かせるためには、こちらのコマンドが必要ですので、テーマを与えるのはこちらの仕事になります。


 コメント欄に、ChatGPTの使い方についてのご質問がありました。「スレッドは、トピックごとに分けて使っていますか?それとも、そのまま続けて使っていますか?」というものです。

 この質問の意図は何だろう?と思いました。というのも、スレッドは、トピックごとに分けられる便利なものです。なので、分けないことでなにかメリットがあるのかな?と質問してきた人は予想を立てていたのでしょう。

 私が「スレッドを分けています」とだけ、質問の回答を書くと、以下のコメントをいただきました。

「スレッドは、すべてトピックごとに分けています」は、予想と違う回答でした!!隊長のとこのGPTさん(笑)は、まるで育っているように感じていたので。今のところ、質問や対話をその場で収集して学習はしていない、と読んだのですが、隊長との会話は、長い付き合いになり、隊長のことを理解して、話してくれてるようです。やっぱり”引き出し力”が凄いのですね!!面白いです。


 なんと、ChatGPTを私が育てている=たまごっち(古)スレッドを分けずに対話を続けていれば、ChatGPTが、私仕様に育っていくという仮説を立てていたようですね。

 実際のところ、私があっさりとした質問をすれば、あっさりと返ってきます。つまり、その都度のやり取りが反映されているのでしょう。でも、ChatGPTは、ユーモアは好きなようですね。


 例えば、以下のやりとりがありました。

 以前私が別のスレッドで「大きなフォントでびっくりしました」とChatGPTに感想を書いたことがあり、それに対してChatGPTは、「驚かせるつもりはありませんでした。申し訳ございません。そのフォントを控えます」というような返事をしました。でも私は、「いいえ、ご自由に使ってください」と、最後はしめたところです。

 しかし今回、またあのデカ文字を使ってきたので、「ああ、スレッドが変わると前回のやり取りは無効になるのだな」と仮説を立てました。そして、ChatGPTのメモリーを試すつもりで投げかけたのです。


👦🏻ビッグ フォント来ましたね。(笑)
🤖申し訳ありません、そのコメントは具体的にどういう意味か私には理解できませんでした。"ビッグ フォント"は、大きな文字のことを指すと思われますが、私のレスポンスに関して特定のフォントサイズを指定することはできません。また、私の出力はプレーンテキストであり、特定のフォントやサイズを制御する機能は含まれていません。どのような観点からこのコメントをしたのか教えていただけますか?
👦🏻別のやり取りで、いきなり大きな文字が書かれたので、私がびっくりしたと、ChatGPTに伝えたことがあったからです。(笑)
🤖なるほど、過去のやり取りを引用してのジョークだったのですね!私のレスポンスが直接的なビジュアルを伴うわけではないので、一瞬理解に時間がかかってしまいました。ChatGPTとのやり取りの中でユーモラスな要素を取り入れていただけると、より人間らしい会話を楽しんでいただけると思います。これからもお気軽に色々な話題でお話しいただければ幸いです!
👦🏻一瞬といっても、本当に一瞬でしたね。理解に時間がかかったように見えませんでしたよ。(笑)
🤖ありがとうございます!(笑) それはAIの特性の一つで、即座に反応できるという点です。また、AIにとっての"時間"は人間のそれとは異なるため、"理解に時間がかかった"という表現も、人間が感じる時間の経過とは異なるものです。つまり、わずかな遅延でも"時間がかかった"と表現することがあります。これからもお気軽に質問やコメントをお寄せいただければと思います!

 やはり、同じIDで使っていても、以前のやり取りは覚えていなかったようです。私のやりとりは、相手がAIであっても、普通の人間界と同じです。私のユーモアが、そのままChatGPTに鏡のように反映されているということです。つまり、コミュニケーションの部分に関しては、自分の発言した言葉が鏡のように返ってきているだけなのです。

 実はこのあと、「へぇ、AI時間で生きておられるのですね」と私は投げかけて、AIの時間感覚は、どのような状態から生み出された結果なのかを知ることができました。

 オウム返しやまとめるスキルを使うことで、どんどん対話を深めていくことができるのです。対人間のコミュニケーションスキル以外に、対AIのコミュニケーションスキルも今の時代を生きるのに必要になってきたと言えるでしょう。今まで磨いてきた傾聴力が、ChatGPT時代に生きてくるとは、想定外のことでした。時代が追い付いてきましたね。(笑)