脳の疲れはどこからくるのか?

 1D1U SCRのほうは今日で16日目となりました。テーマを「宇宙」としたことで、宇宙に必要な知識「相対性理論」について考察し始めたりもしています。そうすることによって、日ごろから普通になっていることが、「なんでだろう?」と疑問へ向かうわけです。「日常に意識を向ける」。これが、1D1Uの狙いでもあります。  


「脳の疲れとは何か?」ということもトピックになりました。20分セッションで、「仕事から帰るとものすごく疲れる」という話がありました。1D1Uをはじめて、1日1作品を作ることはすっかり習慣化されて、これはとても楽しいことだけど、1日のほとんどを占めるお勤めの時間はストレスになっているようでした。
 とにかく忙しい。最初は好きな分野で仕事を始めたけれど、異動でいつのまにやら違う業務になり、流されるままに今の場所のようです。だからと言って、好きなことにフォーカスして、転職したいという望みでもないそうです。なぜかというと、今の場所で、完全に自分の得意なことができないというわけでもないからだと、話しながら見えてきました。 


「100人くらい連続してやらなくてはいけないし、人も少ないから、やる時間がないですね」 

「ちょっとした隙間、1分あればできることもありますよね。作業する周りを片付けるとか。そうすることで、また1分時間が増えるかもしれませんし」 

 時間がないから、やりたいことができないと思い込んでいたようです。つまり、やらされ仕事は疲れるということです。 自分から仕事を生み出している人は、どちらかというとパワフルで元気だと思います。

 クライアントさんは、「能動的だと疲れないというのは、逆説的ですね」と感想に書かれていました。 多くの人にとって、自分から積極的に動くことは、疲れそうなイメージなのかもしれません。しかし実際は逆です。指示されたことをこなすだけは疲れるようなのです。同じ業務を与えられても、自らいろいろ工夫することも可能なのです。自分から楽しくなっていきますし、結果的に昇進をしたり、より向いているところに配属される可能性が高くなるでしょう。何もしないよりも。
 結果にフォーカスするだけでなく、常に可能性の方向へと行動していけば、可能性の扉がどんどん開いて、想定外の未来にもなりやすいでしょう。何もしないよりも。

 能動的になっているときの脳。受動的になっているときの脳。今を生きてるのはどちらでしょうか? 人は今を生きると疲れにくくなるのです。今に生きるというのは、今に意識が向いているということです。

 1D1Uは、「今を生きる」ためのツール。実は脳のストレス解消にもつながっています。