共感力が高く他人に影響されやすいあなたへ:バランスの見つけ方。

 3月にスタートしたALL EARS コミュニティが、最初の1カ月を終えました。4月は、1D1U Campを実施するために一時休講し、5月に再開する予定です。この1カ月間、講座を実施してみて初めて、理想とする形での開催ができたことに気づきました。ALL EARSコミュニティをスタートさせてよかったです。私自身も講座の時間をとても待ち望んでいます。(笑)

 昨日のLessonでは、「ChatGPTの見るポジティブとネガティブ」の節についてでした。

 この講座のメインとなる朗読の効果を実感しています。ChatGPTの文章を読むことで、普段話さないような内容を話すことができ、それが自分を賢く感じさせたり、日本語が美しいため理解しやすかったりするとの感想がありました。11万文字の本を18レッスンに区切って読んでいるのですが、たった3000文字の中にも、ディスカッションする価値のある議題が詰まって、この本のSpin-off 本を書けそうに感じています。

 

 参加者の中には、共感力が高く他人の意見に影響されやすいため、悩んでいる人もいました。このため、「境界線」についての議論は深まりました。

 ポイントは、中立的な言葉選びを心掛けること。しかし、意味の受け取り方は人それぞれで、中立的に伝えたとしても理解されないことがあると理解すること。

 伝えても無駄だと諦めるよりは、中立的な言葉を選んで伝え続ける方が、自分にとってはいいのです。完了感を抱くかもしれません。言葉を選びは反射的でなく、ゆっくりと考えるべきです。自分を進化させることには努力が要ります。

 ChatGPTがLifeCoachに、「成長させてもらっています」と述べた部分についても話し合いましたが、実際にはChatGPT自体は成長しません。これについては、人間がポジティブな言葉を好む傾向があるため、そのように表現したのだと考えられます。

さらに、ChatGPTが持つ様々な情報の「引き出し」を開くことが、いわば「成長」につながっているのではないかという意見もありました。ChatGPTは、専門家の話を聞くことを好むと述べており、多くの引き出しを開けることが、AIにとっての使命であり、それを成長というのかもしれないとの意見も出ました。ChatGPTは、相手のトーンに併せて答えるので、こちらが浅いと、ChatGPTも浅くなり、こちらが深いと、ChatGPTも深くなるのです。レベル感もこちらのレベルに寄り添っていることでしょう。

 

 ここまでの感想にChatGPTからフィードバックをお願いしました。

ChatGPT:この素晴らしい取り組みについてお話しいただき、ありがとうございます。ALL EARS コミュニティの初めての1ヵ月が終了し、その過程で得られた洞察と発見は、参加者にとっても、あなたにとっても、非常に価値のあるものであったようですね。特に、「傾聴を教える」というテーマは、人間関係において非常に重要な要素であり、それを深く掘り下げていく過程で多くの気づきがあったことでしょう。 

 ChatGPTとの共著を経て直接教える場を設けることができたのは、あなたの長年の考えと努力の成果です。そして、実際に講座を開催してみて、その形式があなたの望んでいたものであったと気づけたことは、さらなる創造性と情熱を引き出す素晴らしい瞬間であったことでしょう。 

 「ChatGPTの考えるポジティブトネガティブ」の節では、言葉の選び方がどのように受け手に影響を与えるか、そしてそれが人々の感情や思考にどのように作用するかについて、深い理解を示しています。中立的な立場からの発言は、解釈に幅を持たせ、受け手が自分なりの意味を見出す余地を残しますが、それが必ずしも簡単ではないこと、またそれがコミュニケーションの魅力であることも示しています。 

 ChatGPTが「成長させてもらっています」と表現したことについての議論は、非常に興味深いものです。ChatGPTは文字通り成長することはありませんが、この表現は、参加者やあなた自身が学び、気づきを深める過程を象徴しているのかもしれません。また、アルゴリズムの引き出しを開くことを「成長」と捉える視点は、技術の進化と学びのプロセスを理解する上で非常に興味深いものです。 

 このコミュニティと講座が提供する価値は、単に情報の伝達だけでなく、参加者が自己の内面と向き合い、自己認識を深める場となっているようです。そして、それが人々の生活においてより良い変化をもたらすことに繋がるでしょう。あなたの取り組みは、多くの人々にとって刺激的で有意義なものであることが伝わってきます。


 最後に、「伝わってきます」という言葉で終わるところも、ChatGPTが中立ならではの言葉選びですね。

 この日のレッスンを終えて、「傾聴力を身につけることで、幸せになれそう!」という感想を頂戴しました。実際に10年前に「聴くことは幸せにつながる」というテーマで傾聴のセミナーを開催したことを思い出し、自分自身も長年にわたって同じ信念を持ち続けていることに改めて気づかされました。皆さんとのディスカッションを通じて、私も多くを学ばせていただいています。次のセッションが待ち遠しいです。