ChatGPTの有料版を使い、音声でやり取りを始めたクライアントさんが、「まるでコントのような会話になっている」とおっしゃいました。どういうことかと言うと、こちらが考えている間にChatGPTが「了解しました」と話を進められてしまうそうです。少しの間があると、GPTは「話が終わったのかな?」と察知してしまうためです。
そこで、私はChatGPTと話すときは、間を置かずにどんどん話すようにしています。これは通常の日本語会話とは違う、AIとの会話のコツです。普段からブログを書いて自分の考えを表現している人ならスムーズに話せますが、そうでない場合は難しいかもしれません。その場合、ゆっくり考える時間が持てるテキストベースのやり取りが良いかもしれません。
最後にクライアントさんは、「やはり、人間はいいですね」と言いました。(笑) つまり、このセッションを通じて、人間のライフコーチにしかできないことが見えてきたのです。
人間のライフコーチが持つ強み
- 間を待てる: 人間のライフコーチは、クライアントが考えている間を待つことができます。
- 長期間の関係: リピーターのクライアントさんの場合、10年前のことなども知っています。これにより、過去の経験を踏まえた提案やフィードバックができ、無駄がありません。
- プロンプト不要: ChatGPTはユーザーのプロンプトに依存して回答が変わりますが、人間はプロンプトを出さなくても突飛なアイデアや視点を提供できます。
- 一問一答ではない対話: ChatGPTは一問一答形式ですが、人間のコーチは一つの質問から無限にアイデアを広げることができます。
ChatGPTとの違いと人間のコーチのスキル
ChatGPTはユーザーのプロンプトが重要ですが、人間のライフコーチはプロンプトなしでも、相手に寄り添いながら自動的に質問を投げかけたり、必要なフィードバックを提供できます。
このように、ChatGPTとの違いが明確になると、私たち人間のライフコーチが磨くべきスキルが見えてきます。それは、発想力、イメージ力、想像力、創造力などです。
私が他のコーチとは違うとよく言われるのは、「感性を磨く」ことを常に意識しているからでしょう。AIにできる部分は任せ、人間のライフコーチにしかできない部分を、これからもさらに発展させていきたいと思います。
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