観念を手放す対話とChatGPT:15分で新しい視点へ

 あるお教室を主催している方との15分の1D1U セッションがありました。そこで、どうやって生徒募集のフライヤーを作るかについての相談がありました。

 クライアントさんは現在考えているキャッチコピーを教えてくれましたが、「人生100年時代・・・」という、よくあるフレーズでした。クライアント自身もこれが響かないと感じているようでした。

 次に、日程の表記についての相談がありました。7月から9月の予定を書きたいが、8月にフライヤーを手に取った人には7月の情報が不要になるため、後で二重線を引くべきか悩んでいました。それではスタイリッシュではないので、「毎週第1・第3・第4月曜日」と記載することを私は提案しました。

 フライヤーの大きさについても話が及びました。はがきサイズか、B5か、A4か。私は「置く場所にはどのサイズが適しているのか?」と質問しました。まずそれを確認してから、手に取りやすいサイズを考えるべきです。

 また、体験レッスンに来た人にどうやって継続を促すかという話題にもなりました。継続の案内用紙を作るのはもちろん重要ですが、体験レッスン自体がどれだけ良かったかを体験してもらうことが重要です。レッスン中に先生がどの程度関わるか、特別感を出す工夫が求められます。

 私がある提案をすると、「以前はできたが、今は難しいかもしれない」との返答がありました。しかし、それは程度の問題かもしれません。「安全な範囲であれば可能かもしれない」と考えてみるのも一つの手です。


 これまでの話を通じて、アイデアや行動を妨げている観念があるように感じました。15分のセッションでは、観念についてのフィードバックまでの時間はなかったので、クライアントさんへの追加のフィードバックとして、以下にChatGPTの分析を示します。

このクライアントさんの行動を妨げている観念は以下の通りです:

自己否定的な思考: キャッチコピーについて、「人生100年時代・・・」というありきたりの言葉を使っていることに対して、自分自身でも響かないと感じています。これは、自分のアイデアに対して自信を持てないことを示しています。

過度な完璧主義: 日程の表記について、フライヤーにあとから二重線を引くことを懸念しており、完璧でないことを恐れています。このような完璧主義は、行動を遅らせる原因になります。

柔軟性の欠如: フライヤーの大きさやデザインについて、置く場所のサイズを確認するなど、形式にとらわれすぎています。柔軟に対応することが難しく、進捗が遅れることがあります。

過去の経験に基づく否定的な予測: 提案に対して「以前はそれができたけれど、今はあまりしない方向になっているので難しいかも」と過去の経験から否定的な予測をしています。過去の経験に囚われすぎて、新しいアプローチを試すことを避けています。

リスク回避思考: 「安全な範囲なら可能かも」との提案に対しても、リスクを回避する思考が強く、新しいアイデアを実行することに対して慎重すぎる態度が見られます。

これらの観念がクライアントさんの行動を妨げ、フライヤー作成や継続的なレッスンの案内に対する積極的なアプローチを阻害しています。これらの観念に気づき、改善することで、より効果的な行動が取れるようになるでしょう。


 この短いやり取りの中で、ChatGPTが観念を的確に特定できるのは驚くべきことです。クライアントさんはこれらの観念に気づき、セッション中に思考をアップデートできたように感じます。私のセッションでは、具体的に何をするのかアイデアが決まることと、観念を手放すことが期待されていますので、15分という短い時間ながらも、クライアントを新しい視点へ導くことができたと思います。対話の時間を持つことは、行動を起こす上で非常に重要です。