秋開講予定のALL EARSコミュニティー告知のため、春からの受講生より、ご感想をいただきました。ありがたいことに感想を超えて、レポートになっていました。(笑)まずは、一番長いCさまのものを掲載いたします。ご感想をお寄せくださった皆様、ありがとうございます。
★Cさま
振り返りから始まる傾聴講座
月3回の傾聴講座では、まず前回の振り返りから始まります。それぞれが学んだことを念頭においてどう過ごしたか、またどんな変化があったかを報告します。他の受講生の話を聴いて、自分も同じような変化があったことに気づくことも多く、自分一人では気づかなかった学びや成長を共有できる貴重な時間です。
本を読んだ後、その内容について質問し、理解を深めていくのですが、毎回驚かされるのは、同じ本でも解釈や感じ方が人それぞれ異なるということです。もちろん共感する部分もありますが、意見を交わすことで、自分の考えを改めて整理し、言葉にする機会が生まれます。この講座は、ただ教わるだけではなく、聴き、感じ、考え、そして言葉にする、非常に能動的な学びの場です。
受講生が主体となる場
この講座が他のセミナーと違うと感じるのは、受講生が自ら何かを提供する場でもあることです。他者との違いを見つけ、その差について話し合う中で、新たな発見や理解が生まれます。相手の話を深く理解しようという姿勢が必要であり、それがまた傾聴力の向上に繋がっていきます。まさに学びながら、すぐに実践できる場でもあるのです。
面白いことに、最初の頃と比べて、皆の発言の時間が増えていることに気づきました。おそらく、丁寧に説明しようとすることで、自然と言葉が豊かになり、時間をかけて説明できるようになったからだと思います。そして、それは傾聴力がある人たちに囲まれているからこそ、安心して自分の想いを言葉にし、ゆっくりと紡ぐことができるのです。
安心して学べる環境
この講座は、そんな安心感のある場となっていると感じます。傾聴力が高まることで、発言や考えを引き出す力が進化している。講師や受講生の言葉を、ただ聴くだけでなく、お互いが引き出し合い、深め合う場として、私たちは成長しているのです。
傾聴力の進化と気づき
傾聴講座を受講し、私の傾聴力は明らかに進化しました。以前から、どちらかといえば話を聴くのは得意な方だと思っていましたし、相手から「話しやすい」と言われることもありました。ただ、それで本当に相手が満足しているのか、心の重荷が少しでも軽くなっているのかと考えると、どこか物足りなさを感じていたのです。
講座の初日、私は思い切って講師に質問しました。「傾聴力が上がることで相手に依存されるのが怖いし、相手の問題を解決できないのではと思うと、相談を受けること自体が怖く感じてしまう」と。矛盾した気持ちを抱えたまま進んで良いのかという不安もありました。そんな私の不安に対して、堀口さんは笑顔で「(いい意味で)無責任でいいんですよ」と教えてくれたんです。その瞬間、私は何か重荷から解放されたような気持ちになりました。これまで「自分が何とかしなければ」と思っていた私は、ただ「話を聴くだけでも相手のためになるんだ」と知り、とてもホッとしました。
探求する学びの場
朗読の後は、受講生の誰かが感想を述べ、それに対して講師が意見を述べる、さらにそこからまた別の意見が出るという、まるで探求のような時間でした。教わるだけではなく、誰かの発言を受けて考え、自分なりの意見を発することが、これほど能動的で楽しいとは思いませんでした。
あるとき「我を消す」ことについて話し合いました。傾聴する際には、自分を消して、相手の話を奪わず、ジャッジしないことが大切だと学びました。普段はどうしても自分の価値観で物事を判断しがちですが、傾聴においては、それを手放すことが必要です。
受講中に気づいたことは、人は皆違うということです。それぞれが異なるモノサシを持っているので、正直に話してもらうには、こちらがジャッジせずに聴く姿勢が重要だと感じました。そして同時に、人は寄り添ってもらえることが嬉しいという、共通の感覚も再確認できました。この講座を通して、ただ聴くことの力強さを学び、今後もさらに傾聴力を磨いていきたいと思っています。
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オンラインの傾聴講座では、月3回のレッスンを通して受講生同士が学び合い、温かく安心できる学びの環境を提供しています。ただ教わるだけではなく、聴くこと、感じること、考えること、そしてそれを言葉にすることで、自分自身の成長を実感できる場です。傾聴講座というと、資格取得のためのものが多いので、こうした「読書会+考察」の場をおつくりしました。お会いできることを楽しみにしています!
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