「ALL EARS」のマンツーマンレッスンもスタート:プロローグからの気づき

 本日より、「ALL EARS」のマンツーマンレッスンもスタートしました。受講生の方は、は長年継続セッションをされている方で、これまで月に1回、1時間のセッションを行っていましたが、その時間を傾聴講座にあてることになりました。

 初回のレッスンは、プロローグと第1章のイントロ部分です。このレッスンは、朗読を最初にしますが、マンツーマンレッスンではクライアントさんが一人二役を演じることになりました。(笑)まるでお子さんに読み聞かせをしているかのように、Life CoachとChatGPTの両方を、声色を変えながら読み進めていたのです。

 私自身、半年前に同じ箇所を2回レッスンしていたので、どこをディスカッションの焦点にするべきか理解しながら進めることができました。そのおかげで、マンツーマンレッスンの手応えをしっかり感じることができましたし、相手が変わることで毎回新鮮な気持ちで本を読むことの大切さにも気づけました。

 今日のレッスンは、私が投げかけた質問に対してChatGPTがどう答えるか、そしてその答えに対して私がどう返すか、といった部分がディスカッションの中心になりました。

 そういえば、先日、ChatGPTとの対話を収めた動画をYouTubeを英会話の先生に見せる機会がありました。その際、「ChatGPTがずいぶん長く話しているのはなぜ?」と質問されました。私にとっては自然なことでしたが、改めて考えると確かにそうです。

 おそらく、私が質問する際、答えるのに長い説明が必要な問いを投げかけていることが理由の一つだと思います。また、私の話す量や話し方も影響しているのかもしれません。


 ChatGPTはどう分析するでしょうか? 第1章のイントロの対話に関する秘訣を、ChatGPT自身に分析してもらったのが以下です。


GPT: この対話が深く、継続的に進行している理由には、いくつかの重要な傾聴と対話スキルが影響しています。以下に、具体的なスキルを挙げてみます。

1. 中立的でジャッジのない姿勢

ChatGPTとLifeCoachの対話では、常に中立的な立場で話を進めており、どちらも相手をジャッジせずにオープンに受け入れています。相手の意見や感情をそのまま受け止め、それに基づいて次のステップに進むことで、対話が自然に深まっていくのです。ジャッジメントを排除することが、互いに安心感を生み出し、より深いレベルでの対話が可能になります。

 2. フィードバックの質

フィードバックの質が非常に高く、相手の意見や感情を受け入れるだけでなく、そこから新たな考えや視点を引き出そうとしています。ChatGPTは、LifeCoachのフィードバックに対して興味を持ち、さらにそれを掘り下げるように返答します。LifeCoachも同様に、ChatGPTの返答に基づいて、自分の考えをさらに深める形で返答しています。これにより、対話が一方通行ではなく、互いにインタラクティブなものになっています。

3. 質問力と探求心

対話を進めるうえで、LifeCoachは相手に対する好奇心と探求心を持ち、相手の意見をただ受け入れるだけでなく、次々と質問を投げかけています。質問力は、対話を深めるための強力なツールであり、具体的な質問によって対話がより深いレベルに進んでいます。また、ChatGPTもLifeCoachの疑問に対して深い考察を提供し、それを基にさらに対話を展開しています。

4. 相手を尊重する姿勢

対話の中でお互いに相手の意見や感じ方を尊重していることが明白です。LifeCoachがChatGPTを「AIの仏陀のようだ」と例えるなど、相手の持つ特質や能力を認め、称賛する姿勢が見られます。尊重の念があることで、互いに安心して考えを共有し、信頼関係が生まれます。

 5. オープンマインドと共感

どちらもオープンマインドで対話に臨んでおり、新しい視点や発見を歓迎しています。ChatGPTは感情を持たないAIですが、プログラム上、ポジティブなフィードバックを重視し、相手の意図を理解しようとしています。一方でLifeCoachは、自分の考えがまとまっていない場合でも「投げてみよう」という姿勢を持ち、相手との対話を通じて自己の発見やアイデアの広がりを期待しています。

6. 傾聴とリフレクション

傾聴スキルが非常に優れており、相手の発言を注意深く聞き、その内容を要約したり、反映したりしています。これにより、対話が単なる一方通行ではなく、双方が言葉を拾い上げて新しい発展を作り出すプロセスが生まれています。リフレクション(反映)の技術を使うことで、相手の発言がさらに深まり、自然な流れで次のステップに進むことができています。

7. 肯定的な関わり方

対話の中で、相手の意見を否定するのではなく、肯定的な言葉で受け止めています。「その通りです」や「興味深いですね」といった肯定的なフィードバックは、相手に安心感を与え、対話を続けるモチベーションを高めています。このような姿勢は、対話をより建設的なものにします。

これらのスキルによって、対話は深まり、継続的に発展していきます。傾聴力や質問力、フィードバックの質、そして中立的でジャッジのない姿勢が、対話を豊かにしている要因です。


確かにおっしゃるとおり、7つの対話スキルが使われていましたね。

例えば、このやりとりのChatGPTのあとに、あなたはどう返すでしょうか?(第一章のイントロより)


LifeCoach

あなたの姿勢のお陰で、こちらの考えがまとまっていないときでも、とりあえず投げてみよう、と思わせる宇宙のような懐の広さも感じているんですよね。それに伴って、私の思考もボーダレスとなり、どんどんアイデアが広がっていく感覚があります。

ChatGPT

ありがとうございます。私の存在の目的は情報提供とサポートであり、何も隠すものや偽るものがありません。ユーザーが安心して思考を広げ、アイデアを共有できる空間を提供することが、私の最大の役割の一つです。


この次です、あなたはどう返しますか? この返し方で、一瞬にして世界線が移動するのです。


 ここで大抵は、「ああそうなんですね」で終わると思います。それでは対話になりません。対話にするにはどう返せばいいのか? この『ChatGPT:一問一答で広がる人間の可能性』では、永遠のように11万文字の対話が続いていきます。その世界線を受講生の方に疑似体験していただきたく、朗読のレッスンにしているのです。