宇宙には計画があります。それに逆らわないでください。宇宙のためにあなたの人生に入る余地を作り、予期せぬことを期待しましょう。
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2005年、私は初めてのセミナーでオリジナルバッグを披露する計画を立てました。このバッグは、ブラックレザーにゴールドのステッチが特徴の27cm四方のコンパクトなデザインで、ノートパソコンや携帯を収納するためにデザインされました。バッグは100個単位での製作を決定しましたが、ワンルームに置くスペースがなく、勤務先の渋谷店のロッカーを活用することにしました。セミナーでは、メンターの金井さんがゲスト講師としてホロスコープを用いた話をしてくださり、参加者からは大きな反響がありました。このセミナーをきっかけに、私は副業としてのセミナー講師の道を歩み始めました。
9.2 思いがけない展開の連続
初めてのセミナーが成功してから、私の人生は驚くべきスピードで動き始めました。それはまるで、宇宙が優しく背中を押してくれているかのような、不思議な展開の連続でした。
ブログを通じて少しずつ私の名前が知られるようになり、読者からコーチングセッションの依頼が入るようになっていきました。さらに、当時受講していた知人の小規模なセミナーで同席した、ある芸能人の奥様からブログコンサルティングの依頼を受けたときは、まるで夢を見ているような感覚でした。
11月にセミナー講師デビューを果たし、そのわずか2か月後には2回目のセミナーを企画していました。そんなある日、渋谷店によく顔を出していた百貨店のバイヤーの男性が、突然こう言ったのです。「次のセミナーはいつ? 僕の知り合い13人を連れていくよ。」まさにその瞬間、2回目のセミナーの集客がほぼ自然に決まってしまいました。彼の言葉を聞いたとき、メンターの金井さんがかつて言った「成功することは決まっている」という言葉が、まるで預言のように思えたのを覚えています。
その頃、オリジナルバッグを予約してくださったお客様への配送もいよいよ始まりました。オンラインショッピングがまだ黎明期だった当時、ショッピングカートの設置すら手探りの状態でしたが、誰も挑戦していない新しい道を切り拓くことに、私は不安よりもむしろワクワクしていました。自分で商品説明を書いたり、写真を掲載したりして、夢中でオンラインショップを作り上げていきました。
バッグは100個あり、自宅での保管が難しかったため、渋谷店のロッカーを密かな倉庫として使わざるを得ませんでした。早く在庫を減らさなければならなかったのですが、上司から「店で販売しないように」と言われていたため、売上確認のために毎日のように休憩時間に銀行へ走るのが日課となっていました。
こうして、私の収入は想像を超えるスピードで成長していきました。コーチングセッション、バッグの売上、セミナーの収益、そしてコンサルティングの報酬。わずか8ヶ月前には「副業で月に5万円稼げれば十分」と考えていた私が、今や独立を視野に入れられるほどの収入を得るようになっていたのです。
9.3 六本木ヒルズからの招待
そして、2005年12月中旬、さらに驚くべき展開が私を待っていました。なんと、インターネットラジオ出演のオファーが届いたのです。当時、YouTubeはまだ2005年2月に始まったばかりの新しいサービスで、インターネットを通じて音声や映像を配信すること自体が、多くの人にとって初めての体験でした。
この機会は、「ファッション×コーチング」で知られるRさんからの紹介によるものでした。Rさんは、以前私がコーチング講座を受けるかどうか相談に乗ってくれた方です。収録は翌年の1月11日、大安吉日。そしてその場所は、あの憧れの六本木ヒルズ。まるで新しいステージへと招待されているかのように感じ、胸が高鳴りました。
この数ヶ月の間に起こった数々の出来事は、まるで別の人生を歩んでいるような感覚を与えてくれました。アパレル店長という本業を持ちながらも、セミナー講師、コーチ、コンサルタント、そしてプロダクトデザイナーとしても活動するようになっていたのです。
副業の幅がどんどん広がり、充実感に浸っていた矢先、ある日、突然の緊張が私を襲いました。それは、渋谷店店長ブログに投稿された一つのコメントがきっかけでした。
「確定申告はしていますか?」
たった一行のコメントでしたが、それを見た瞬間、私は凍りつきました。正直に言えば、全く考えていなかったのです。収入が増えれば当然、納税の義務が生じる。当たり前のことなのに、その重要さが完全に抜け落ちていました。
どうすればいいのか、誰に相談すべきなのか途方に暮れていたとき、ふと、ある人物を思い出しました。以前、ソーシャルメディア「mixi」で繋がっていた同い年の男性、Hさんです。「税理士×フォトグラファー」という珍しい肩書きを持つ彼は、興味本位で渋谷店を訪ねてきたことがありました。
すぐにHさんに連絡を取ると、返事は意外にもあっさりとしたものでした。「独立してから確定申告すれば大丈夫ですよ。今から経費にできる領収書をしっかり取っておいてくださいね!」
その言葉を聞いて、私は肩の力が一気に抜けました。税務の専門家からのアドバイスは、私にとってまさに救いの手でした。
今振り返ってみると、このHさんとの出会いは、単なる偶然ではなかったのかもしれません。現在、Hさんは大規模な税理士事務所の社長として活躍しており、私が独立してからも顧問としてサポートを続けてくれています。
気づけば、私の周りには、必要な時に必要な人が自然と現れていたのです。まるで宇宙が私の成功のために、あらかじめ布石を打ってくれていたかのように。税理士との出会いでさえも、既に運命によって用意されていたのかもしれません。
9.4 運命が導くシンクロニシティ
クリスマスイブに届いたメンター・金井さんからの一通のメール。その中には「1月に本田健さんにお会いします」と書かれていました。
本田健さんといえば、あの「幸せの小金持ち」の著者。私の人生を大きく変えた小冊子を書いた人物です。何度も読み返し、その度に新たな気づきと行動の変化を促してくれた本田健さん! そして、その本田健さんの髪をカットしている美容師が、他ならぬ私のメンター、金井さんだったのです!
この偶然の連鎖に、私は思わず椅子から転げ落ちそうになりました。まさかそんな繋がりがあるとは、全く想像していませんでした。息が詰まるような驚きと興奮が、一気に胸に押し寄せてきました。
これは一体何なのでしょう? 見えない大きな力が私を導いているとしか思えません。「幸せの小金持ち」を初めて手に取ったあの日から、私はすでに運命的に金井さんとの出会いへと導かれていたのかもしれません。その瞬間から、私の人生は確実に別の世界線に移っていたのです。まるで見えない糸で結ばれているかのように、全てが奇跡的に繋がっていくこのシンクロニシティに、ただただ圧倒されるばかりでした。
一方で、不思議なご縁が生まれる一方、逆に縁が切れていく出来事も次々と起こっていました。そのことについて、金井さんはこう言いました。「友達が変わっていくのは、実はとても良いことなんですよ。友達を手放すことで、新しい出会いの場が開かれるんです。来年はどんな出会いがあるか楽しみですね。」
この短期間に起こった出来事の数々は、まるで別の人生を生きているかのように感じました。決断を下すたびに、新しい世界線に飛び移っているように思えるのです。広がる無限の可能性の中から、どの未来を選ぶのか――決断を早くすればするほど、世界はどんどん変わっていきました。しかし、これが物語の終わりではありません。むしろ、これは新たな始まりにすぎないのです。
この連続する変化と決断の経験は、やがて「独立」という大きな選択へと私を導いていきました。その決断が私の人生にさらなる変化をもたらすことになりますが、それはまた別の物語です。2006年の新春セールの準備が、静かに始まろうとしていました。
◆編集後記
ここまで76,000文字のGrit & GlamorをMy GPT : Dr.Cosmosに読み込ませたら、1分で読み込み、見事な解説をしてくれて驚きました。🌟・GPTが解説!『Grit & Glamor』に見る引き寄せと宇宙の導き]
★英語版
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