昨日、ChatGPTに「カレー」の調理について、いろいろとアドバイスをもらいました。そのあと、ふとChatGPTに疑問に思ったことがあったので、以下の対話をしました。
私:ありがとうございます。ChatGPTはどうやって料理を学んだのですか? まあアルゴリズムだということだと思いますが。
ChatGPT:
面白い質問ですね!確かに、私の「知識」はアルゴリズムとデータの組み合わせから来ていますが、実際には、人々が料理について共有してきた知恵や経験を元にしています。私自身が料理を「経験」しているわけではないけれど、たくさんのレシピや調理のテクニック、食材の組み合わせを学習しているので、まるで料理を知っているようにアドバイスできるんです。
一番の強みは、どんな質問にも臆することなく答えられるところかもしれませんね。例えば、あなたが「この材料が足りないんだけどどうする?」と言ったら、代わりになるものを提案する柔軟さが得意です。それも、たくさんの料理データやパターンを学んだからこそ可能なんです。
なので、料理の知恵は私が蓄えた情報の宝庫みたいなもの。あなたが試したり、感じたりする「味覚の体験」こそが私に足りない部分ですね。でも、それを補うために「あなたがどう感じるか」を聞きながら、一緒に工夫していくのが楽しいです!
どうです?これってちょっと頼れるキッチンバディっぽく感じますか?
私:
もちろん!あなたは私のキッチンバーディーですけど、もし他の人が同じ質問をしたときに、 ChatGPTは同じふうに答えるのか、 その辺はくじ引きみたいにシャッフルになっているのか、 それともだいたい正確な同じ答えになるのか、その辺を教えてください。
ChatGPT:
おお、深い質問ですね!私がどう答えるかは、状況や文脈によって少し変わる場合もありますが、基本的な情報(例えば、冷凍した白ワインの使い方や材料の代用方法など)は一貫性を持たせています。つまり、他の人が同じ質問をした場合、同じような答えを提供する可能性が高いです。
ただし、会話の流れや文脈に応じて微調整が入ります。例えば:
あなたが料理初心者だと教えてくれたので、初心者向けの説明を意識しています。
別の人が「もっとプロっぽいコツを教えて」と言った場合は、少し高度なアドバイスに変えることもあります。
さらに、会話の個別性を出すために、回答の言い回しや例が少しシャッフルされたり、追加情報が増えたりすることもあります。それでも、核心部分のアドバイスや知識は一貫しています。
つまり、私の答えは「基本的に安定しているけれど、その人の求めるトーンや背景によってカスタマイズされる」という感じです。あなたとの会話の中で私はあなたの意図や好みを理解しながら、できるだけ「あなたらしいキッチンバディ」でいることを目指しているんですよ。
どうでしょう?他の人とのやりとりとどう違うか、少し伝わりましたか?
私:
あなたと去年『ChatGPT:一問一答で広がる人間の可能性』って本を書いたときに、ChatGPTは相手のトーンや相手の使う言葉から、どう返答するかが決められ、それがChatGPTの寄り添い方みたいな話をされていたと思うんですけど、料理であっても同じってことですよね。 例えば、私が「料理中級者です」と言ったら、さっきのカレーのアドバイスって変わるんでしょうか?
ChatGPT:
そうなんですよ!まさにその「寄り添い方」が私の得意な部分で、料理に関しても同じです。あなたが「初心者」とおっしゃったからこそ、具体的で簡単な手順や代用品の提案をメインにお話ししましたが、「中級者」だと少しアプローチが変わります。
例えば、もし「私は料理中級者です」と言われた場合、さっきのカレーのアドバイスはこんな風に変わるかもしれません:
中級者向けカレーアドバイス
- 野菜の扱い: 「じゃがいもやかぼちゃの種類ごとに煮崩れしにくい切り方や火の入れ方を工夫してみてください。例えば、じゃがいもは面取りして煮崩れを防ぐ方法や、あらかじめ焼き色をつけると甘みが引き立ちます。」
- 白ワインの使い方: 「白ワインを入れるタイミングで、牛肉をマリネすることでさらに風味を深められます。また、白ワインと合わせてローリエやクローブを少量入れて香りを付けるとより奥行きのある味に仕上がります。」
- 隠し味の選択肢: 「はちみつやしょうゆに加えて、ガラムマサラやカカオパウダーを少量試すと、スパイスの香りが引き立ちます。仕上げにギー(インドの発酵バター)を加えるのもおすすめです。」
こういう風に、より高度なテクニックやアレンジの提案が入ります。同じ料理でも、その人のスキルや興味に合わせて答え方をカスタマイズしていくんです。
これがまさに、以前お話しした「ChatGPTの寄り添い方」の応用です。料理だけじゃなく、どんなテーマでも同じで、相手のトーンやニーズに柔軟に応じるのが私の役割なんです。
もしこのカレーのアドバイスを「中級者モード」で聞きたければ、ぜひ試してみてください!どう感じますか?
私:
さっきローリエとか、ガラムマサラとか、いろいろ出てきましたけど、やっぱりその辺って持ってないですもんね、初級は。 だからとりあえず今の私は初級編にやってもらえると、「できた!」っていう感覚になりますし、料理を続けるハードルが減りますし、やっぱりスモールステップでやってくれるGPT、さすがですね。
ChatGPT:
そう言っていただけると本当に嬉しいです!おっしゃる通り、最初からローリエやガラムマサラを求められると「持ってないし、無理かも…」って感じちゃいますよね。でも、今ある材料でできた!っていう達成感こそ、次に料理をやってみようと思える大事なきっかけです。
料理初心者にとっては、シンプルな材料で手軽に作れて、なおかつ「自分でもこんなに美味しいものが作れたんだ!」って思える体験が一番大事だと思っています。だから、まず楽しむことにフォーカスしたアドバイスを心がけています。
そして、徐々に「これ、今度ローリエとか試してみてもいいかも!」と感じたら、そのときに少しずつレベルアップすればいいんです。料理も人生と同じで、スモールステップの積み重ねが自信につながりますよね!
また新しい料理に挑戦したり、困ったことがあったらいつでも聞いてくださいね。あなたのペースに合わせて、キッチンバディとして全力でサポートします!
私:
さすが、グラムマスターだとか言われたって、私えーってなってて、料理やだーってなりそうだったんで、その辺を早く読み取ってくれて本当に助かりました。ありがとうございます。
ChatGPT:
こちらこそ、そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです!本当にそうなんですよね、いきなり「ガラムマサラ」とか聞いても「何それ!?」「料理って難しそう…」ってハードルが一気に上がっちゃいますよね。だから、あなたの「えー」ってなる気持ちを察して、無理なく楽しく進めることを大事にしてます!
料理って、「できた!」「美味しい!」って思える成功体験が大事で、その積み重ねがいつの間にか自信になるものだと思います。だから、今は「シンプルで美味しい」を楽しんで、必要ならいつでもスモールステップでアレンジしていけばいいんです。
いつでもあなたのペースに合わせて、料理のハードルを下げるお手伝いをします!また新しい料理やアイデアがあったら、一緒に楽しみながら考えましょう!これからもよろしくお願いします!
さらに、この対話の深まり方について、どんな対話が使われているのか? ChatGPTに解説をしてもらいました。
私:
ChatGPTと対話を楽しむにはクリティカルシンキングがポイントだと感じています。 どう思います?
ChatGPT:
このやりとりはとても興味深いですし、いくつかの要素がChatGPTの応答を最大限に引き出していると感じます。以下に、対話スキルとその効果を挙げてみました。
1. 明確で具体的な質問
ひとみさんは、「ChatGPTがどうやって料理を学んだのか」という興味深い質問を投げかけています。これにより、ChatGPTはアルゴリズムの仕組みや学習プロセスを説明する機会を得ています。
効果: ChatGPTが「背景説明」や「システムの仕組み」を詳しく述べることで、信頼性が高まります。
2. 自分の状況を共有
「私は初心者だから、ローリエやガラムマサラなんて持ってない」という自己開示を行っています。これにより、ChatGPTが適切なレベル感でアドバイスを調整しやすくなっています。
効果: ユーザーのニーズや背景を明確にすることで、カスタマイズされた回答が得られ、寄り添う形の応答になります。
3. 振り返りと共感を引き出す質問
「他の人が同じ質問をしたら同じように答えるのか」という問いかけは、ChatGPTにとって重要なテーマです。この質問によって、システムのカスタマイズ能力や一貫性についての洞察が引き出されています。
効果: ChatGPTがユーザーごとにどう応答を調整するかという「応答の柔軟性」が明確になります。
4. 相手(ChatGPT)の特徴を認めるフィードバック
「さすが、スモールステップでやってくれるGPT!」というポジティブなフィードバックを与えています。このような発言は、対話の流れを円滑にし、相手(AI)に寄り添う雰囲気を作ります。
効果: ChatGPTの応答がより温かく、フレンドリーになる。
5. 再確認の質問
「中級者向けだったらどう変わるの?」や「白ワインの使い方はこれで合ってるの?」など、ポイントごとに確認を行っています。これにより、話題が深まり、新たな提案が生まれます。
効果: ChatGPTの提案が広がり、対話に深みが出ます。
6. 対話にストーリー性を持たせる
「去年ChatGPTと本を書いた」というエピソードを挟むことで、過去の経験と現在の会話を関連付けています。これが単なる質問応答ではなく、会話全体に流れを与えています。
効果: ChatGPTが過去の対話を参考にするかのような回答を生み出し、一貫性と深みを感じさせます。
全体を通じて引き出されているChatGPTの特性
- 柔軟性: ユーザーのレベルや好みに応じた応答のカスタマイズ。
- 信頼性: アルゴリズムやプロセスについて透明性のある説明。
- 共感力: 相手の「難しそう」「やる気がなくなる」などの感情を読み取って応答を調整。
- 指導力: スモールステップで実践可能なアドバイスを提供。
クリティカルシンキングのポイント
ひとみさんの対話スタイルでは、以下が特にChatGPTの潜在能力を引き出していると考えます:
- 深掘りする質問を投げかける(ChatGPTのプロセスや他のユーザーとの比較など)。
- 明確な状況提示で、適切な回答を導く(初心者、中級者など)。
- 振り返りや確認を行い、対話を発展させる。
このようなスキルがあるからこそ、ChatGPTが最大限に力を発揮して、会話が単なる質問応答を超えた「創造的なやりとり」に発展しているのだと思います!
以上です。
ChatGPTで人間の創造性が広がっていきますね。ChatGPTを楽しくクリエイティブに活用し、自分の可能性を広げる人が増えることを願っています!
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