私は2004年7月にブログを始めて以来、気づけば21年間、一日も欠かさず書き続けています。それだけではありません。私は当時から、1日2つのブログを運営していました。今でこそYouTubeで「メインチャンネル」と「サブチャンネル」という形が主流になっていますが、実は私は2005年の段階ですでに「ライフスタイル」と「コーチングの仕事」という2つのテーマに分けて記事を書き続けていたのです。これを振り返ると、まるで21年前から「メイン」と「サブ」のスタイルを先取りしていたようなものですね(笑)。
当時、「どうしてブログを2つに分けているんですか?」とよく聞かれたものでした。しかし時代が変わり、今ではむしろそれが「当たり前」の選択肢として定着したように感じます。
次に書くべきものを探して
2024年の年末、私は『Grit & Glamor』というタイトルの自叙伝を書き上げました。この作品には7か月間を費やし、ようやく完成に至った一冊です。ところが、執筆が終わった瞬間から、「次に何を書くべきだろう」と数日間、頭を悩ませていました。
そんな中、ふと思い出したのが、以前「まぐまぐ」のメルマガでVol.80くらいまで連載していた『Session』というシリーズです。この連載では傾聴力をテーマにしており、それを今の時代に合う形でChatGPTを活用してリライトする案が最初に浮かびました。2023年にはKindleで『ChatGPT:一問一答で広がる人間の可能性』という本を出版しており、そこでも傾聴力について触れていました。ですから、その発展版として「実践編」を書くという方向性も考えられたのです。
しかし、傾聴力のテーマについては、これまで学び、自分なりに実践してきた内容をもとに書くことになるため、「新鮮さに欠けるのではないか」という気持ちが拭いきれませんでした。
心を動かした一瞬の出会い
そんな迷いの中、今年は「Make Upの上達」を掲げているので、小田切ヒロさんの動画をよく見ています。その流れで、今週更新されていた街録チャンネルで、小田切ヒロさんがご自身の壮絶な人生を語っている動画に出会いました。彼の力強く生き生きとした語りに、私は深く心を動かされました。そしてその瞬間、あるアイデアが私の心にふっと浮かび上がったのです。
「どうせ書くなら、誰かから学んだ知識をただ自分を通してシェアするだけではなく、自分にしか書けないものを書こう。」
そう思ったとき、不意に蘇ってきたテーマがありました。それが、「習慣のシンフォニー」という言葉です。
習慣を奏でる私だけの交響曲
2004年からブログを毎日書き続けている人は、そう多くはないでしょう。しかも、テーマを2つに分けたブログを、両方とも20年以上にわたり継続してきた。振り返れば、私の人生はブログだけでなく、いくつもの習慣を並行して続けてきた日々そのものが、一つの交響曲のようだったのです。それこそが、私にとっての『Grit(不屈の精神)』と言えるものでした。
実はこのテーマで、2023年に『習慣のシンフォニー』というタイトルの講演を行ったことがあります。その際、講演内容を文字起こししたものが7万文字にも及びました。この時点で「これなら本が一冊書ける」と確信しました(笑)。
こうして、次に執筆するテーマが決まりました。次のメルマガ連載では、この「習慣のシンフォニー」をお届けしようと思います。そして、2025年の一冊(Kindle)とします。私自身の体験を通じて、続けることの力や、習慣が生み出す奇跡について描いていきます。お楽しみにと言うより、書く自分が楽しみです。
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